Windows 7 の製品版は複数台のPCにインストール可能?

製品版購入で家庭にある4台のパソコンをWIN7使用可能なスペックに更新した場合に全ての台数にインストール可能かどうかが知りたい」という内容のご質問をいただきました。


このご質問の意味が「1つの製品版 Windows 7 は、複数台のパソコンにインストールできるの?」だとすると、結論としては「できない」ということになります(^^;)

これは、通常の製品版(パッケージ商品)あるいはパーツと同時購入するDSP版の、いずれの場合でも不可、ということです。逆にいうと、必要な台数分だけ購入する必要がある、ということになります。


複数台のパソコンにインストールできない理由を簡単に説明すると、OSを使用するために必要な「プロダクトキー」が、1台のパソコンでしか使えないためです。


Windows XPVista、7などのOSには(そしておそらくWindows 8 には)、ソフトウェアの不正コピーを防止する技術として、ライセンス認証(またはプロダクト・アクティベーションが採用されています。OSの機能をすべて利用するためには、インストール後 30 日以内に Windows をライセンス認証する必要があります。

ライセンス認証とは具体的には、「プロダクトキー」を入力する作業です。プロダクトキーとは、英数字の組み合わせ文字列で、商品パッケージなどに貼られたシールに記載されています。
※プロダクトキーを記載したシールはたいてい、包装フィルムの外側に貼られているため、うっかり包装フィルムごと捨てたりしないよう、気をつける必要あり。


このプロダクトキーは(というより、そもそもOSは)通常、1台のPCでの使用しか認められいません仮に同じプロダクトキーを使ってライセンス認証を試みたとしても、エラーあるいは警告が出て、ライセンス認証に失敗するはずです。


というわけで、1つの製品版(のプロダクトキー)で、複数台のパソコンにインストールすることはできない、ということになります。
※正確にいうと、インストール自体はできるけれど、ライセンス認証は行えないため、結局のところ複数台で使用することはできない、ということになります。


ちなみに通常、ライセンス認証はインターネットを通じて行われます。ライセンス認証は、プロダクトキーおよびPCのパーツ構成の情報をもとにして行われます。このため、パーツの交換などでPCのパーツ構成を大幅に変えたり、あるいは何度もOSの再インストールを繰り返したりしたときには、再びライセンス認証を求められることがあります。場合によっては、電話による認証が必要となることもあるようです(めったにはないようですが)。


以上、とりいそぎ、回答がわりとしてこちらに投稿した次第ですが……あらためてOSの説明ページにも追加しようと思います。

【参考リンク】

64bit版Windows 7で、32bit版のソフトウェアが使える?

OSの選び方(Windows 7)の説明ページについて、メッセージをいただきました。
ありがとうございます。
「64bit版Windows 7でも、32bit版のソフトウェアが使える」というお話です。

以下、一部(大部分?)を引用させていただきます:

自作機で使用しているWin7 64bit版Ultimateには、64bitのソフトをインストールProgram Filesフォルダの他に、32bit版のソフトをインストールするProgram Files (x86)フォルダが専用に設けられており、32bit版ソフトもほぼ問題なく使えます。したがって、メモリー容量をフルに使えるWin7 64bit版がお勧めです。

なるほど〜。で、「Program Files (x86)」をキーワードに検索してみたら、こんなページを発見。Ultimate以外でも大丈夫そう?

Program Files(x86)フォルダとは? - Windows7移行まとめwiki

ただ、「周辺機器の対応」が気になったりも。『最近の製品でも32bit対応ドライバのみ』という場合もあるとか……これについては、以下のページが参考になりそう?

32bit版と64bit版の違い - Windows7移行まとめwiki

なにはともあれ、メッセージありがとうございました。
今後の参考にさせていただきます。

自作パソコンの予算および組み立て時間について

自作パソコンの予算および組み立て時間について、ご意見ご感想フォームから質問をいただきました。

『組み立て品の性能(グレード)にもよるとおもいますが予算、時間など見当がつきませんが……』

なるほど、たしかに自作パソコンを組み立てるための予算や時間については、私のサイト「自作パソコンの作り方マニュアル」には書いていなかったような(^^;)


個人的な考えですが、予算については「10万円」前後は見ておいた方がよいかと。もちろん、各パーツのグレードにもよりますが、「売れ筋パーツ」で構成した場合、OSも含めて10万円前後は必要かな? と思います。

一方、自作パソコンの組み立て時間については「二日間」ぐらい、見ておいたほうが良いと思います。純粋に組み立てる作業だけなら、1日もかからないでしょう。しかし実際には、各パーツを箱から出したり、ゴミを片づけたりと、組み立て以外の作業も必要となります。またOSなどソフトのインストール作業もそれなりに時間がかかります。

組み立て作業自体も、慣れていない場合は説明書・マニュアルを確認しながらの作業となるので、やはり時間がかかります。すると疲れがたまってくるわけですが、そこで作業を強行すると、うっかりミスでパーツを破損させてしまうことも……というわけで、途中で食事をとったり、休憩したり……ということで、やっぱりそれなりに時間がかかります。

ショップのように作業環境が整っている場合はともかく、部屋の大きさや作業場所などスペースが制限されている自宅では、やはり組立には結構時間がかかるもの、と考えておいた方がよいでしょう。というわけで、個人的には、余裕を持って「自作PCの組立には、二日間」とアドバイスさせていただきます。


とまあ、こんな感じですが、質問を送っていただいた方がここをご覧いただいているかどうか……?(汗)

「PC電源の選び方」を一部更新

PC電源の選び方のページを一部更新しました。「自作パソコン用電源選びの参考ページ」の紹介枠に、「電源容量 ☆ 皮算用 ☆ 計算機。」のページを追加しました。

更新のきっかけは、ページへの感想メッセージ。PC電源の選び方のメッセージ送信フォームから「ページの感想 = 説明が足りない」というご感想を頂きました。そしてコメントとして、「電源容量 ☆ 皮算用 ☆ 計算機。」のページも追加しておくべき、というアドバイスが添えられていました。ありがとうございました。

……とまぁ、ひさびさの更新で恐縮なのですが。


いろいろあって更新ができていなくて、気がつくと、ずいぶんと当サイト「自作パソコンの作り方マニュアル」の内容も古くなっているという。今や、主流のCPUはCore i7とかi5なのに……(汗)。
※注)このブログは「自作パソコンの作り方マニュアル」の更新情報用ブログだったりします。

全面的に内容を改訂しようと、少しずつ文章を作成しているのですが、いつになることやら?

「ドスパラ大阪日本橋店 移転」ですって

大阪・日本橋自作PCパーツショップとしておなじみ、かどうかはわかりませんが(おいおい)。
ドスパラ大阪日本橋店」が移転するというお話。
4月20日(日)閉店、4月25日(金)より、「ドスパラ枚方店」として新装オープンするのだとか。

ドスパラ大阪日本橋店 移転のご案内 - ドスパラ
http://www.dospara.co.jp/info/share.php?contents=move_npb&m=n

ドスパラ大阪日本橋店」、決してお店の規模は大きくはなかったのですが、開店時間が10:30と早かったので(たいていのお店は11:00開店)、けっこう便利だったのですが、移転するとは残念。
#といっても、そんなにしょっちゅう、利用していたわけでもないですが(^^;)

それにしても、ドスパラと言えば以前は3店舗あったのですが。私が最初に自作パソコンのパーツを買いそろえたのは、「ドスパラなんば店」だったのですが、今はもうありません(現在は「じゃんぱらD-style NAMBA」になった、と思う)。そして今回、ドスパラ大阪日本橋店が移転。

日本橋ドスパラは「ドスパラなんばPrime館」だけになりましたね。
ここも規模は大きくないのですが、たまに特価品があったりするので、よくチェックするお店だったりします(笑)。
※ギガバイト製品が強いという話……(店員さん談)


というわけで、ひさびさに日記を書いてみました。

実は、今年になってPCを一新、E8400のメインマシンになりました。
また次作体験記など綴っていけるかもしれません。
こうご期待?!

【ページ更新】CD・DVDドライブの選び方

以下のページを更新しました。

「最新パーツ・売れ筋ピックアップ」のほか、「接続方式(ATAPI、S-ATA)の違い」を新たに追加しました。簡単に説明すると、従来のATAPI接続とは別に、S-ATASerialATA)接続のDVDドライブが登場しているというお話です。詳しくは、リンク先ページを参照していただければと思います。


<参考>

【ページ更新】PCケースの選び方

以下のページを更新しました(「最新パーツ・売れ筋ピックアップ」のみ)。

ランキングを見ると、Antecの製品が注目を集めている様子。なかでも一番の売れ筋PCケースは「P180」シリーズ。高い冷却効率とノイズ軽減を実現した静音ケースとして、人気があるようです。

ところで、2007年第1四半期には「P180」を改善した後継機種「P182」も登場するようなので、関心のある方はチェックされてはいかがでしょう?


<参考>