FPD International 2008を見てきました。


今年のFPDは松下も見合わせということで、大変韓国色につつまれた内容でした。
今やパネルメーカーとしては韓国の方が進んでいるかもしれません。
品質はさておいてですが....
今年のテーマは各社省エネルギーのようで、50インチクラスの液晶ディスプレイでも100W前後を達成してるなど、消費電力を比較しているブースが多かったです。

さて、その中で息が荒かったのがサムスンでした。
そのサムスンブースの中から動画でどうぞ。

◆40型有機EL

解像度:1,920×1,080ドット
コントラスト比:100万:1
輝度:200cd/m2
奥行き:8.9mm

◆31型有機EL

解像度:1,366×768ドット
コントラスト比:100万:1
輝度:200cd/m2

共に”Super MicroCavity Bottom Emission構造”

レーザーを使わずに結晶化を行なうSGS(Super Grain Silicon)技術を利用して大型化を実現。また、輝度や色再現の向上が難しいというボトムエミッション構造を改良した、Super MicroCavity Bottom Emission構造を採用し、発光効率の向上とともに色再現性を向上。NTSC比で107%の色再現を可能としたという。

AV WATCH
いままで大型化の難しさは製造方法でした。どうやらその製造方法に新しい手法を取り入れたようです。
しかし、相変わらずすさまじい絵です。
コントラストや動画のスピードなどは文句なしですね!

◆63型4kプラズマ

解像度:4,096×2,160ドット
ドットピッチ:0.339×0.363mm
コントラスト:5,000:1
輝度:1,000cd/m2
いまやプラズマパネルをまともに生産しているのはここと松下くらいになってしまいました。
4kは、いやしかし、すごいですね。写真です。
液晶でも4kはすでにあるので、その辺との差別化ですかね。

◆240Hz液晶

ソニーも出してましたね。サムスンの表示は非常にうまいのですが、ちゃんとした動画ではなかったので、これで評価は危険です。
こういう絵を出していたということは動画はきっとまだまだなのでしょう。
結局240Hzは元の60Hzの絵からどうやって補完した絵を作るか(しかもリアルタイムに)ということになります。
絵を作り出しているので、画像処理能力で決まるかなと。高速なチップと効率のいいアルゴリズムができればどのメーカーでもできる技術かなと思います。

いよいよテレビの主部品(パネル)の生産拠点は日本から中国(韓国)へかもですね。
品質落ちそうだなあ。