始まってますアノ写真セレクト五萬枚

代替文


 ついに始まりました。WAHAHA本舗さんの写真セレクト祭り。五萬枚は嘘ですけど、マジで3,000カットはある模様(数える気がない)。うひょひょひょ、ヘンなポーズばっかりだ。ま、そういう企画意図なんですけど。しっかし久本はシェーがうまいね。さすが姐さん、昨日や今日じゃありません。五萬シェーはやってるよねえ。まあ、きょうび、正しいシェーができる人も減ったものよのう。丸シール貼る。←セレクトしているのである。昔はコレ一枚一枚切り出してたんだよなあ、ポジで。そりゃあ大変だったね。切ったカットが五萬枚ときたもんだ。よいしょっと。るんるんるるるん。はい、バカがこんがらがってきましたよ。


 おっと、どっこい、大作。J-WAVEに行かねばねばねばねば。


J-WAVEから帰還!追伸!】

 ポジを切り出すという作業は、ほんの一昨年ぐらいまで編集者として当然のお仕事だったわけであります。わかりますか、ポジ=スライド写真ですね、そのフィルムがつながってるでしょ、そこから使う写真、候補写真をハサミで切っていくわけ。まあ、なんてアナログな。指紋がつかないように手袋したりしてね。ま、ワタシは手袋したことありませんがね。もう、ポジべったべた。嘘です。

 こういう作業はですね、その人が名編集者かどうかとはまったく関係ないところで「うまい/へた」が出る。出ますな、単純にまっすぐきれいに切れるかっていうモンダイですから。企画がどんなに鋭かろうが、原稿を読む読解力が高かろうが、写真をディレクションしたりセレクトしたりする眼力があろうがですね、うまく切れない人もいるわけですよ。うわ、写真の中まで切っちゃった、みたいな。ワタシも最初はヘタでした。なにせカメラマンの撮った「その1枚しかない」決定的写真をですよ、若造の編集者がジャキジャキ切っちゃうんだから怖いですよ、そりゃ。でも、すぐにジャキジャキ行けるようになりましたな。それが仕事というものです。

 仕事というのは、仕事に育てられるという面があるのであります。才能、才気、潜在能力はもちろん大切ですけど、仕事のスキルなんていうものは、基本は場数です。つまり「やってみたらできた」ということがどれだけあるかっていうことね。バイト上がりで編集者になっちゃったワタシの場合もまったくそうでしたから。

 人は、仕事によって「仕事能力」も「仕事上の人格」も育てられる。それまでの自分とは違う人格でさえ表出したりするからびつくりよん、みたいな。それを精神面で強調するのが、例えば「出版人」とか「証券マン」とか「鉄鋼マン」とか言う、あれですね。特に若造の諸君の皆さんに、その業界、業務に対するプライドと責任を持たせたり、暗黙のルールを守らせたりするための号令みたいなもんであります。特に古くからある業界はコレ、好きでしょ。逆に「キミも今日から立派なITマンだ!」とか言わないものねえ、たぶん。

 プロになっていく、ということです。でも、そこに「なりたかったプロ」と「そうじゃないプロ」がいる。本当にそんなプロになりたかったのかどうか、わからないぐらい「仕事に育て」られたりするんです。人間は。それが仕事の魔力です。多少の清濁ぐらいは、なにげなくあわせ呑みつつもですね、なりたくない自分とどうつきあえばいいか、ちゃんと考えないといけません、特に中年期。

 ……といったことを北野さんの一件から思ってみたりしました。

 うむ、 じゃあ、そこのオマエは「編集人」なのか「ラジオマン」なのか、それともテレビマン・ユニオンなのかと言われると、てへへですけど。←少なくとも最後のは全然違う!

 てへへで済ますなって。


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