「重症度 、医療・看護必要度等に関する調査 」が泣ける件について

厚生労働省からの「重症度 、医療・看護必要度等に関する調査 」にハマっております。良い意味の「ハマり」じゃなく、悪い意味です。はい。
事前に以下の調査依頼が来ていて、私たち庶民の預かり知らぬところで「ええよー」と返事をしてしまったのが事の発端。

「重症度、医療・看護必要度等に関する調査」へのご協力のお願い-日本病院会-
https://www.hospital.or.jp/pdf/00_20150202_02.pdf
「重症度 、医療 ・看護必要度等 に関する調査 」の概要-日本看護協会-
http://www.nurse.or.jp/up_pdf/20150203151222_f.pdf

この依頼文を見る限り、「看護必要度の評価データとDPCデータと、それにちょびっと情報を付加するだけやんな」と気安く返事をしてしまうのも致し方ありません。
 
厚生労働省から日本病院会への依頼文では

「本調査では、DPC 対象病院から、DPC 算定病床(入院基本料、特定集中治療室管理料、ハイケアユニット入院医療管理料を算定する病床)の入院患者について、重症度、医療・看護必要度の情報や、DPC データ等をご提供いただきたいと考えております。

看護協会からの調査項目では

医師・看護師による医療・看護の提供頻度、認知症行動・心理症状の有無 など

と書いてあるが、調査協力施設専用のサイトに載ってる項目を見てビックリ。お前どんだけざっくり書いたんやwwwと草を生やしたくなる。
ていうか、このサイトをきちんと確認しないで返事してしまった犯人がこの病院の中に居るwww お前だ!(当然見てない人だがw)
 
まぁ、突っ込みどころ満載。
そもそもなんと1病棟1Excelシートw
どう見ても各病棟で担当者1名(おそらく看護師長)が入力する事を想定しているw
もしくは交代で「私入力終わったよー」「はーい、じゃぁつぎアタシね(はーと)」的な「それいつの時代の話ですか?」的な対応をせざるを得ないw
複数人での入力を考慮していればファイルロック形式のExcelなんてありえんじゃろjk(常識的に考えて)
電子カルテからの情報を目視で転記しろと暗に強制している。なぜなら、ExcelファイルでなくCSVでデータ提出する際には「ペイロード型にしてね。(∀`*ゞ)テヘッ」だって。
ペイロードですよ、ペイロード。大事なことなので二回言いました。
ちょw、おまw、ペイロード型にデータ変換出来るアイテムとスキルを持った病院が全国でどれだけあるか想像してみたことあるのかと問い詰めたい。小一時間問い詰めたい
昨年春から様式1がペイロード型になったが、あれはベンダーさんが作ってくれているだろうから、例え診療情報管理士であっても「言葉だけは知っている」状態の人も多いっしょ。
ペイロード作るのどんだけ面倒くさいかは作ったことある人でなければ分からんわ。
 
あと、患者識別のためのキー値が「施設コード」×「病棟コード」×「1から連番」という作りについて。
なぜ1から連番にする必要があるのか?それも、桁数が3桁制限よ。何故に3桁w 10バイトにしなさいw
だって、DPCのデータ識別番号をペイロード内に記載させてるんだよ。だったらDPC対象患者でなくても同じロジックで一意化しちゃえばいいじゃん。
モロにExcel前提の作り。ペイロードデータを作らせるなら、それを考慮しないといけないよね。
基本設計した担当者出て来なさい。問い詰めてやる。小一時k(以下略)
 
さわりだけでこんだけ突っ込みどころのある調査は病院勤務歴20年目にして初めてっスwww
で、しゃあないから、1患者1日1項目ごとのレコード形式で蓄積している看護必要度のデータを、1患者1日ごとのレコードの中間ファイル作って、そこからペーロードに変換するロジックをちまちま作っています。ワタシ涙目(T_T)
一昨日から本気だそうと思っていましたが、当日朝から信州の広範囲で大規模停電w
電子カルテを含めたシステムは無事でしたが、地味にNASが壊れたりwプリンタが壊れたり、患者さまがベッドサイドでネット接続するためのLANのフロアスイッチが壊れたり(それも上位と光ファイバーで繋がってる幹線のSFPポート付きのやつw)とでなんだか忙しく、2日遅れでスタート。
もう時間がありませんがな。
 
でもね、ペイロードを作るアイテム持ってる当院としては、全部のデータをペイロードで出してやるんさ。
負けないぞw