将棋世界 2008年 02月号 [雑誌]

将棋世界 2008年 02月号 [雑誌]

将棋世界 2008年 02月号 [雑誌]

先崎の頬肉はなぜあんなにタプタプしているのですか?

目次
* 巻頭カラー 『先崎学×内藤大助スペシャル対談』
 将棋とボクシングは同じ!? 

 亀田を倒した男、ボクシング世界チャンピオン内藤大助が語る!

* ‘棋界のプリンス’真部一男、逝く
 私達からの最後の真部「論考」をお届けします。

* 第20期竜王戦七番勝負
 第5局 「不敗の端桂が敗れた日」  記・西條耕一
 第6局 「万感の四連覇」  記・西條耕一

* 第15期大山名人杯倉敷藤花戦五番勝負第2・3局
 「ただいま、倉敷」  記・椎名龍一

* 名人戦が観戦出来る!! 『スーパー大懸賞2008』
 なんと特等は第66期名人戦第1局にご招待!! 綴じ込みハガキ付

* 毎年恒例『第66期A級順位戦予想クイズ』
 1名様に本カヤ六寸盤があたる

* 千駄ヶ谷市場  先崎学
* 内館牧子の上達日記  内館牧子

* 振り飛車党のバイブル  藤井猛九段
* イメージと読みの将棋観  鈴木宏彦
* 新・飯島流引き角戦法  飯島栄治五段

 他に公式棋戦の動き・昇段コース・懸賞詰将棋など満載

* 別冊付録 真部一男名場面集  協力・沼春雄六段・田丸昇八段

この対談にこの人選はないだろと。チャンピオンに失礼だと思います。せめてタイトルホルダークラスじゃなきゃと思うのですが。
先崎も昨年?の7月にボクシングの練習を始めた割にその顔、その身体はなんなのかといいたい。生活にゆとりがあるからって油断しすぎだ。

編集部 プロボクシングの収入ってどうなんですか。
内藤 とにかく、試合をしなければ収入はゼロ。試合も年に何回もあるわけではないですからね。
先崎 将棋界は、入り口は狭いですけれどプロになってしまえばある程度の保証があるんです。

その保証にかまけて研鑽を積まなかったから羽生らに引き離されてしまったのね。ご愁傷様。

で、この号の特集は亡くなった真部一男九段のミニ特集と、名場面集として付録がついています。先崎が「千駄ヶ谷市場」で触れている「4二角」関連のエピソードはもっともっともっと膨らませることができたのではないかと思うのですがどうでしょう。勿体ないように感じました。それに穴熊対策としての真部流の紹介がなかったように思いますがなぜなんですかね? 成績がぱっとしなかったらでしょうか? 代表局がないのかな。

連載ものとしては藤井の「振り飛車党のバイブル」がよいでき。対居飛車穴熊専用だけれど、そういう作戦の人は多いからめっさ有用だと思う。よく見かけるんだよなあ。苦労しながら戦ってます。

飯島の「新・飯島流引き角戦法」も悪くない。対藤井システムゴキゲン中飛車用。角道を開けないのがポイントな戦法で初手は必ず飛車先を突かないと成立しない。両刀遣いの私の場合、初手は角道を開けるから残念ながら採用は難しいのであった。

以上が気になったところ。立ち読みで十分な内容でした。これで750円はないかな。藤井の連載が本になってこの価格なら全く問題ないんですけれど。つまり何度も手にとって読んでもらえるようなものじゃないと厳しいよね、ということだと思います。


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