もう何週目になるんだろう?「サンリオSF文庫総解説」


背伸びしたかった中高生時代、友人に差をつけたくて乱読を繰り返して頃、僕はアシモフの「ファウンデーション」シリーズにやられて海外物のSFを読むようになった。その後いわゆる御三家の作品に浸り、〜を頼りに古本屋で探してはよく読んだ。まあ並行して、というかミステリのほうをよく読んだけれどもね。

で、古本ではサンリオSF高いんだよね。作品にもよるけど1冊1,000円は下らなくて小遣いじゃとてもまかないきれないから、指を咥えて背表紙を眺めてたな。

サンリオSF文庫の作品群はどれもタイトルがかっこよく、想像力を掻き立てられるものが多く、それだけでいろいろ妄想したよ。1番は「準宝石〜」だね。なんなの、この訳わかんなさ。たまらん。結局この作品だけは無理して買った。確か2,700円だったと思う。100円本しか買わない(買えない)学生には高価だったけれど、表紙イラストのクールさや、内容の難解さを嬉しく思ったものだよ。

それ以外は一覧の粗筋だけ読んで満足するしかなかった。ディックだけは他の文庫でだいたい読んだけどね。

本書を眺めると美しい装丁、一冊一冊についているレビュアーの作品に対する愛情がヒシヒシと伝わって来て心踊る。40歳になり、またこうしてあの頃に戻れるチャンスがくるなんてね。小銭ぐらいは使えるから、読みたい作品ぐらいサクッと買って楽しみたいなと、思うのですけど、本書を読むと、翻訳に難があるものが結構あるようですね。それを受けて、新訳で再販されたものもあるとか。そしてそれも絶版という地獄。

しかしこういう企画は嬉しいものですね。絶版になると思うので是非早めに電子書籍化を希望します。でも本書、手触りも気持ちいいし、文字も大き目でかなり読みやすいから、紙の方もオススメです。

ていうか、2版で色々修正あるとか…うーん。

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