2007-06-13-Wed
■[つれづれ]EXPACK500 続き

昨日、エスクパック500について、「30kg以上詰められるよ」って話を書きました。
で、エクスパックをしみじみ見ていたら、端に「ご利用条件」が書いてありました。
これです。
あれ?こっちには重量制限が書いてないですよ?
どうも、この中に30kg以上詰められないと郵政公社も考えたらしく、利用条件から重量制限を外しちゃったみたいですね。
以前は書いてあった記憶があるのですが・・・
郵政公社のHPには制限重量がありますが、現品に書いてないのならゴリ押しできるかも。
ということは、このシヴァの小包、34kgでも500円で送ることが可能なのでしょうか?!
一筋の光明が見えてきました。
郵政公社の国内郵便約款における小包郵便の重量は以下とされています。
http://www.post.japanpost.jp/service/yakkan/1-1.pdf
30キログラム以下(郵便物の取扱上支障がないものとして、公社が別に定める種類又は性質の内容品をその取扱上支障がないように公社が別に定めるところにより包装等したものであって、公社が別に定める取扱いに関する条件を満たすものは、この限りでありません。)
かっこ内がエクスパックのことを指しているのかどうかはこの文からはわかりません。
昨日のエクスパックの箱はすでに使用したものでしたので、新品を買うべく郵便局に行ってきました。
窓口の若くてかわいい女性職員さんに「エクスパック、ちょうだい」と言って、二枚出してもらいました。
2枚でも千円です。
で、彼女に「何キロぐらい入れていいの?」と聞いたら、やっぱり、「小包なので、規定で30キロまでです」というコメントでした。
約款を曲げるのは難しそうです。
しかし彼女は
「30kgもこの箱に入るはずないので、何入れてもいいですよ」
と可愛い顔で微笑みながら言ってくれました。
優しい人です。
私が彼女にこのエクスパックを渡すとき、彼女は憎悪と絶望と困憊の表情でその悪魔の小包を睨み、親の敵でも見るような目で私を心底呪うことでしょう。
鉛レンガ入りエクスパックが動き出したら、誰の得にもならないのです。
シヴァの血を継いだその白い物体は、触れた者すべてを恐怖と疲労のどん底に陥れ、憎み疎まれながらこの地上のものを破壊しながら這いずり回るのです。一回500円で♪
できたら、新聞記事にあった「名古屋市中村区の元教師」さんにこのエクスパックをプレゼントしたいですね。あるいは公正取引委員会かな。
さて、私は実験屋なので体を動かさないと気がすまないのですが、やはりここはクールに一歩下がって、実験する前に極限を考えたほうがよいでしょう。
公称A4判なのですが、折り目の入っている長さは縦23センチ、横32センチ、高さ2センチです。
これにとらわれるのはズブの素人。真のエクスパックヘビーユーザーではありません。
名古屋の先生もこれにとらわれ過ぎて、エクスパックの最高のポテンシャルを引き出せず、間違った結論を導き出してしまったのです。
私もその形状にだまされてしまいました。
エクスパックは羊の皮を被った狼。
エクスパック道はそんなに甘いものではないのです。
エクスパック500の内寸長さは34.4cm、ガイドラインが完全に隠れる内寸有効幅は25.4cmあります。
では、この封筒が最大の体積を取ったとき、エクスパックはどのような形をしているのでしょうか?
同じ体積で最小の表面積を求めるのと類似してます。
形の制約がなければ球になります。
エクスパックが最大体積を取る場合、おそらくそれはパンパンに張った方形ビニール袋のような形を取るはずです。
ガス採取のテドラーバッグや、買ってすぐの羽毛枕のような形状です。

テドラーバッグはフィルムの伸びがあるのでしわが入ってしまいます。
この形状に内接するのは、両端が半球状になった楕円柱に近い立体です、
これの四隅に角が付いているのがエクスパックの最高ポテンシャル。
エクスパックに厚手のセーターをむりやり押し込んだ形状、あれが最大体積なのです*1。
その形で金属塊を作り、それをエクスパックに入れることができれば、エクスパック史上最重のものが世の中に送り出せるはずです。
中に入れる金属は密度が最も高いオスミウムがベストですが、白金族元素は貴金属であり、エクスパックに入れることはできません。値段も個人の手の出せるレベルではありません。金銀もその点でダメです。
水銀は毒物であり、これも送れません。水銀を詰めたら確実に封が裂けます*2。
タングステンも密度が大きいですが、融点が高すぎて粉末冶金しかできず、塊はびっくりするほど高額です。
ウランは「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」および「核燃料物質等の工場又は事業所の外における運搬に関する技術上の基準に係る細目等を定める告示」に引っかかるのでダメです。
やはり鉛ですね。
という考察を経て、鉛レンガをエクスパックに詰める場合、平らに三本並べるより表面積が最小になるように積み重ねたほうがはるかに封筒に詰めやすいんじゃないか、という結論に達しました。
一番大きな面を張り合わせて積むと・・・
見事に三本入ります。ゆとりもあります。
ボール紙も破けませんし、封もきちんとできます。
もうちょっと詰め込めそうですが、ここは武士の情け。
郵便局員を最後の最後まで追い詰めるのは私の哲学にあいません。
というわけで白い悪魔、世界で最も邪悪なエクスパック500は出来上がりました。
その重量は33.9kgあります。
こいつは餌食を求めてその禍々しい白い体を血の赤に染め、邪悪な角を振り上げて、触れる人すべてを絶望に似た恐怖に叩き込んでしまうでしょう。
いや、マジで重いんですって。腰痛いです。
(明日に続きます)







まさに Killing Machine。ヘヴィーメタルです。
とりあえず30kg以上入れることが現実に起こり得ることが証明できたので、取引用の証明ができる(もしくはそれに順ずる)秤量器で重量を計って、公正取引委員会に写真を同封して連絡するつもりです。郵政公社が便利なサービスをしてくれているのに、知恵の足りない公正取引委員会に「注意」されるのはどうも納得がいかないのです。
鉛入りエクスパックで発送してはいかがでしょうか、って
鉛が勿体無いかw
公正取引委員会が「そんなのありえない」って言い張るようならそれもありですよね。
そのエクスパックの重みに、彼らは自分達の発想力の貧弱さを猛省することでしょう。
しかし、それを配送する郵便局員のことを考えると、できることならそれは避けたいのです。
腰痛のつらさは、私も重々承知です。
「定型小包」の名前は、昨日の話の一番頭に出てきます。その件も含め、昨日の日記の内容をよく読まれていないとお見受けしました。まずはそれをごらんになってください
この日記の内容は、すごいことを発見する目的ではなく、当たり前のことをして、公取委の(郵政公社に対する)注意やニュースの記事の内容が真実ではないということを確認することです。
やっていることはごく当たり前の、何の工夫も要らないことです。それをワルノリで味付けしています。
妄想は大好きですが、文脈以外の創作は何も入っていません。誰でも同じように再現できます。ぜひやってみてください。
コンピュータの前でHPを読んで理解したつもりでいるのは楽ですが、それほど情報量がないのです。湯気で蒸してエクスパックの紙を伸ばしたりとか、圧をかけて膨らませたエクスパックに石膏を流し込んで型取りしたりとか、簡単な封筒を相似形にしてどう折ったら一番大きな直方体が入るのかとか、実際に確かめるほうが面白いと思いますよ。効率は悪いでしょうが。あるいは Mathematica のようなソフトウェアでエクスパックの形状を再現して、数値計算してみるのも楽しめるでしょうね。
人生は個人の所有物なのでご意見差し上げるのはおこがましいですが、そういう生き方のほうが人生を満喫できるのではないでしょうか。老婆心ながら。
昨日EXPACK500に音のカセットテープを詰めて発送した者です
きっちり入れて最近のコンパクトタイプではなく昔のカセットケースで16本でした
小子も比重計算から30kg以上入る物質がないか
計算したことがあります
詰め方によって体積が稼げるのを発見したとは
さすがは実験の人ですねぇ
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今頃ですがこれはPCリサイクルの回収のための規定です。