首里城

4月26日。晴れだが強風。あまりの強風のため、沖縄でのプロゴルフツアー中止。

首里城世界遺産だからなのか、大量の観光客であふれていた。日本語を話す人、中国語風の人、英語の人、外国人を誘導するガイドさんで大混雑。

首里城に向かう坂道で、夫が「首里城を背景にして写真撮るからこっち向いて。」と言ったので立ち止まって振り返る。夫がシャッターを押すが、シャクン!という威勢のよい音がしない。うにょ、というかんじの音がする。
「撮れてる?なんか音が撮れてないかんじの音だけど。」
「うーん。このカメラ、大学生のときから使ってるぶんだし、さすがにもうだめなのかなあ。」
「ついにデジタルカメラに買い替える?」
「ん?待てよ。もしかして・・・あ、フィルムがいっぱいになってた。もうこれ以上撮れないから、うにゅ、だったんだ。えーと、フィルム巻き戻し・・・」
シャンクシャンクシャンクシャンク、とフィルムが巻き取られる音。
「なんだかなあ。カメラがここでは、ただの荷物だ。」
「まあ、いいじゃん。カメラも首里城に来れて喜んでるよ。」