子どもに見せたい映画百選その4-ジャイアント・ピーチ
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冷酷なふたりの伯母に引き取られた9歳の少年ジェームズ(声 / ポール・テリー)は、見知らぬ老人からもらった緑色の物体を桃の根元にこぼしたところ、それは巨大な桃になり、それを一口かじると桃の中にトンネルが現れ、そこで待っていたクモ(声 / スーザン・サランドン)やムカデ(声 / リチャード・ドレイファス)など6匹の虫と一緒にニューヨークへの旅に出る。
スターチャンネルHVで見ました(DVDも持ってはいる)。
この映画は基本的にストップモーションアニメですが、最初と最後は実写になってます。記憶が確かなら本当は全編アニメにしたかったが、予算やら時間がなくて苦肉の策としてそうしたんだったと思う。しかしこれが結果的に良かった。
映画のラスト、ジェームズの元に空から虫達が降りてくるところ。実写シーンの中にストップモーションの虫達が登場することで、ジェームズを取り囲んだNYの住人だけでなく、それまで映画を見ていた観客たちにも映画の魔法がかかる。そして「本当に虫はいたんだ!」と思わせるのだ。その結果、安直なオチになりかねない「信じれば夢は叶う」という展開に説得力を与えることに成功している。自分はこのシーンが大好きで何回見ても泣いてしまう。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」と比べちゃうとキャラ立ちとかダークさで見劣りするけど、やっぱり傑作。いつもは日本語吹き替えでしか見ないまりんと一緒に字幕版を見たら、退屈することなく見事にハマってました。これもストップモーションアニメの魔法のせいだと思う。オススメ。
追伸
こうして辿り着いたNYに「クローバーフィールド」のアレが上陸...なんて考えるのは汚れた大人でしょうか?
子どもに見せたい映画百選
1.シザーハンズ
2.アイアン・ジャイアント
3.ショート・サーキット
4.ジャイアント・ピーチ
ゾンビーノ
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ゾンビ映画の常識を根底から覆すゾンビ・コメディ!過酷なゾンビ戦争に勝利した人間たちは、調教首輪でゾンビをペットにしていた。少年ティミーの家でもママの希望でゾンビを飼うことになり、ゾンビに「ファイド」と名付けて友達になったティミーだったが、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまったことからとんでもない事件へと発展していく…。
レンタル。ストーリーを読んだ時点では超盛り上がってたんだけど、実際見たら死ぬ程つまんなかった。何をやりたいのか全然分からない。
「ゾンビ版ラッシー」を目指すんだったら、観客にファイドとティミーの友情をもっと印象づけないといけないのに、たかだかいじめっこをやっつけた程度でそれをやられてもなー。あんなに簡単に首輪の効果が止まるという構造もどうかと思うし、婆さんやいじめっこが死んでもあんまり動じないティミーも意味不明。ゾムコン社に捕まったファイドが普通に仕事してるだけなのもよく分からん。あそこは過酷な労働を強いられて死にそうなファイド(ゾンビだけど...)をティミーが救わないとダメでしょ。
「ゾンビをペットとして飼う世界」というアイデア以外面白いとこなし。期待しただけに残念。
TATARI/呪いの館
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姉の自殺の真相を探るため、とある屋敷に潜入したアリエル。だがそこには邪悪な霊が待ち受けていて…。R-15作品。
スターチャンネルHVで見ました。
「切株派宣言」の1つに「切株派はCGによる切株表現を断じて認めない!」というのがありますが、この映画の残酷シーンはCGばかり。ラスト、1番悪いヤツが焼却炉みたいなので焼け死ぬんだけど、そんなの安っぽいCG処理されてもねぇ...。CGも使い方によっては面白くなると思うけど、これじゃダメだ。