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dr100の日本百名所・日本全市・23区最果て訪問日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-05-08

東京-大阪・JRのない旅   2017/4/29    

本日のエントリーは「読み切り」にしたので、いつもより長く、写真も100枚少々あります。

東京-大阪・JRのない旅」をやってみようと思いました。一応、自分なりのルールを決めました。

1.東京を出て、その日のうちに大阪まで行く。

2.JRは鉄道もバスも使わない。飛行機は使わない。

3.徒歩は一区間につき3キロまで。プランニング上の徒歩速度の上限は80m/分(不動産広告の基準に準じた)。

4.高速道路を通るバスに関しては宮脇俊三著「旅の終りは個室寝台車」に掲載されている「東京-大阪国鉄のない旅」にて同氏が使用した新松田-浜松間を超えない範囲なら利用可能とする。

5.JR以外の公共交通機関のみ使用可能とし、公共交通機関の範囲としては私鉄、バス、はもちろんOKだが、タクシーはダメ。前もって定められた時刻表のとおりに運行し、運賃があらかじめ決められている空港リムジンタクシー(乗り合い)は、車両が外観上タクシーでも概念上は公共交通機関とみなし、OKとした。

以上のルールを決めて2017/4/29(土曜日、祝日)早朝に東京駅の前に立ちました。

東京530〜東京メトロ丸の内線〜537国会議事堂前

丸の内線新宿まで行き小田急に乗り換えるよりもこちらのほうが時間が短縮できます。

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国会議事堂前549〜東京メトロ千代田線〜601代々木上原

前の夜の続きなのか、眠りこけている人もいます。

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代々木上原606〜小田急小田原線急行〜728小田原

小田原」の行く先表示板を見ると、多少、旅情がわいてきました。

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小田原駅745〜箱根登山バス〜832元箱根港

小田原駅前からバスに乗ります。見慣れた箱根湯本の駅舎を過ぎると箱根駅伝の上り坂にかかります。元箱根港芦ノ湖の畔にあり、遊覧船や赤い鳥居、二子山電波送信所、富士山も遠くに見えます。東京から大阪までJRを使わずにその日のうちに行こうとすると、ここを通らなければならないのが不思議になるのんびりとした光景です。

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元箱根港925〜東海バス〜1012(定1007)本町プラザホテル前

神奈川静岡県境、箱根峠を9:31に通過。長い静岡県が始まります。歩行者専用としては全長400メートルで日本一長いつり橋「三島スカイウォーク」と富士山が見えます。三島駅まで行かずに少し手前の「本町プラザホテル前」で下車したのは、理由があります。

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本町プラザホテル前1012〜徒歩400m〜1016三島田町

駿河湾フェリーに接続する修善寺駅発1101の特急バスに乗るためには三島発1017の伊豆箱根鉄道駿豆線に乗らなければならないのですが、先ほどのバスを三島駅まで乗りとおすと三島駅着1018。一分差で乗り換えられません。本町プラザホテル前でバスを降りて南に向かって歩けば、三島駅では乗れなかったはずの列車に三島田町駅で間に合うのです。

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三島田町1022〜伊豆箱根鉄道駿豆線〜1053修善寺

のんびりした車内です。この列車が「大阪駅行きの最終列車」だとは、私以外には知る由もないのでしょう。

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修善寺駅1112(定1101)〜東海バス〜1159(定1148)土肥港

駿河湾フェリー公式ホームページの乗り継ぎ案内には修善寺発の特急バス(土肥港着1148)から12分の接続で土肥港発1200のフェリーに乗り換えられることになっているのですが、常識的に考えてこれは相当きわどい接続です。「公式ホームページの<お墨付き>」がなければ、接続しないものとして、多分あきらめてしまうケースです。しかし<お墨付き>を信じて修善寺駅前のバス停に立ちましたがバスは一向に来ません。現地に来て初めて気が付いたのは、そのバスが沼津駅始発だということです。つまり、そんなに定時運行は期待できないバスだったのです。11分遅れでやっと出発。そのまま遅れを持ち越してフェリーの出発1分前に土肥港バス停到着。もう間に合わないかと思いましたが・・・。 

追記:2017年5月末時点で、「バスが遅れたらフェリーへの接続は保証できない」旨の但し書きが追加されていました。4月の時点では、この記載はありませんでした。

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土肥港1200〜駿河湾フェリー〜1305清水港

出発直前のフェリーに駆け込むことができました。感謝です!乗船券は船内の売店で買うように指示されました。2013年4月にこの航路が正式に静岡県県道223(ふじさん)号線に指定されたそうです。デッキに県道の標識が立っていました。1時間少々の航路でしたが、到着直前、左手に三保の松原が見えました。

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清水港1320〜無料シャトルバス〜1328清水区役所(新清水駅)

フェリー会社の運行する無料バス(ワゴン車)で新清水駅に運ばれました。乗客は私を含めて7名ほどでした。

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新清水1334〜静岡鉄道〜1355新静岡

ちびまる子ちゃんも、友蔵爺さんことの電車に揺られたのでしょう。

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新静岡1411〜しずてつジャストライン〜1503静岡空港

新静岡駅に隣接してバスターミナルがあります。静岡空港行きのリムジンバスは、なんとUSBポートがありました。東名高速道路静岡ICから吉田ICまで順調に走り、その後の下道も順調で定時に静岡空港に到着しました。

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静岡空港1535〜静岡リムジンタクシーワゴン車〜1620東区役所

静岡空港から西に向かうバス(乗り合いタクシー)で今回のトライアルに使えそうなのは掛川行きと浜松行きがあります。掛川行きはリムジンバスで「堂々とした公共交通機関」なのですが、掛川駅での天竜浜名湖鉄道への接続か悪く、その後の接続をたどると、新所原駅から大脇バス停へ2.7キロを30分で歩かなければならず、これは時速5.4キロ、分速90mで基準の分速80mを大きく上回り相当厳しいので掛川経由はあきらめました。ということで「なんとなくグレー」の、乗り合いリムジンタクシーとなりました。予約制ですが、予約フォームには飛行機を利用しない人のチェック欄もあり、飛行機の搭乗は資格要件ではないようです。指示された総合案内所にゆき、予約してある旨を伝えるとほどなく上海から到着した5名の乗客とともにワゴンタクシーへ案内されました。東名高速相良牧之原ICから浜松ICまで順調に走り、定刻に「乗り継ぎ地」の浜松東区役所の駐車場に到着。

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東区役所1621〜静岡リムジンタクシー小型車〜1639自動車学校

静岡空港から6名の乗客を乗せたワゴンタクシーが浜松ICすぐそばの浜松東区役所の駐車場に定時に到着すると、青いタクシーが6台とまっていました。1500円の料金に含まれているのに一人一台とは豪華なものです。ここから先は、浜松市東区中区南区ならどこへでも行ってくれるのです。浜松駅に行っては目指す遠州鉄道の列車には間に合わないので、東区役所から一番近そうな自動車学校前駅に行ってもらいました(事前予約時に自動車学校前駅で申し込み済み)。行きたいところを自分で指名できるとなるとますます言い訳がましくなってきましたが、これはタクシーではなくでオンデマンドタイプの乗り合いタクシー、つまり公共交通機関なのだと言い張っておきます。

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自動車学校前1648〜遠州鉄道〜1708西鹿島

浜松市を南北に走る路線に乗って北に向かっても西にある大阪には近づかないのですが、終点の西鹿島で西に向かう天竜浜名湖鉄道に乗り換えられます。外人が結構たくさん乗っていました。

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西鹿島1715〜天竜浜名湖鉄道137〜1824新所原

静岡空港から掛川行きのリムジンバスに乗っていたらタッチの差で間に合わなかった天竜浜名湖鉄道137列車がやってきました。列車は浜名湖北岸の鄙びた入り江をかすめて走ります。だんだん夕暮れになってきました。定時に終点の新所原駅到着。静岡県最西端の駅です。

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新所原1824〜徒歩2.7km〜1854大脇

静岡県最西端の駅、新所原から県境を越えて西に向かうバスはないので、豊鉄バスの大脇バス停まで2.7キロほど歩きます。県道3号線を西に向かって歩き始めてすぐに静岡愛知県境を越えて18時27分豊橋市に入りました。今朝、箱根峠を通過して神奈川県から静岡県に入ったのが9時31分でしたから、静岡県通過の所要時間は8時間56分でした。やはり、静岡県は横に長いと実感しました。愛知県に入って振り返ると静岡県湖西市の表示がありました。新所原駅から大脇バス停まで思いっきり早く歩いたのでジャスト30分で到着。ここを30分以内で歩ければ静岡空港からリムジンバス掛川を経由し18時50分新所原駅着。徒歩31分で大脇発19時21分のバスにつながり、すっきりした「東京-大阪・JRのない旅」が達成できるのですが、だれかやる人はいるでしょうか。

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大脇1921〜豊鉄バス〜1954豊橋駅

日はとっぷりと暮れました。何気ない路線バスですが今回の旅を実現可能ならしめてくれた貴重なバスに乗車し、豊橋駅へ。名鉄、JR共用の改札口の前に立てば、あとは大阪までの「太くて速い流れ」に身をゆだねるばかりです。改札口を入るとJRと名鉄の共用エリア(どちらかというと、JRがメインの雰囲気)なので、多少複雑な気分になりました。

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豊橋2002〜名鉄名古屋本線特急〜2051名鉄名古屋

さすがに名鉄特急は速く、豊橋から名鉄名古屋までわずか49分です。名鉄名古屋駅から近鉄名古屋駅は地下で直接つながっている改札口があるのでそこを利用しました。SUICAなので切符を買う手間がなくて便利です。

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近鉄名古屋2100〜近鉄名古屋線特急2307大阪難波

名鉄から近鉄に9分の乗り換えでは大阪行きの特急券を買う時間がなかったので車内で座席無指定の補充券を発行してもらいました。車端の表示で時速128km/hrとのこと。新幹線とまではいきませんが、今日ここまで乗ってきた乗り物と比較すると別世界の速さです。2307、定刻に大阪難波駅に到着。宮脇氏の作品はここで終わっていますが、さらに先の大阪駅を目指します。

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なんば2311〜大阪市営地下鉄御堂筋線〜2319梅田

大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅に到着。地上に出てみると、そこが大阪駅でした。東京駅5時30発〜梅田駅大阪駅)着23時19分で所要時間17時間49分。鉄道10本、バス(乗り合いタクシーを含む)8本、船舶1本、ほかに、歩きが2か所でした。料金は17547円でした。ちなみに東京から大阪まで新幹線で普通に来ると所要時間は新大阪での乗り換えを含めても2時間45分ぐらい、料金は13620円です。何が「きつい」かといって、体力的にもきついのですが、ほぼすべての乗り換えが時間的に余裕がなく、しかも最終列車の連続なので乗り継ぎに対するプレッシャーの連続で心理的な余裕がない旅であったということでした。宮脇氏の「東京-大阪・JRのない旅」は1982年9月に行われており、新宿発8:31、難波着20:59と、12時間28分と今回よりも5時間21分も所要時間が短く、35年間で「東京-大阪・JR(国鉄)のない旅」を取り巻く環境は確実に悪化しています。その理由として松田〜沼津静岡富士急行バスで抜けることができないので箱根の山中に分け入ったり、鄙びた西伊豆の港に周り道をしなければならないことが大きな理由になっているものと思います。それはそれで楽しいのですが・・・。

大阪駅に到着後、酔客をよけながらカプセルホテルまで歩き、翌朝のJRバス東名昼特急で帰京しました。高速バスでも8時間ぐらいかかりましたが、20回近く乗り換えて18時間かかる旅に比べれば、ずいぶん楽でした。

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f:id:dr100:20170507203625j:image 「旅の終りは個室寝台車」より引用

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