不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派雪化粧日記

 猫餌を買いに行くが、いつも買っている物がない。一週間前に買いに来た時もなかった。どうもタイミングが悪い。午後には来るというので、一旦帰宅。
 家で仕事。昼飯は、先日イタリアンで食事した時に残った肉。羊と豚。勿体無いからといただいた。うまし。
 仕事は意外とはかどり、昼過ぎには8割できた。これなら映画を見に行っても大丈夫だろうと、外出。改めて猫餌を買い、自宅に置いて新宿へ。
 バルト9は凄まじい人。うんざりするが、混み具合は分かるし、好きな時間帯と席が指定できるので、さほど鑑賞には影響がない。シネコンは好きになれないが、こういうシステムは確かに便利だ。
 チケットを買ってユイットで茶。オープンが15時からって遅いなぁと思っていたら、14時からになるそうだ。それでも遅いよ。
 紀伊國屋ジュンク堂をはしごして時間を潰す。本は何も買わず。紀伊國屋の一階に葉巻屋があるので入ってみる。一度、吸ってみたいと思っていたりして。
 夕方、映画鑑賞。終わった後、外に出たら雪が降ってきていた。しまった、折りたたみ傘を入れてくるのを忘れた。コートを白く染めながら、そそくさと帰り道を歩く。地元駅に着く頃には、町はうっすらと雪化粧。メシを喰い終わった頃には、しっかり積もっていた。古本屋で文庫一冊。
 帰宅し、番茶を飲みながら仕事再開。ほぼ完成。連休には仕事が入らなさそうなので、ゆっくりできるかも。それはそれで来週、キッツイ事になるのだが。

オッサン、バイクに乗って


 団塊ボーイズ鑑賞。監督、ウォルト・ベッカー。出演、ジョン・トラボルタティム・アレンマーティン・ローレンスウィリアム・H・メイシーマリサ・トメイ、ジル・ヘネシーレイ・リオッタ。この邦題、何とかならなかったのか……原題の「WILD HOGS」じゃわかりにくいとは思うけどさ……脱力。
 冴えないオッサン4人組がバイクでロード・トリップ、大陸横断だぜッ! イヤッホー!
 そんだけ。
 予想以上にコメディだった。ひたすらくだらないコントの連続。4人いるので、4コマ漫画の如く起承転結が出来上がっており、会話をはじめワンシーン毎に笑える。もう少しライトな演技ができる人がいた方が、展開が回ったと思うが、オッサンで鈍いというのがいいのかも。
 こういう映画だと、「青春の終わり」だとか「人生について」だとか「夢」みたいなテーマが根底に流れているもので、この映画もないわけではないけど、あるだけ。決してキレイには終わらない。むしろ「あの頃の俺たち!」「夢追いかけて!」「ひゃっほい!」と現実逃避気味に旅に出ているが、身体はやっぱりオッサンで、問題は何も解決されていないというのが哀しくておもろい。
 身体張って(まぁスタントだけど)転んで、ぶつかって、殴られていく様子をゲラゲラ笑う。古典的なコメディで、それに徹しているのがいい。最後の最後の大オチも、笑わせてくれる。
 愛すべきバカたち。
 俺たち枯れちゃいないぜ、と言いながらしっかり枯れていて、でも歳とってバカやるのもおもしろい。少年の心を持ち続けるというんじゃなくて、大人だからバカをやるというのもいいじゃない。気楽に歳くって、遊べる時は遊びましょう。
 バイクの使い方がちと物足りなかったのが残念。
 あのバイク野郎がカメオ出演しているのが、ニヤリとさせる。いやー、カッコいいやつはオッサンでもジジイでもカッコいいね!