不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

休日派満腹日記

 雨がやむのを待って外出。「神戸屋」で昼飯。
 会社へ。一人で黙々仕事。あまり集中できず。途中、別部署の人が来る。仕事仕事。
 夕方、銀座へ。姉夫婦と、姉旦那両親と銀座「キャンドル」で食事。何故、俺がここにいるんだろう。
 サラダ、魚のフリット、チキンバスケット、海老のマカロニグラタン、ビーフシチュー、牡蠣フライ(これがすんごいプリップリの牡蠣!)、ガーリックライス、ペペロンチーノ、チョコレートサンデー。食後は隣の喫茶「ウエスト」に移動し、ロイヤルミルクティー(お代わり自由)。食い過ぎ。ご馳走様でした。
 仕事再開、と思いきや満腹で眠い。風呂入ってさっぱりしようと思ったら、ほどよいだるさがまじって眠気促進。うぐぐ、ぐぅ。

世界を裏から覗いてみる


 ハンティング・パーティ鑑賞。監督・脚本、リチャード・シェパード。出演、リチャード・ギアテレンス・ハワードジェシー・アイゼンバーグダイアン・クルーガー
 『エスクァイア』に掲載された実話が基になっている。ボスニアの紛争終結5年後、戦争犯罪人カラビッチを追った5人のジャーナリストの話。映画では5人が3人になったり、現実は男の情報屋だったのが女になったりしていた。冒頭に「まさかと思う部分が本当です」と出てきたが、本当に「まさか」の展開である。
 実話である、という興奮はあるのだが、映画としての興奮はあまりなかった。まぁスリリングだったし粋なセリフも多く、おもしろかったけど。久し振りに良い感じのリチャード・ギアを見た。演技もよかったし、このジャーナリストも魅力的。
 ただ、フィクションであろうラストはちょっと「どうだろうな、これは」と思った。なんというか、問題を全部包んじゃって、一歩も踏み出していない気がする。あれ以外にどんな方法があったかはわからないけど。
 ジャーナリズムや、刺激を求めてしまう性、命がけの覗き見精神などに加えて、もっとも言いたいのは「表から見えるものが真実ではないよ」という事だろう。それはその通りなんだけど、「裏から見えるのも真実じゃないかもしれない」と俺は思う。真実なんか誰にもわからない。あるのは、各々が抱えている事実だけだから。
 興奮はなかったと書いたけど、ぐっとくるシーンは二つあった。一つは強制送還されそうなところから逃げ出し、飛行場を駆け抜けていく三人の後姿。うわー、気持ちよさそー、楽しそーと思った。ジャーナリズムとか真実云々とかはではなく、やりたい事をやるんじゃ! という思いが伝わってきた。
 もう一つは映画の最後に鳴り響く“I fought the law”。クラッシュではないんだけど、やけにカッコよく、黄色と赤で彩られたエンドロールにマッチしていた。爽快感がたまらなかったぜ。