不発連合式バックドロップ このページをアンテナに追加

November 30(Sun), 2008

dragon-boss2008-11-30

[]休日派みちくさ市日記 休日派みちくさ市日記を含むブックマーク

 風が冷たいが、快晴だ。本日は雑司が谷「鬼子母神通り みちくさ市に参戦である。

 副都心線で雑司が谷へ行き、一緒に参戦する姉、kjと待ち合わせ。開始とほぼ同時に受け付けをすませ、自分のブースへ行く。我々はふとん屋の前。ちなみに屋号は「古いもの屋 酒池肉林」。特に意味なし。

 先に送っておいた箱を開け、当日持参の本と一緒に並べる。そして、値段づけをしていなかったおバカさんの俺だけ必死で書く。何でやらなかったんだろ。それを見た向井さんに「頭の悪い子に見える」と言われる。言い返せない……。

 なんてやっていたら、いきなり文庫一冊売れた。値段まだつけていなかったので、適当に設定。ありがとーございました。幸先いいで! 何とか開始時刻10時までには済ませる事が出来た。

 さすがに午前中は人が少なめ。昼前に、交替でぐるりと回ってくる事に。今回は出店しているので、いつもと違って、「あ、この本出してる」「これはこれくらいの値段か」「なるほど、こんな風に展開するのもいいな」と、違った視点で本を眺めた。そのせいか、あまり本に集中できず。

 姉が買ってきたタイ焼きを喰う。うまい。昼飯は、焼き鳥から揚げとおにぎり。接客しながら、もりもり喰う。接客をしてたら「ガラが悪い」ともっぱらの評判でした。

 売り手になると、どの本(作家)が興味を持たれて、どの本(作家)が興味を持たれないか、よくわかっておもしろい。でも、売れるだろうと思って持ってきた本が、全く興味を持たれない、というのは不思議っちゃ不思議だ。そんなに悪い本でもない。

 午後は光が差し込んで、温かい。人も増えて、がやがやとした空気に。

 が、2時過ぎたら光が届かなくなり、一気に冷え込んできた。売りたい本、売れそうな本の値段を安くしたりして、ちょっと動いてみる。「場合によっては安くしまう」というどうかと思うあいまいな言葉を吐きつつ。

 本を売るのは、ちょっと嫌だ。ブックオフみたいな所に売るのは特に。でも、こうやって、目の前で売られていくのは、全く違う気持ちになる。自分が大切に読み、血となり肉となり、しかしもう手にしない本を、他の人が読んで血となり肉となる。

 さようなら、愛しい本。またどこかで会おう。

 終了間際、風が強くなり、ガタガタ震えながら接客。お客さんに「寒そうね」と言われてしまうほど。「懐も寒いので買ってください」とは言えない、事もないので言って売っていた。「安くするんで買ってください」と、ちょっと投げやりやけっぱち気味。

 そして、俺も最後ともう一周してくる。「本に集中できず」と書いておきながら、きっちり値引きなんぞをしてもらいつつ、買い込む。

 俺にとっては結構な大物を買う。中井英夫はそれほど興味なかったが、日記で何となく魅かれてしまい。

 終了の16時になるやいなや、片付け開始。本は全部でダンボール3箱に当日20冊くらい持ってきたのに、一箱におさまった。結構売れたんだなぁ。

 楽しかった。売っている最中から、「次はこうしよう」「こうしてみたらどうだ」と反省会をしつつ、次回の展望を話し合っていた。次回も、ぜひ参加したいぜ。

 向井さん達に挨拶をして、引き揚げ。副都心線で新宿に出る。まだ早い時間だったが、冷えた身体をあたためたいので、「美々卯」に駆け込みうどんすきを喰らう。身体の芯まであったまる。

 そこで、売り上げ計算。えーっと……げ、50冊近く売れてる……売り上げ金額は、予想の倍以上じゃないか。*1買った本の値段をひいても、おつりがくる。嬉しい。しかも、明朗会計。美しい。

 食後、喫茶店で談笑。それほど動いたわけでもないが、かなり疲れた。心地よい疲れ。

 解散。帰宅し、明日の会議のためのネタを探さねば、と思いつつボーっとしてたら時間が過ぎていった。

 家で猫が、買ってきた『蝦蟇の油』の表紙をペロペロ舐めている。なんだ、油だからか?

*1:具体的な金額は秘密。