不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

今も昔もビアンカ一択

 世間がFF13で盛り上がっているなか、DSのドラゴンクエストV 天空の花嫁をクリアした。『9』ではなく『5』。スーファミ時代に一度クリアしているが、再度やりたくなったので。結構、細部まで覚えているものだな。
 幼少時代から青年、結婚、そして子どもと、親子三世代に渡る壮大なストーリー。ガキの時はよくわかっていなかったが、主人公が勇者ではない、親との別れ、幼なじみと結婚、子どもと冒険、モンスターが仲間になる、などなどたいへん斬新かつ大胆な内容である。ゲームとしてもほどよい難易度や、わかりやすく絶妙な伏線などなど、堀井雄二のセンスが随所で光る。中でも石化イベントは、子どもが冒険できるくらい成長しても、主人公は若いままという荒業を、親子の再会という感動的場面と共に成し遂げている。いろいろと感心してしまった。ドラクエシリーズ全部やっているわけではないが、脚本としては最も優れているのではなかろうか。
 こまめにレベル上げをしながら進めたので、本編ラスボスはあっさりクリア。メンバーは主人公一家4人。久し振りに出会った、いわゆる「魔王」的ボスだった。何で魔王は全てを無に帰したがったり、人の哀しみが糧になったりするんだろう。無に帰してどうすんのよ。オマエ一人でなにすんのよ。だいたい「手下がいろいろやっていたけど、無駄な事。俺一人でできる」とか言っちゃって、いままでの戦いなんなのよ。まぁそれが魔王なんだろうけどさ。裏ボスはやってない。
 CGごっちゃり全盛の中、進化したドット絵がステキでした。大満足。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

ドラゴンクエストV 天空の花嫁