先日も書いたがNetflixのせいで、家で本を読む時間が大幅に削られている。ちょっと自分内ルールを作らなければいかんなぁ。本も読みたいのだから。
ウィル・ワイルズ『時間のないホテル』(東京創元社、茂木健訳)。時間も空間も際限のないホテルが舞台のSFゴシックホラー……なんだけど、俺はちょっと乗り切れず、その理由を考えてみると、ホテルが主役でそれは興味深いんだけど、人間側のキャラクターがどれも好感があまりわかなかったから。似ているというわけではないんだけど、読んでいて、村上春樹のドルフィン・ホテルのパートが延々と書かれているような印象を受けた。本書の方がホラーで、あっちの方がSF(少し・不思議)という違いはあるけど。そして俺は後者の方が好きだったりして。
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