スディール・ヴェンカテッシュ『社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた』(東洋経済新報社、望月衛訳)。『ヤバい社会学』の続編でシカゴからニューヨークへ。出てくる人物も事件も事象もおもしろいし興味深いんだけど、とにかく著者の我や自意識が前面に過剰に出ていて、かなりウンザリしたのが正直な感想。そもそも原題の直訳が『たゆたう街――はぐれ社会学者がニューヨークのアングラ経済で自分を見失い、そして見つけ出す』だから、そういう自分語りの本なのは予定通りなんだろうけど、俺が読みたいのは著者自身じゃなくて対象なんだよなぁ……。せめてもっとドライに書いてくれたらよかったんだけど。ちと残念。
- 作者: スディールヴェンカテッシュ,Sudhir Venkatesh,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/05/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 水野和夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (7件) を見る
だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」
- 作者: 浅羽祐樹,木村幹,安田峰俊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (6件) を見る