今日はそもそも通院があったので在宅勤務だった。在宅勤務なのでぽちぽちと仕事をしていたが、一つ終わらせたら猛烈な睡魔に襲われたので布団に潜り込んでひと眠りすると、起きたら今度は寒くなってしまって、これはあかんと風呂に入ってじっくりあったまってようやく回復した。季節の変わり目なのか何なのか。病院で担当医に話したら、カルテに「多忙につき、疲れやすい」と書かれた、ですよね。
余裕が必要
珍しく月曜から飲み会があったのだが、六時開始で二時間制での店、それ自体は珍しくないけれど、本当に二時間きっかりぴったりで終わりにしようと、店員からのオーダー催促や皿の回収がとても早かった。人気店らしく予約がたくさん入っているのはわかるから対応はするけれど、時間の八時きっかりぴったりに客を出そうとするのならラストオーダーで頼んだ品物が来るのが八時十分前はちと辛い、熱いものだし。おいしかったけれど慌ただしく、もう少し余裕が欲しいなぁと思った。その飲み会では小島信夫の『別れる理由』が話題の一つになって、今時そんな会はなかなかないなと楽しく過ごせたが、月曜の飲み会はこの一週間引きずってしまいそうだ、明日も仕事の席があるし。生き残れるのか自分よ、私にも余裕が必要だ。
三月二四日、二代目
疲れていたから熟睡できた。何か身体がスッキリするものを食べたいなとカミさんと相談して選ばれたのがスープカレーだったのはギリギリセーフだと思うが、トッピングでザンギを選んだのはアウトではないか、スッキリはしない、しかしうまかったのでトータルではセーフ、何がセーフで何がアウトなのかは聞かないでください。二代目マキネッタを買うべく吉祥寺のカルディに行くが見当たらず、もう一つのカルディに行く前にロフトでも見かけた事を思い出して行ってみたらビンゴ。予想より値段は高かった(高くなった)がこれからまた十年単位の付き合いだと思うと安い、買う。喫茶店でカミさんも私も少しだけ仕事をしてから、本屋やスーパーに寄って帰宅。『ティアキン』プレイ。食後、『光る君へ』を見ながら、早速二代目で淹れたエスプレッソによるカフェラテを飲む、うまい、今後ともよろしく。
「有難う、お疲れ」
先日、Twitter*1で、何の文脈なのかはよく知らないのだが、「階段にお礼を言うのか」というフレーズだけを見かけて、まぁ上り下りのたびに階段にお礼を言う事はないかもしれないが、長年上り下りしていたのにそこから離れる事になったら、あるいはそこが壊される時になったら「ありがと」くらいは言うと思う。アニミズムといえばいいのか、私は物体にも魂はあるのではないかとうっすら思っているので、服やら歯ブラシやらを捨てる際には「あんがと、お疲れさん」と一声かけたりしている。だから、階段や建物にだって何かしらの気持ちは芽生えるであろう。
今日、いつも通りコーヒーを淹れていたら、愛用しているマキネッタの取っ手がグニンッともげてしまった。そこかしこにガタは来ていたが単純な作りなのでまだまだ使えそうだったし実際に本体の金属部分は問題ないのだが、取っ手の修理は難しそうだ。十二年近く、ほぼ毎日朝と夜にこれでエスプレッソを淹れていたのだから酷使と言っていいだろう。本体に描かれているオッサンの絵もほとんど消えている。すぐに捨てる気はないけれど、やっぱり「有難う、お疲れ様」と呟いた。