不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

多忙につき

 今日はそもそも通院があったので在宅勤務だった。在宅勤務なのでぽちぽちと仕事をしていたが、一つ終わらせたら猛烈な睡魔に襲われたので布団に潜り込んでひと眠りすると、起きたら今度は寒くなってしまって、これはあかんと風呂に入ってじっくりあったまってようやく回復した。季節の変わり目なのか何なのか。病院で担当医に話したら、カルテに「多忙につき、疲れやすい」と書かれた、ですよね。

余裕ありませんでした

 朝起きた瞬間、これはあかんのではないかと思い、パンを喰っていつもの薬を飲んだら確信に変わったので二度寝する。一時間後に居間にいたカミさんが様子見に来たが、一瞬起きるもまたもや寝に入る。その間、「布団のカースガノン(『ティアキン』のボス)みたいなイビキをしていたよ」との事。午後出社のつもりだったがこのまま在宅仕事にする連絡をし、本当に仕事をする気でいたが結局何もできず。夜の会も欠席の連絡をする、昨日だったらよかったけれど昨日だったらより悪化していたかもしれない。余裕のあるなしの段階ではなかった。駄目です。

余裕なし

 今夜の仕事の席はどこの店だったかなと主催者に確認したら「明日だよ」と言われる、欲しかった余裕ができてしまったが間違えていたのは余裕のなさからかもしれない。どうせ仕事なのだから今日でとっとと終わらせておきたかったという思いもなきにしもあらずだから我侭な話だ。今月で会社から去っていく人が二人ほどいたのだが、すれ違って二人ともろくに挨拶もできなかった、二人とも仕事でいろいろとやり合った間柄ではあったものの、挨拶くらいの余裕があってもよかったはずだ、お互いに。妙に喉がイガイガする、風邪だろうか、やっぱり余裕がない。

余裕が必要

 珍しく月曜から飲み会があったのだが、六時開始で二時間制での店、それ自体は珍しくないけれど、本当に二時間きっかりぴったりで終わりにしようと、店員からのオーダー催促や皿の回収がとても早かった。人気店らしく予約がたくさん入っているのはわかるから対応はするけれど、時間の八時きっかりぴったりに客を出そうとするのならラストオーダーで頼んだ品物が来るのが八時十分前はちと辛い、熱いものだし。おいしかったけれど慌ただしく、もう少し余裕が欲しいなぁと思った。その飲み会では小島信夫の『別れる理由』が話題の一つになって、今時そんな会はなかなかないなと楽しく過ごせたが、月曜の飲み会はこの一週間引きずってしまいそうだ、明日も仕事の席があるし。生き残れるのか自分よ、私にも余裕が必要だ。

三月二四日、二代目

 疲れていたから熟睡できた。何か身体がスッキリするものを食べたいなとカミさんと相談して選ばれたのがスープカレーだったのはギリギリセーフだと思うが、トッピングでザンギを選んだのはアウトではないか、スッキリはしない、しかしうまかったのでトータルではセーフ、何がセーフで何がアウトなのかは聞かないでください。二代目マキネッタを買うべく吉祥寺のカルディに行くが見当たらず、もう一つのカルディに行く前にロフトでも見かけた事を思い出して行ってみたらビンゴ。予想より値段は高かった(高くなった)がこれからまた十年単位の付き合いだと思うと安い、買う。喫茶店でカミさんも私も少しだけ仕事をしてから、本屋やスーパーに寄って帰宅。『ティアキン』プレイ。食後、『光る君へ』を見ながら、早速二代目で淹れたエスプレッソによるカフェラテを飲む、うまい、今後ともよろしく。

三月二三日、花のない花見会

 昨年行われた隅田川沿い花見会が今年も開かれるので参加したのだが、半月前まではドンピシャのタイミングだと思っていたのにこの一週間の寒さで桜は微動だにせず、ほとんど咲いていなかった。こっちの方に来たしと、向島まで移動して向島百花園に行ってみたがこちらもほとんど花はなく、なかなか渋い、地味な草見会となってしまった。まぁこれはこれで一興、百花園で甘酒一杯。浅草寺にお参りしてから割烹料理屋へ。サイダーを頼んだら1.5Lのボトルで来て、しかし飲むのは二人だけ。必死で飲み干し、これだけで満腹。会自体は盛り上がり、食事もうまかった。桜はまたの機会にと言って解散。一万六千歩くらい歩いて、さすがに疲れた。

「有難う、お疲れ」

 先日、Twitter*1で、何の文脈なのかはよく知らないのだが、「階段にお礼を言うのか」というフレーズだけを見かけて、まぁ上り下りのたびに階段にお礼を言う事はないかもしれないが、長年上り下りしていたのにそこから離れる事になったら、あるいはそこが壊される時になったら「ありがと」くらいは言うと思う。アニミズムといえばいいのか、私は物体にも魂はあるのではないかとうっすら思っているので、服やら歯ブラシやらを捨てる際には「あんがと、お疲れさん」と一声かけたりしている。だから、階段や建物にだって何かしらの気持ちは芽生えるであろう。

 今日、いつも通りコーヒーを淹れていたら、愛用しているマキネッタの取っ手がグニンッともげてしまった。そこかしこにガタは来ていたが単純な作りなのでまだまだ使えそうだったし実際に本体の金属部分は問題ないのだが、取っ手の修理は難しそうだ。十二年近く、ほぼ毎日朝と夜にこれでエスプレッソを淹れていたのだから酷使と言っていいだろう。本体に描かれているオッサンの絵もほとんど消えている。すぐに捨てる気はないけれど、やっぱり「有難う、お疲れ様」と呟いた。

*1:私はTwitterと呼び続ける事にしました。