映画・20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗

     シルバ−ウィ−クの初日、映画『20世紀少年-最終章-ぼくらの旗』を妻と観ました。
    私はコミックからのファンで、原作の浦沢さんと同世代ということもあり物語の時代
    の空気(ケンヂの子供時代等)がわかるので、コミックの連載時からワクワクしながら 
    読んでいました。ただ、ケンヂが「ともだち」の名を口にするあのラストシ−ンに

    は、多くのコミックファン同様首をひねった一人でした。

     今回の映画ではそのラストシ−ンの未消化の部分を堤監督が丁寧に描いてく

    れ、個人的にはすごくよかったと思っています。監督をはじめとする製作者の方たち

    の作品や観客にたいする思いやりややさしさのようなものが感じられ、満足して観終

    わりました。第1章からみてますが、最終章が一番よかったような気がします。

     映画を観てよかったという人は、是非コミックのほうも読んでみてください。時間

    の都合で映画では描かれなかった登場人物のエピソ−ドが盛り沢山です。より感動で

    きますよ。