まめ太の思い出 その8. マメとパパ

         
       ( とにかく素早い! 捕まえるのに一苦労でした )

    私は『暴れん坊ミニ将軍』の他にもう一つマメちゃんにニックネ−ムを   つけました。それは『忍者マメ』! 本当にすばしっこくて、ゲ−ジに入る   のをいやがるとき捕まえるのが大変でした。そんなマメがまだ小さいとき
   よくやった遊びが「おまえは袋のウサギだ!」です。私が横になっていると
   マメが背後に入ってきます。わたしはクルリとマメの方を向き、壁と私の身体
   でマメちゃんを囲んでしまうのです。そして一言「おまえはもう袋のウサギだ!
   もうここからは出られないぞ!」。マメは脱出を試みてバタバタ動きます。それが
   楽しかったのです。ペロペロと私の手をなめたこともありました(マメちゃん、
   それは反則でしょ)。この遊びもマメが大きくなるとやらなくなりました。一発で
   私の身体を飛び越えるようになってしまったからです。
    またある時は、私がひじ枕で横になっているとマメが後ろに来て、そのおヒゲが
   私の首に触れました。まさか腕と首の三角のすき間を通ろうとういうんじゃないだろ   
   うな?と思った次の瞬間、マメの頭がそのすき間にググ−ッと入ってきました!         
   「わ、わ、ワ―ッ!」です。すき間を通り抜けたマメは、体をグッと反らせて、
   なにか得意気でした。 マメちゃん、いろいろと面白かったね、ありがとね。