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Empreintes d’un Dragon Bleu

2009-01-19

血液型による性格診断は人種差別と同類である

00:53

本日のニュースに以下のものがあった。


血液型別「結婚する方法」4夜連続ドラマ!


2008年のベストセラーに「X型自分の説明書」が複数冊入るように日本人は血液型性格診断みたいなものが好きである。友人との話題で必ずといっていいほど一度は出る話題で大いに盛り上がる。○○さんは△型だから大雑把だとかあなたは神経質だからx型だとか「どう?あたっているでしょ?」みたいな得意満面な顔をしている人は枚挙に暇がない。実際にどれぐらいの人がこういう血液型による性格診断を本気で信じているのか知らないが愚の骨頂である。愚の骨頂であるだけではなくその人の人間性を疑いたくなる発言でもあるように思う。


まず現在までに血液型と性格の関連性は科学的に見出されていない。また見出されることもないように思う。そもそも性格というのは成長する環境に大きく依存する後天的なものである。生物学的な広義での「類」としての性格というのは生存競争を生き残る上で遺伝子に刻み込まれてるものもあるだろうが(例えば肉食類は狩って栄養を摂取する必要上攻撃性が強化される)、「個」の性格は自身の経験によって形作られるものである。そういうと今度は統計学的にそうじゃないか、自分の周りのx型の人間は○○なやつばかりだ!と主張する人もいる。しかし血液型というのは4つしかない。つまりx型は○○というのは確率論的に4人に1人は当てはまるのだ。またその「性格」とやらも非常に抽象的だ。x型は○○だという○○の部分が誰にでも多かれ少なかれ当てはまるようなものを持ってきてどうだ!と言っても説得力はない。また逆に血液型によって性格が決まってしまうのであればこの世の中には4つの性格しかないことになる。そうでないのは自分の周りの人間を省みれば火を見るより明らかではないか。


こういった都市伝説も話のタネとして大いに盛り上がれば結構じゃないかという人もいる。しかし考えて欲しい。その発言は人種差別的な発言と同類なのである。「黒人は野卑」という発言と「A型の人間は神経質」というのは双方とも何の科学的根拠もない偏見に基づく発言であり、人をカテゴライズして中傷する発言なのだ。血液型による性格診断はアーリア人種の優位性を主張しユダヤ人の大虐殺を行ったナチの主張と根幹的に同じということを認識していない人の多さに今日も背筋が凍る思いをする。

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