貧乏舌なアタシには「不味そう」には見えない

ネットのニュースで読みました。
【神奈川・大磯町の中学校給食、不評で大量の食べ残し】で検索すればヒットすると思います。


まぁザックリ「味が薄い」「おかずが冷たい」とかで給食の食べ残しが多いってことです。
食べ残しの割合は平均26%、多いときで55%だそうです。


で、このニュースは動画だったんだけど、どんな感じか(たぶん)実際の給食も写ってました。
お弁当タイプの給食でしたが・・・アタシは不味そうとか思いませんでした。(実際に食べてないので味は当然わからない。)
けど、このニュースにコメントしてる人達は結構「不味そう」みたいに言っていて・・・



コレッて世代なのか、単純にアタシとの感覚の違いなのか、よくわからないけど「不思議」。



うちの子が小学生か中学生の頃だからもう20年近く前のことで今とは違うかもしれないけど、給食って限られた予算の中で栄養もそうだし塩分とか計算された献立で出してたはずです。(地域によっても差があるのかもしれないけど。)
だから「味が薄い」ってのは食べる側が濃い味のものを食べ過ぎなのでは、って思っちゃいます。
あと・・・おかずが冷たいっていうのは・・・正直「しょうがない」んじゃないの?って思います。
お弁当だって(今は保温出来る弁当箱もあるけど)そもそも冷えてるのが当たり前みたいなもんじゃないのかな。


なんかこういう話しが出てくると「だったらいっぱい給食費払って美味しいもの食べたらいいんじゃないの」って思っちゃいます。
一食分の給食費ってものすごく安かったはず。



* * * * * 9月21日記


この記事の続報的な感じで「虫やプラスチック片などの異物混入があった。」というのを見ました。
確かに異物混入があったなら食べたくもなくなると思いますが・・・それは「味が薄い」「おかずが冷たい」というのとは全く別ベクトル、別問題だとアタシには思えるのですが・・・。

ガロンテープ/ガロンレース

方言じゃないけど、死語というか、「死文化」となっていきそう・・・っていうか、ほぼなってると思うので書いておく。


実家から80年くらい前のきものを貰ってきました。
その袖口、裾に縫い付けられているテープのこと。




アタシがもらってきたのは袷のきものなので単衣がどうかはちょっとわからないです。


袷のきものって裏地みたいな感じで八掛がついてます。で、昔の「いいきもの」(と母は表現していた)にはみんなコレを付けていたそうです。
そもそもきものの八掛ってそこは擦れてもきもの本体が破れないため(「だけ」かどうはは知りませんが)のものだったと思います。そこが擦り切れたりしたらそこを取り換えて着つづける、みたいな。(若い頃から着ていると擦り切れる頃には歳もとってるはずなので換える時に色も落ち着いた色にするとか聞いた覚えもあります。)
で、その八掛すら擦り切れるのを防ぐためにこのテープを縫い付ける・・・昔の人は本当に大事に着ていたんだなぁと思います。
(画像では良くわからないかもしれないですが、八掛より1ミリかひょっとするとそれよりも狭いくらいに出して縫い付けてある。)



というか、昔の人は乗り物などなかったので(田舎に住んでる一般人のことです)親戚の家なんかに呼ばれることがあると「歩いて」出掛けたのです。昔は結構近所というか「隣村」ぐらいな範囲に親戚がかたまったりしてた。(隣村と言っても・・・まぁ半径4〜5キロくらいかそれよりもうちょっと広いくらい。)



生活環境の変化で、そもそもきものを着る頻度が極端に少なくなってるのと、きものを着てそんな何キロも歩くってことがまず無い。
だから最近のきものにはいちいちそんなのは付けない。(必要がなければわざわざソコにお金も手間も掛けないのは当たり前。)
あ、もっと言うなら昔は自分で着るきものは自分で手縫いしていたわけで、そしたらやっぱり大事にもしたくなるよね。
(更に言うなら自分で機を織ってたわけで・・・。)


今回母方の祖母のきものを何枚か貰ってきました。
その中には自分で織って染めてもらって自分で仕立てたというきものも入っている。
80年以上も前のきものをアタシが着ようと思ってます。
(ただし着る前に寸法を合わせないと・・・。)