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下総ミリタリースクエア このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-07-18

在沖米海軍艦隊活動司令部 ホワイトビーチ施設見学ツアーに行ってきた(その1)

00:27 | 在沖米海軍艦隊活動司令部 ホワイトビーチ施設見学ツアーに行ってきた(その1)を含むブックマーク 在沖米海軍艦隊活動司令部 ホワイトビーチ施設見学ツアーに行ってきた(その1)のブックマークコメント

 ここのところtwitterにかまけて、ブログの更新がtoo late, too littleという有様ではありますが、そんなtwitterでフォローしていた在日米軍司令部公式アカウント@CNFJ)が、「在沖米海軍艦隊活動司令部 施設見学ツアー」をフォロワー限定で募集しておりましたので、深い考えもなく応募したところ、どういう訳か当たってしまいました。なので、はるばる下総から沖縄まで行って来ました。

 ホワイトビーチは沖縄県うるま市にある、在日米海軍陸軍海上自衛隊等の施設とも隣接しており、海軍陸軍の2つの桟橋を中心とした施設群です。


大きな地図で見る


 ツアー参加者はホワイトビーチ正門に集合。台風が心配されていましたが、強風とたまのスコールはあるものの晴天です。

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 ツアーではまず、標的部隊の見学から始まります。在沖米海軍の標的部隊は、米第七艦隊の訓練支援業務、具体的には射撃用の高速無人標的機を運用している部隊です。下の写真はその標的部隊での施設にて撮影した標的部隊員達で、右にいる女性が部隊長です。

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 この部隊が運用している無人標的機はBQM-74Eで、海上自衛隊でも運用されています。自衛隊ではむしろ、「チャカ掘廚噺世辰燭曚Δ認知度が高いと思います。米海軍で運用しているものは、高度40,000フィート(12,000メートル)から7フィート(2メートル10センチ)までの高度を、最大時速900キロの亜音速で飛行することができます。

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 このBQM-74Eの操作については、以下の三台のコンソールで行います。

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 最近は無人偵察機をカメラの映像で操縦する例が増えていますが、このBQM-74Eはカメラの映像で撮影するのではなく、GPS信号と地図により現在地を確認しながら操縦桿を操作します。以下の2つの写真はデモモードを使った、実際の射撃を伴わないシミュレーションで、最初の写真の右のモニタは標的機の状況を表示しており、高度や速度、傾斜角等が表示されており、これを見ながら実際の操縦は行われます。また、左の写真でモニタ上に表示されている赤い線は標的機の軌跡が表示されており、その始点の緑アイコンは標的機を発射した訓練支援艦です。

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 下はツアー参加者が操作して、発射した標的機が元の進路に戻っているの図。

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 ちなみに、Windowsベースみたい。

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 このBQM-74Eは、一機あたり50万ドル、現在のレートで約4,000万円ほどで調達されているそうです。標的を曳航するタイプではなく、自らが標的になるので最後は破壊されてしまうのですが、実弾での迎撃を伴わない訓練を2,3回は想定して作られており(そういう想定だけど、4回ほど使う例が多いそうです)、破壊されない場合はパラシュートで海面に降りてきて、ボートで回収され再利用されるそうです。

 無人標的機を使う以上、発射する母艦や、回収する為のボートが必要になります。発射母艦はいなかったので見れませんでしたが、ボートやジェットスキーなどは施設内で見ることができました。

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 上の写真のジェットスキーは人が乗って操縦する他にも、無人で遠隔操縦も可能とのことです。下の写真のような簡易的な無線操縦装置を見せてもらい、ジョイスティックでジェットの向きが変わる等のデモンストレーションも行って頂きました。写真の操縦装置は施設内で使うものだそうで、海上で使うものは10キロ離れていても無線操縦が可能とのことでした。

 

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 これらの無人標的機は訓練においては重要なものですが、運用に非常にコストがかかる為、自国で運用している国はあまりいないとのことで、米海軍ではそれらの国にも共同訓練でこれらの機材を使って支援するそうです。最近はシンガポールマレーシア等と訓練を行ったそうですが、これらの国への支援の為に、ホワイトビーチにいる時間はそう多く無いとのことでした。

 また、説明いただいた在沖米海軍参謀長はP-3C哨戒機のパイロットだったのことで、そのパイロット資格を得るのに3年かかったそうですが、BQM-74Eの操縦は3ヶ月でマスターできるとのことで、運用も若い方が多く携われていました。


(その2)へ続く。

scrumploversscrumplovers 2011/07/29 21:07 おひさしぶりです、dragonerさん。
震災から4ヶ月経って、大分落ち着いてきました。
自衛隊の方々のご活躍には心から感謝申し上げます。

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