Dr.マッコイの非論理的な世界 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-08-25

[][] 岡崎久彦は親米を通り越して媚米

我が家では以前には読売新聞をとっていたのですが、最近は産経新聞をとっています。別に私が指定したわけではなく、サービスが良いということで妻が勝手に変えただけですが。朝日と毎日だけはとらないでくれとたのんであるだけです。

それはともかく、昨日の産経新聞の正論に岡崎氏の書いた「遊就館から未熟な反米史観を排せ」という文章が掲載されています。思わずちゃぶ台をひっくりかえしそうになりました。

昨日は帰宅して、妻がテーブルに夕食を並べてくれる間、この文章を読んでいたんですが、私の表情が見る見ると険しくなっていって、そのあまりの変わり様に妻に「職場で何か大変な事でもあったの?」などと聞かれてしまったほどです。

ネット上でその文章を読むことができます。

【正論】岡崎久彦 遊就館から未熟な反米史観を廃せ

■「靖国」の尊厳すら損ないかねず

《唾棄すべき安っぽい議論》

 8月20日の米紙ワシントン・ポストに保守派の論客として知られるジョージ・ウイル氏が論説を掲げ、安倍晋三氏は新総理となったら靖国に参拝すべからずと論じている。

 その理由として挙げているのは、単に日中関係が悪いから修復する必要があるということだけであり、米国の世界戦略にとってどうのこうのという論点は全くない。むしろ、全体の書きぶりは、歴史家ウイル氏らしく、中立的、思索的であり、日本に対する非難のトーンはない。

 たとえば、中国が内政干渉する以上、日本は言うことを聞けないとの態度に対しては、ネルソンの火掻棒理論を紹介している。

 トラファルガーの海戦の前に、火掻棒を手にしてネルソンは言った。「火掻棒をどこに突っ込もうとおれはかまわない。ただナポレオンがここに突っ込めと言うなら、おれは他の所に突っ込む」。これを良いとも悪いとも言わず、中立的な歴史的な例として紹介しているだけである。

 ただ、他のすべての個所はユーモアと余裕をもって書いているのに、一カ所だけ文勢が激しいのは、遊就館の展示についての次の部分である。

 「遊就館の展示によれば、『大東亜戦争』は、ニューディール政策が大不況を駆除できなかったので、資源の乏しい日本を禁輸で戦争に追い込むという、ルーズベルト大統領の唯一の選択肢として起こされたものであり、その結果、アメリカ経済は完全に回復した、と言う。これは唾棄(だき)すべき安っぽい(あるいは、虚飾に満ちた、不誠実な=dis−gracefully meretricious)議論であり、アメリカ人の中で、アンチ・ルーズベルトの少数ながら声ばかりは大きい連中が同じようなことを言っていた」

 ウイル氏は引用され得る少数論の存在もちゃんと示しながら、この論に対する侮蔑(ぶべつ)の態度を明らかにしている。そして更に「小泉氏も安倍氏も、靖国参拝の際、遊就館には行っていない」と公平に付記している。

 全体の論旨には賛同できない点はある。というよりも、彼は私の尊敬する歴史家であるが、現実に動いている国際情勢については事実の誤認がある。

《知のモラル上許せぬ展示》

 2005年4月に中国で起きた反日デモは靖国とは何の関係もない。日本の安保理常任理事国入り反対は、官製デモの目的であり、靖国参拝の結果ではない。

 昨年10月の小泉総理参拝の前に、私は、反日デモは警察の厳戒態勢内の少数の抗議運動以外は有り得ないとして、総理の参拝を支持したが、現にデモはなかった。8月15日の参拝後もそうだった。

 昨年の総理参拝のころから、日本の対中国投資は再び活発になっている。問題は首脳会談がないという人為的な障害だけであり、むしろ、こんなものは無視した方がよいという歴史観に基づく判断もあってよいと思う。

 この論文を読んでいて、ウイル氏が歴史家としてのインテレクチュアル・インテグリティー(知性のモラル)上、真に許せないと思っているのは遊就館の展示だと思う。

 この展示には、日本では他の国より弱いかもしれないが、世界的にどこでもある反米主義の一部が反映されている。過去4年間使われた扶桑社の新しい教科書の初版は、日露戦争以来アメリカは一貫して東アジアにおける競争者・日本の破滅をたくらんでいたという思想が背後に流れている。そして文部省は、その検定に際して、中国、韓国に対する記述には、時として不必要なまでに神経質に書き直しを命じたが、反米の部分は不問に付した。

 私は初版の執筆には全く関与しなかったが、たまたま機会があって、現在使用されている第2版から、反米的な叙述は全部削除した。

《これでは靖国をかばえず》

 戦時経済により、アメリカが不況の影響から最終的に脱却したことは客観的な事実であろうが、それを意図的にやったなどという史観に対しては、私はまさにウイル氏が使ったと同じような表現−歴史判断として未熟、一方的な、安っぽく、知性のモラルを欠いた、等々の表現−しか使いようがない。

 私は遊就館が、問題の個所を撤去するよう求める。それ以外の展示は、それが戦意を鼓吹する戦争中のフィルムであっても、それは歴史の証言の一部であり、展示は正当である。ただこの安っぽい歴史観は靖国の尊厳を傷つけるものである。私は真剣である。この展示を続けるならば、私は靖国をかばえなくなるとまであえて言う。(おかざき ひさひこ=元駐タイ大使)

最後の、「元駐タイ大使」と書いてあることでわかる通り、この方は元外交官なのでしょう。外務省の人間というのはみなさんご存じの通り、日本の国益のために仕事をしているのではなく、外国かぶれで外国の意向を日本に押しつけようとするような輩が多いように思います。本来の仕事と逆のことをやっているのです。

加藤紘一ももと外務省の職員ですが、彼は中国の意向を日本に伝えようとばかりしている、この岡崎氏は、そのアメリカ版とも言えると思います。

岡崎氏の口癖は皆さんご存じの通り「アングロサクソンについてゆけば間違いない」です。この言葉には二つの問題点があります。

まず日本人はどんなに頑張ってもアングロサクソンにはなれないという現実をこの人はわかっていないということです。こちらがシッポをふってついていっても足下を見られて利用されるだけということにもなりかねません。しっかりとした独立・自尊のかまえがあってはじめて対等な同盟関係となることができるのです。

どうも媚中派といいこの人といい、どこかの国とべったりくっついていないと安心できない病気に日本人の多くがかかっているとしか思えません。独立・自尊なんて考えもしないんでしょうか。

少なくとも今の日米関係は対等な同盟関係とは言えませんし、「同盟」と呼べる代物かどうかすら怪しいので私は日米同盟とは詐称ではないかと思っているほどです。

アメリカに日本の急所を常に握られた状態で、対等な同盟を結んだまともな国と国との関係にあるかのように思いこむのは親米保守といわれる方々に多いですが、日米「同盟」はまだそんなレベルには達していません。現実を見つめましょう。

お互いに自分の国は自分で守った上での同盟が本当の同盟です。相手に守られてそれが同盟だなんて聞いたことありません。

また、「アングロサクソンに付いてゆけば間違いない」の言葉に含まれる他の意味として「あの戦争はアングロサクソンに刃向かうような真似をして間違いだった」と言っている点です。

しかしあの戦争をこう捉えてしまうと、ほぼ100%あの戦争には大義がなかったと言っているのと同じことになります。

当時の日本人は欧米人がアジアに対してやっている滅茶苦茶な人種差別やはげしい搾取に満ちた植民地政策に義憤を感じていました。そうした怒りがもとになってアジア解放と新秩序の構築をかかげて米英蘭など連合国側と戦ったわけです。これが100%戦争の目的だったとか100%あの戦争をアジア解放のための戦争だったとまで私も言うつもりはありませんが、日本が連合国と戦争をした結果としてアジアの植民地が次々に解放されていったのは間違いではありません。

こういう事を書くと左翼がまたうるさいんでしょうが、岡崎氏もこうした点をおそらく認めていないのではないかと思います。歴史観は左翼と同じということです。

それから、上の文章からわかる通り、アメリカが日本を着々と戦争に追い込んでいったという見方ではなく、日本が無謀にもアメリカに戦争をしかけたとでも思っているんではないでしょうか?オレンジ計画とか知らないんでしょうか?

ちょっとはこの本でも読んでみてはいかがでしょうか。

日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

いや、私は岡崎氏はそういう事も知っていて、敢えて言っているんだと思います。つまり日本人独自の歴史観を持つことによってアメリカと対立する要素が少しでもできるなら、そんなもの持つのをやめてアメリカの言うとおりしておけという事なのではないかと私は岡崎氏の心を想像します。

いずれにしろ、アメリカと戦った理由まで否定してしまえば、結局のところあの戦争を全否定してしまうのと同じです。

しかし靖国神社はそもそも英霊を顕彰する場なわけですから、岡崎氏の考え方では靖国神社に祀られている大東亜戦争に関する英霊は「侵略戦争を遂行した戦犯、あるいはそれに無理矢理加担させられた犠牲者たち」ということになってしまいます。これこそ英霊に対する冒涜です。

そんな人間に「これでは靖国をかばえず」などと言って欲しくないです。だいたいまったく靖国をかばうことになってませんので。

私は遊就館が、問題の個所を撤去するよう求める。それ以外の展示は、それが戦意を鼓吹する戦争中のフィルムであっても、それは歴史の証言の一部であり、展示は正当である。ただこの安っぽい歴史観は靖国の尊厳を傷つけるものである。私は真剣である。この展示を続けるならば、私は靖国をかばえなくなるとまであえて言う。

この「安っぽい歴史観」の部分については「もののふのこころ」さんが的確な批判をされています。引用させていただきます。

親米ではなく,もはや媚米」より

上記の「アメリカが経済立て直しのために日本に戦争を仕掛けた」に代表される,いわゆる遊就館史観は,じつは以前にも桜チャンネルの討論会で秦郁彦氏が批判されておられました。秦氏も,歴史的に観て立証のされてない言説をさも事実かのように展示・説明しているのは間違っていると述べていましたが,岡崎氏はこれを「安っぽい歴史観」と表現していることになりますね。

しかしながら,図らずも岡崎氏が表現されているように,これは歴史観ですよ。史実とは異なります。

この場合の史実とは「日本がアメリカと戦争をし,そして負けた」だけです。これに対し,お互いの国が各々の状況証拠や物的証拠を積み上げながら事実に対する考え方を醸成させていくのが「史観(歴史観)」ではないですか。

したがって,これには相違があって当然ですし,それをある程度すり合わせることは出来ても,絶対に相容れないところがあるのも,これまた当然のことだと思います。しかも,いまや宗教法人である靖国付帯施設の一展示説明にそれがあったからといって,何ら強要・抑制されるものではありません。

その通りだと思います。各国独自の歴史観があって当然なわけです。もちろん中国の反日歴史観みたいに、それがあまりにも史実からかけはなれ捏造されたものでは問題外ですが、他国の人間が感じるのと同じようにものごとを捉えなければならないと考えるのはもはや日本人とは言えません。

歴史とは国民の物語です。それが他国の物語と一致しなければならないと考えるのはそもそも間違いなのです。そういう点で日中韓の三国で共同の歴史教科書を作ろうなどという動きがありますが、あれは馬鹿げた事です。史実に関してなら学者同士があつまって議論してすりあわせれば良いでしょうが、その解釈については各国それぞれにあるていど独自色を持つ権利があって当然の事です。

自国の歴史観を他国に押しつけたり、それが世界基準であるかのように騙ったり、歴史観を政治利用したりするような真似は慎むべきです。なぜならば、それは場合によっては戦争の原因にもなりかねないからです。日本はそのことで戦争したりはしないでしょうが、他国の場合、特にイスラム諸国がからんできた場合はそういう可能性すらあります。これは危険な事です。

岡崎氏はアメリカに対して日本の歴史観とアメリカの歴史観は違うがそれは当然のことであって、その事で目に余る間違いでもない限り(たとえば原爆投下を正当化するような論調)、お互いに干渉すべきでない、お互いの立場と物事のとらえ方の違いを認めた上でつきあってゆくのが対等な国と国との関係であると知るべきでしょう。

まあなんでも外国人が感じるようにあわせてしまいたがる手のタイプは実は日本人にはもともとかなり多いのですが、それが左向きなら中・韓べったりに、そうでなければアメリカべったりになってしまう傾向があるようです。外国人と接しているうちに自分の主体性が消えてしまって彼らにただ同調するだけなのかもしれません。

ただ岡崎氏のレベルになってくると、もうアメリカがちょっとでも日本にたいして不満を持つようなことは決してしてはならないという感じで、完全に「怯え」になっています。

このような人たちが政治家にも文化人にも結構多いです。同志社大の村田晃嗣とかもそうでしょう。そういう人たちは結構簡単に「国益」という言葉を口にしますが、そういう人たちの言う国益とはごく目先のものでしかありません。

こういう人たちと同じような媚米というか怯米の政治家や官僚らに日米の国益が衝突したらまともに交渉してもらえるでしょうか?

とにかくアメリカを怒らせるのはいけないことだとばかりに、なんでもアメリカの言う通りにしておくことが日本の国益だとしか考えないのではないかと思います。

私は目先の国益も大切だと思いますが、しかし、それは国あってのものです。長い目でみれば国を弱体化させる、国の独立・自尊を脅かすのであれば、意味のない国益です。

国というのは長期存続してはじめて意味があり、究極的にはそれこそが国益です。

国が長期間存在するとは、ただ日本列島の上に黄色人種が生き続けるということとは違います。過去と連続した歴史観・価値観・文化を持ちそれが未来につながってゆくということです。

そこで大切になってくるのが、国民の物語としての歴史観だと私は思います。あの戦争では日本人はアジア解放のため、そして自らの独立・自尊のため、欧米列強の横暴にたいして、自らの短期的な国益を度外視してでも、また負けを覚悟してまで、勇敢に戦った。

かつての日本人は大義のために損得をかえりみずに立派に戦ったのだという物語こそ、日本人の誇りとなって日本という国を存続させるエネルギーとなるでしょう。そうした歴史観こそ持つべきだと私は思います。靖国神社はそうした国民の物語を教えてくれる場でもあると思います。

ただ目先の損得だけを追い求めても長期的には国を滅ぼす道につながるということもあると思います。他国に適応ばかりして自国独自の視点を失ってしまうということも、その一つだと思います。

ましてや、岡崎氏のレベルになってくると、目先の損得すら考えているかどうか怪しくなってきています。ただただアメリカを少しでも怒らせることに対して神経過敏になって、アメリカのご機嫌をそこねることをひたすら怯えているとしか思えません。これはもう完全に病気です。ちょっと治療か入院が必要ではないでしょうか。

もしくはアメリカへの怯えではないとしたら、上目遣いのいやらしい媚びだとしか言えませんね。こんな事しても加藤紘一みたいな「遊就館はあの戦争を美化しているしそれをアメリカも良く思っていない」とか言う輩に利用するだけだと思います。ほとんど同類でしょう。

上では「もののふのこころ」さんからの引用を利用させていただきましたが、その他てっくさんの「岡崎久彦へのリジョインダー」もあわせてお読みください。

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靖国靖国 2006/08/25 11:31 顔色が変わるほどの記事は読まないほうがいいと思うのですが、というか熱血漢でおられるんですね。私の場合は読んだり読まなかったりです。同じテーマをぐるぐる回ってる気もしますしね。

岡崎氏が2次大戦をどう考え、評価しているのか、私はよくわかりません。本を読むと歴史的な事実を書いておられるだけです。たぶん事実のみで特定の価値観などを含む歴史観を持っておられないと思います。左翼でも右翼でもない歴史学者であろうと。

> 私は初版の執筆には全く関与しなかったが、たまたま機会があって、現在使用されている第2版から、反米的な叙述は全部削除した。

>《これでは靖国をかばえず》
>戦時経済により、アメリカが不況の影響から最終的に脱却したことは客観的な事実であろうが、それを意図的にやったなどという史観...

これは、岡崎氏から見て、歴史的事実ではないと考えてのことでしょう。史観とかそういうものではないと思います。つまり、アメリカの意図を証明できないのだから、そう主張するのは間違いだということ。そういう観点で靖国をかばえずと言っておられるのと思います。
ただ、私などが考えるに、そのような下心もあっただろうと推測できますから、その点で「靖国をかばえず」とまで言うようなことかなと思います。
しかし、この点で、靖国をかばいたいという岡崎氏の気持ちが出てると思います。かばいたい、でもバカなこと言ってるからかばえない。

たかたか 2006/08/25 11:32 失礼。靖国>たか です。すみません。ガラにもなく長文を書いたもので失敗。

クーマクーマ 2006/08/25 12:10 同じ文脈で、阿川尚之も要注意人物だと私は確信しています。ある意味では岡崎よりもヒドイかもしれない。

kousotsudrkousotsudr 2006/08/25 13:00 トラバとコメント,ありがとうございました。

>たか様

>日露戦争以来アメリカは一貫して東アジアにおける競争者・日本の破滅をたくらんでいたという思想が背後に流れている。

史実ならば,「幾つか事実と異なる記述があったので削除した」と言えば済むことだと思います。たとえ,たか様の仰る通りだとしても,上のようにまるで陰謀史観のような書き方は岡崎氏の反米派への悪意を感じます。

いずれにしても,靖国は既に修正作業に入っているようですから,アメリカ様の効果は絶大だったということでしょうか。
小生は謂わば”米国利用派”でありたいと思ってますが,日本政府はどうも未だそこまでの狡猾な外交は出来ないようです。
差し出がましいようですが,一言だけ述べさせていただきました。

drmccoydrmccoy 2006/08/25 13:32 >たかさん
私にはやっぱり靖国をかばいたいというよりアメリカ様を怒らしちゃならんという岡崎氏の意志が見えてしまいます。岡崎氏の中では「靖国<アメリカ」なんだと思いますが、どうでしょうか。

>クーマさん
阿川尚之氏については私はあまりよく知りませんでした。岡崎氏のほうが「保守の論客」みたいに思われていて影響力が強いぶん要注意ではないかと思いますが、阿川氏についてもチェックしておきたいと思います。

>kousotsudrさん
昨日の晩に家で新聞を見ていて、絶対今日は書いてやろうと思っていたネタだったのですが、kousotsudrさんが先に書かれていて嬉しくなりました。内容も参考にさせていただきました。
日本人にはアメリカに限らず他国をいなしつつ、したたかに利用するというのは難しいんでしょうね。日米安保にしても最初は軍事力の負担なんかも全部アメリカにまかせてそのぶん経済的復興に全力をあげるためにアメリカを利用したつもりだったのかもしれませんが、逆にミイラ取りがミイラになったというか。ともかく日本人の意志が継続していないところにも問題があるのではないかと思います。うまいことアメリカを利用できるくらいしたたかさを持った政治家や外交官が将来は登場してくれることを願っております。

j.seagullj.seagull 2006/08/25 14:54 「アングロサクソンについてゆけば間違いない」ってすごいですね。まさに思考停止状態・・・。
私は、今の中高年の自殺率や駅員への乱暴は日本人に合わないのにアメリカの成果主義等のシステムを持ち込んだせいではないかと思っています。
また、過度な個人主義の蔓延などもそうでしょう。

岡崎久彦には「日本人はなぜ日本を愛せないのか」という本を読ませたいです。日本人が海外の物は皆良く見えてしまうという思考の弱点などを突いている本です。

drmccoydrmccoy 2006/08/25 15:11 >j.seagullさん
j.seagullさんの「日本人はなぜ日本を愛せないのか」に関するエントリー、先日拝見しました。なかなか興味深い本ですね。そちらにもコメントさせていただこうと思ったのですが、このところ自分のエントリーのアップで精一杯なもので、失礼します。
実はアメリカは今後「アングロサクソン」の国であり続けられるかどうかあやしいんですよね。なんたって白人は少子化で人口激減の一方、ヒスパニック系が激増していますから。このヒスパニック系がこれまた問題多しで、20〜30年後のアメリカはかなり混乱していて世界のリーダーの座から陥落している可能性すらあります。その時に日本がどうするのか気になりますし、アメリカ国内にはそういう遠い将来を見越して、日中を衝突させて相対的に地位を保とうと考えているしたたかな勢力もあるようです。

DBGTSPECIALDBGTSPECIAL 2006/08/25 17:41 日本人はなぜ第三者的立場で考えようとしたがるのか。
親米か親中か、どちらでもないとなれば親日つまり日本人が日本人の立場で、日本のいいぶんを聞くあるいは言う。というごく当然なことが
まるで公平を欠くかのように中立であろうとしすぎる(人がいる)
のは不思議。岡崎なんて人も自分はあたかも公平公正に歴史を
見てますよと思ってるかもしれないが、つくる会の教科書の、反米的記述は全て削除させた、なんて言ってるんだから やはり媚米といわれても仕方ないだろ。

たかたか 2006/08/25 21:06 クーマさん
岡崎氏は、事実に基づく歴史を唱えておられるので、その意味での感情はあるかもしれません。

マッコイ博士
>「靖国<アメリカ」
それはご本人に聞いてみなければわかりません。私の本やTVでの印象では、両方大事ということだと思います。

riririri 2006/08/25 21:23 てっくさんが靖国神社に電凸なさったそうです。
変えたところは大東亜戦争の展示のところ、「ルーズベルトの大戦略」の
「アメリカ国内経済の問題」でルーズベルトが大東亜戦争を目論んだ、との説明部分「だけ」

j.seagullj.seagull 2006/08/25 22:07 drmccoyさん、お気になさらずに(^^)
「今日は何して過ごそうかなぁ」ってなくらいにお暇なときにでもまた覗いてみてください(^^ゞ
それより「マッコイ博士のアンテナ」に、いつの間にか加えていただきありがとうございます。私の方も相互リンクに加えさせていただきました。

それよりアメリカの将来は確かに気になりますね。南米でもアメリカ離れが進んでいるという現実があるようですし、パックスアメリカーナ崩壊の日が来ることは想定不可能ではないですものね。その後が一体どうなるか・・・。

drmccoydrmccoy 2006/08/29 09:21 >たかさん
私は岡崎氏に聞かなくてもわかると思いますよ。現にアメリカを怒らせないように遊就館の展示内容を変えさせてるんですから、私はやっぱり「靖国<アメリカ」、下手したら「日本<アメリカ」なんじゃないかと思います。この場合の日本はまあ定義にもよりますが。

>riri さん
私の次のエントリーも読んでみてくださいませ。

>j.seagullさん
我々が思っているよりもアメリカの崩壊はあんがい早いかもしれません。過去の歴史を振り返ってみると、帝国による1極支配というのは、そう長続きしないものらしいですから。でもすでに日本はアメリカの勢力維持のために利用される存在になりつつあるような気がします。やはり独力で中国に対抗しうるくらいの力が日本には必要だと思います。