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2006-09-15

[] 東京裁判を受諾したら何なのか?

■[読書] 小林よしのり氏について」のエントリーのコメント欄でこのようなコメントをいただきました。

名無しさん 『「脱ゴーマニズム宣言」に対する著作権裁判を見ればわかるように嘘、間違い、デタラメを吹聴していると指摘されてもそう簡単には過ちを認めません。

読者に対して誤った情報を与え続けたままでかまわないという態度は”国賊”者だと思いますけど、違いますか?

サンフランシスコ平和条約第11条に関してはこちらを。

・箸にも棒にもかからぬ愚論、「受諾したのは判決だけ」

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20060908

http://d.hatena.ne.jp/myhoney0079/20060906/p2#c

その後、いそがしくてチェックしていなかったのですが、どうも左方面の方々は最近よくきく「サンフランシスコ講和条約で日本が受諾したのは東京裁判そのものではなく、判決だけだ」という論を「箸にも棒にもかからぬ愚論」と言って攻撃しているようです。

それに対する私のコメント欄での回答は、まあ面倒だったのでこんな感じで書きました。

よく言われるように、仮に東京裁判そのものを受諾して独立したからとしても、それが何だと言うのでしょうか?だったらそれは間違いだったと訂正すべきです。なぜなら、日本が東京裁判というものの存在を認めてしまったために、戦後の国際社会が滅茶苦茶になってしまった、戦争に勝った国が好き勝手やってしまう国際社会を作ってしまったわけです。反省すべきは東京裁判です。

http://d.hatena.ne.jp/drmccoy/20051009/p1

上で東京裁判関連のエントリーを示しましたがこちらのほうが良かったので失敗でした。

ところで、上の「名無しさん」がコピペして紹介してくれたブログのId:Apemanさんがきこりさんのところで論争をしていて、それを興味深く拝見しました。

■[政治] で、あんた達本当にソレの中味を吟味したの?

■[政治] 法の解釈論には興味が無い

■[政治] 雄叫びクリンチ君

拉致問題以外できこりさんのこれほど気合いの入ったエントリーはめずらしいんじゃないでしょうか。かなり読み応えのある内容で、説得力もあると思います。


  • 東京裁判をいくら批判しても一向にかまわない

きこりさんのところをざっと読んだ私の判断では、Apemanさんは

「サンフランシスコ講和条約によって日本が受諾したのは戦犯裁判の判決だけで、裁判そのものではない」という主張は「箸にも棒にもかからぬ愚論」である

ということが言いたいだけみたいです。

この問題であらためて思ったのですが、「サンフランシスコ講和条約によって日本が受諾したのは戦犯裁判の判決だけで、裁判そのものではない」という事を言いだしたのは、一体何のためだったのでしょうか?

たぶん東京裁判を批判すると日本は裁判を認めたと言われるから、それに対する反論として誰かが言いだしたことなのでしょう。講和条約11条の原文を読むと、judgementsと書いてあることを誰かが「発見」して、受諾したのは裁判ではなく判決にすぎなかったのだ!となったのではないでしょうか。私も一旦は「なるほど、そうだったのか!」と思いましたが、しかし今回よく考えてみると、ちょっと待てよと思いました。

裁判全体を受諾していようが判決のみだろうが、それは本質的なことではないのではないかと思えるからです。

仮にApeman氏の言う通り「「サンフランシスコ講和条約によって日本が受諾したのは戦犯裁判の判決だけで、裁判そのものではない」というのが「箸にも棒にもかからぬ愚論」であったとしても、

「東京裁判は勝者の一方的な裁きである」

「冤罪のでっち上げ裁判だ」

「事後法に基づく近代法の原則に反する裁判とは言えないものである」

「以上を総合して、東京裁判がその後に作り上げた日本悪玉歴史観は認められない」

ということをなぜ主張してはいけないのでしょうか?

「裁判を受諾したのだからそういう事を言ってはいけない」とはならないと思います。

繰り返しますが、日本が講和条約で裁判を受諾したからって、講和条約11条そのものが国際法の精神に反する(本来なら独立回復すれば直ちに戦犯裁判を無効として戦犯をただちに保釈できる)とか、早く独立したい日本の弱みにつけこみ、脅して条約をむすばせた卑劣なものであるとか、どうしてこういう批判ができなくなるのか、べつに裁判を受諾していようが判決だけであろうが、東京裁判や講和条約11条のおかしさはいくらでも批判できるし、それを批判してはなぜいけないのか、そこが本来の論点ではないかと思います。

そもそも日本は東京裁判を否定するようなことをすでに政府として正式にやっているのです。4000万人の署名がきっかけで遺族援護法・恩給法などの制定や改正によって戦犯を犯罪者として処刑されたのではなく公務死(または法務死)として無くなったことにして、戦犯には支給されない恩給も支払われているし、国内法的には明確に東京裁判を否定というかくつがえす決定を政府も国民もすでに行っています。(靖国神社HP「“A級戦犯”とは何だ!」参照)


  • 国際秩序のためにも日本の信頼をとりもどすためにも、東京裁判を批判すべき

おそらくこの件に関してサヨクが言いたいのは、今や国際社会の「常識」になっている東京裁判をベースにした日本悪玉史観を否定すると日本は国際社会からの信用を失うから、そんな事をしてはいけない、とか何とか言うのでしょうか。

しかし、私は戦後日本が常に国際社会(というか主に極東3国)から常に「信頼できない」と言われるのは、そもそも東京裁判によって作り出された日本悪玉史観を戦後日本がずっと認めてきたことによるのだと思います。つまり、日本政府は戦後ずっと外に向かっては「かつての日本は100%悪かった」として謝罪しかしてこなかったから、それが問題なのです。

現在までの議論を見てわかる通り、国内にあるのは日本悪玉史観だけではありません。当然それ以外の歴史観、あの戦争には自存自衛、独立自尊のための戦いとしての側面があったと評価する人もいますし実際その通りと思います。そのことを国際社会に対して一切説明せずに、ひたすら過去に対して謝罪しかしてこなかったために、東京裁判や講和条約に批判的な議論をすると「国際社会の信頼を失う」ような現状になってしまったのです。

国内的には遺族援護法や首相の靖国参拝などによって部分的にしろ東京裁判を否定したり大東亜戦争の戦死者を国として顕彰し、あくまで部分的であるものの多少はあの戦争も肯定的に見る部分があるのに、外に向かってはあの戦争に関して100%謝罪しかしてこなかった、ここが最大の問題点なのです。

これでは完全な二枚舌外交です。外交というのは二枚舌でも一向にかまわないと思いますが、しかしやるならうまくやらなければならない、謝罪100%の日本外交はかなり稚拙なものだと批判されねばなりません。

小泉首相ですら、何度も村山談話を踏襲して、その上塗りをしています。これこそ、その場しのぎの先送り外交の典型でしょう。こういう事の積み上げによって日本は自分たち自身の手でどんどんと東京裁判の呪縛にがんじがらめにされていっているのです。

ここは、国際社会から本当に信頼得るためにも、一時的に信頼を失ったとしても日本はしっかりと主張してゆくべき、もしくは国際社会に対して少しずつ謝罪以外のメッセージも込めて発信してゆくべきだと考えます。

そもそも、何度も書いていますが、東京裁判というものが存在したために、戦後の国際秩序は国際法の精神からかけはなれた滅茶苦茶なものになってしまったのです。

私の以前のエントリー「無意味で有害だった東京裁判」から抜粋しますと

「東京裁判」は以下の5つの問題点を、戦後の国際社会に定着させるという弊害を生んだ。

第一「戦勝国は敗戦国を、国際法を無視して断罪してよい」という悪例を残した。

第二「戦勝国は敗戦国民の人権は無視してよい」という悪例を残した。

第三「戦勝国であるが故に戦争犯罪は免責される」という悪例を残した。

第四「日本と他の諸国との相互理解を妨げる」ことになった。

第五「アメリカの正義はいつも絶対に正しい」というイデオロギーを認めた。

「世界がさばく東京裁判」あとがきより

世界がさばく東京裁判

世界がさばく東京裁判

東京裁判批判という国際正義を日本は掲げよ

「戦犯」の名誉回復は、東京裁判によって損なわれた国際法の権威の回復でもある。世界平和を願い、国際法を擁護するからこそ、私たちは「戦犯」の名誉回復に立ち上がるべきなのである。

国際秩序というものを考えるなら、東京裁判を否定的に見なければなりません。それが日本に課せられた使命とすら言えるでしょう。

東京裁判を批判的に見直すことは、戦後のゆがんだ国際秩序を見直し、国際法に基づいた世界平和を実現するための、重要な第一歩にもなると思います。そのためにも、我々は、「過去の反省が不足している」などという不当な批判にめげずに、東京裁判の不当性を国際社会に訴えてゆく必要があると思います。


  • 東京裁判を裁判と捉える愚かさ

そもそも、東京裁判とは何かと言えば、あれは裁判という名前がついているために皆が騙されていますが、基本的には勝者による復讐劇です。

昔から戦争をして勝った相手が負けた相手の大将の首をちょんぎるという儀式というか復讐劇は一般的であり、その一種にすぎないものです。日本は例外的に武士道精神みたいのがあって、日露戦争なんかは敵の将軍に寛大な処置をなんて言っていますが、欧米人には武士道精神はありませんから。

何とかしてジャップに復讐をしたいと考えたわけです。しかし現代においてはさすがに露骨にそういうことはできませんから、それを無理矢理裁判に見せて行ったわけです。そういうやり方は欧米人が得意とするところです。植民地からの略奪や侵略戦争においても「未開の地を文明化させる」とか「自由と民主主義を実現する」とか何とか言って、自分たちを正当化するのにきれいごとの論理を巧妙に使ってくるのと同じです。

処刑された「A級戦犯」の人たちは東京裁判が復讐劇であることをよく自覚していたでしょう。まあ中でもソ連が一番露骨だったと思いますが。ソ連のやったことこそ侵略でしょう。ところが連合国側は、日本人に東京裁判を復讐劇と捉えられると占領統治がうまくゆかなくなるので、言論統制情報統制を行って、「A級戦犯」こそが日本国民を騙して日本を破滅に追いやった本物の戦犯であり、連合国軍は解放軍であると日本人を洗脳したわけです。そして日本が二度とアメリカに逆らわないよう、うまく飼い慣らしたというところでしょう。

あの時代を生きた人たちというのは、田原総一郎とかナベツネなんかもそうなんでしょうが、この洗脳にどっぷりそまった人たちなわけです。だからあの戦争に関して彼らの言うことが信用できないのです。


  • 大切なのは国民の物語としての歴史認識

それから、何より小林よしのりの主張で大事な所は、きこりさんもおっしゃる通り、「歴史解釈権」を取り戻せというところでしょう。裁判がどうとか判決がどうとかは細かいことです。

戦後は日本にとって悪い事実(一部は捏造あり)ばかりならべて、それにもとづいて歴史観が作られてきました。しかし、あの戦争に関しては日本にもそれなりの言い分があるとかそれなりの大義もあったとか、日本以外の国にも非があったとか、そういう発言することが一切許されない空気がありました。

しかし、それはやはりおかしいし、日本が悪かったとばかり言うことは国際社会から本当の信頼を得られなくしているだけでなく、日本人自身が「昔の人は悪かった」「昔の人は愚かだった」という思考にはまりこんでしまい、それが日本という国の歴史の全否定、過去の全否定へむすびつき、日本をどんどんおかしな国に改造してゆこうとさせ、この国の将来を危うくしていしまいます。

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kikori2660kikori2660 2006/09/15 10:26 >昔から戦争をして勝った相手が負けた相手の大将の首をちょんぎるということは一般的であり、その一種にすぎないものです。

ああ、これをずっと前から書こうと思ってすっかり忘れてました。そもそもWW2まで、裁判で敵を処理しよう、という発想そのものがほとんど無かったのですよね。戦争の勝者が得られるのはせいぜい敵の大将の命、領土、賠償金ぐらいなものでしょう。二千年を越す人類の戦争の歴史の中でもそれは普遍的な考え方だと思います。当時の、刑を受け入れた日本人もそういう心境だったんじゃないでしょうか。現在の感覚で、裁判を受け入れたか受け入れてはいないか、と神学論争を行うからおかしくなっちゃうんですよね。

カタラクシーカタラクシー 2006/09/15 11:34 小室直樹氏の著書で「judgements」を判決ではなくて裁判と訳したのは外務省と述べられていた記憶があります。United Nationsを連合国ではなく、国際連合と訳しているのですから。戦後の洗脳ぶりが凄くて、逆に笑えます。

kousotsudrkousotsudr 2006/09/15 11:41 小生も忙しい忙しいと言いつつも,この議論を興味深く拝見しておりました。
マッコイ博士の仰る通りかと思います。
judgementsが裁判だろうと諸判決だろうと,今になってはどっちでも良いことだと思います。SF11条はアムネスティ条項を無視して刑の執行を勝手に停止してはならぬと規定した条文ですよね。そして,その約束を果たして日本人の手によって執行を停止させた時点で終わっていると解釈したって問題ない訳です。さらに云えば,無理矢理に押し付けられた歴史観まで甘受する必要など毛頭ないとも言えます。そもそも,あれは裁判の体を為していない代物ですからね。

Apeman氏の深層にある意図は他人には解りませんのでそれについて言及することはしませんが,少なくとも,氏の当該論説(〜〜愚論)のキモは「日本政府が裁判を受諾したと公式に答弁していることをデマというのはおかしいでしょ」と言っているに過ぎないものだと思いましたが,間違っているでしょうかね?
まぁサピオは小生も読んでいて小林氏の本当の意図は「歴史観の押しつけを跳ね返せ!」だと思いましたが「デマ云々」の項はちょっと誤解を与えるなとも感じましたね。

小生の意見は冒頭で述べたことにつきますので,どうでもいいことなんですが・・・
トラバできなかったので,URLを貼らせていただきます。

http://trekky.mania.cx/blog/archives/2006/09/post_96.html

朝陽に匂ふ山櫻花朝陽に匂ふ山櫻花 2006/09/15 14:02 Dr.マッコイさん、こんにちは。

■大切なのは国民の物語としての歴史認識

上記に強く賛同いたします。その意味では、SF条約第11条の解釈なんてのは枝葉末節。大東亜戦争に至る経緯から始めて、ポツダム宣言、極東国際軍事裁判、1951年5月3日のマッカーサーによる米国上院軍事外交共同委員会の爆弾発言まで、事実に基づく一連の物語が全てを明らかにするでしょう。むしろ、枝葉末節に拘ると徒に時を浪費してしまいます。

私自身も驚いたのですが、てっくさんのところで拝見した駐日米国大使ジョセフ・グルーと駐日英国大使クレーギーの活躍だけでも、これまでの東京裁判史観を覆し得ます。パール判事の判決文や、東條英機宣誓供述書も重要ですね。その後、ジョセフ・グルーは国務長官代理としてポツダム宣言草案を作成しています。それは日本国軍隊の武装解除であり、日本国は有条件降伏(国体護持、日本政府の存続)であるとしたのは、明らかにジョセフ・グルー。しかしながら、マッカーサーはポツダム宣言を踏みにじり、国際法を無視してどんどん占領政策を実行していきます。その最たるものが日本国憲法。しかしながら、朝鮮戦争を経て、マッカーサーは初めて日本という国の理解に達します。それはグルーやクレーギ−の理解にようやく達したもので、大東亜戦争は自衛戦争であったとの証言。加えて、チャールズ・ビアードの「ルーズベルト大統領と第二次世界大戦」などの和訳があれば、殆どの方の「洗脳」は解けることでしょう。マッコイさんが仰るように、東京裁判史観を覆すことこそが、これからの世界平和に貢献する道筋と思います。

kikori2660kikori2660 2006/09/15 14:30 >kousotsudrさん
>氏の当該論説(〜〜愚論)のキモは「日本政府が裁判を受諾したと公式に答弁していることをデマというのはおかしいでしょ」と言っているに過ぎない

過ぎない、を越していると判断したから各所で反論されているんだと思いますが。別に、深層の意図、などといった大層なもんじゃありません。

ApemanApeman 2006/09/15 14:38 こんにちは

>東京裁判や講和条約11条のおかしさはいくらでも批判できるし、それを批判してはなぜいけないのか、そこが本来の論点ではないかと思います。

私人が講和条約や東京裁判を批判することは自由です。ただ、日本政府にはその自由がない、というだけで。

>よく言われるように、仮に東京裁判そのものを受諾して独立したからとしても、それが何だと言うのでしょうか?だったらそれは間違いだったと訂正すべきです。

そう主張されるなら、ポツダム宣言をあくまで拒否したうえでどう戦争を終わらせればよかったのか、あなたの構想をお聞かせ願いたいところですね。

>昔から戦争をして勝った相手が負けた相手の大将の首をちょんぎるという儀式というか復讐劇は一般的であり、その一種にすぎないものです。

そうですね。天皇以下主だった責任者の首を差し出す代わりに裁判をやめてもらう、という手はあったでしょう。

>日本は例外的に武士道精神みたいのがあって、日露戦争なんかは敵の将軍に寛大な処置をなんて言っていますが、欧米人には武士道精神はありませんから。

はて? 武士は敵の大将の首をちょん切ったりしなかったのでしょうか?

なお、

>そもそもWW2まで、裁判で敵を処理しよう、という発想そのものがほとんど無かったのですよね。


というのは事実に反します。ヴェルサイユ条約の227-230条をお読みになればよいでしょう。日本は戦勝国としてドイツ皇帝を裁くつもりでいたのです。

drmccoydrmccoy 2006/09/15 15:29 >kikori2660さん
そうですね、ようは裁判という名前がついているが、裁判ではないということです。それをわかっていない人が多いというのが問題だと思います。

>カタラクシーさん
>小室直樹氏の著書で「judgements」を判決ではなくて裁判と訳したのは外務省と述べられていた記憶があります。

ということは、小室氏が言い出したということなんでしょうか。まあ参考になる話ではあると思います。

>kousotsudrさん
小林よしのりが何の部分をデマと言っているのはイマイチはっきりしませんが、やっぱり「歴史観の押しつけを跳ね返せ!」ということが重要と思います。TBとどかなくてすみません。ちょっと規制をゆるめてみましたが・・・。

>朝陽に匂ふ山櫻花さん
これはこれは、もったいないお言葉の数々どうもありがとうございます。
東京裁判史観を覆すことこそが、これからの世界平和に貢献する道筋でもあるということをもっと多くの人に認識して欲しいところです。


>Apemanさん
>私人が講和条約や東京裁判を批判することは自由です。ただ、日本政府にはその自由がない、というだけで。

なぜでしょうか?すでに日本は条約にしたがいましたし現在において日本政府を縛るような条文でもあるのでしょうか?後になってあの条約は無茶な条約だったとか早く独立するためにしかたなしに結んだものだとか言う自由は政府にもあるでしょう。そう言ったからといって、日本は講和条約違反にでも問われると言うのでしょうか?

SF条約のどこかに「日本政府は東京裁判や講和条約を未来永劫批判してはいけない」と書かれてあるんでしょうか?そうでなければいくらでも条約や裁判を批判できるでしょう。

だいたい日本政府は部分的にでも東京裁判の決定を覆しています(戦犯の減刑など)よね。


>よく言われるように、仮に東京裁判そのものを受諾して独立したからとしても、それが何だと言うのでしょうか?だったらそれは間違いだったと訂正すべきです。
>そう主張されるなら、ポツダム宣言をあくまで拒否したうえでどう戦争を終わらせればよかったのか、あなたの構想をお聞かせ願いたいところですね。

なぜ、そんな構想を出してからでなければ批判してはいけないのでしょうか?そんな構想あり得るわけないでしょう。悪質な反論封じの手口ですね。

戦争の終結のしかたはあれで仕方ないと思いますよ。戦争終結のために仕方なしにやったことだけど、その中身はウソだらけで間違いだった、失敗だったしあの裁判はおかしかったと言わなけりゃダメだと思いますよ。占領軍に力ずくでやられた事だから、他に方法はなかったに決まってるじゃないですか。その占領軍が力ずくで無理矢理押しつけたことを覆してはどうしていけないんですか?だいたい東京裁判はそもそもポツダム宣言にも反しているでしょ?


>はて? 武士は敵の大将の首をちょん切ったりしなかったのでしょうか?

「武士道精神」と「武士のとった行動」とはかならずしも同じではありません。武士道精神とは長い平和の続いた江戸時代に熟成した考え方です。戦国時代の殺し合いをしていた頃の武士の行動規範とは違うものですよ。


>なお、>そもそもWW2まで、裁判で敵を処理しよう、という発想そのものがほとんど無かったのですよね。というのは事実に反します。ヴェルサイユ条約の227-230条をお読みになればよいでしょう。日本は戦勝国としてドイツ皇帝を裁くつもりでいたのです。

きこりさんは少なくとも「ほどんど無かった」と言っているのであって、「まったく無かった」とまでは言ってませんから、これは「一般的ではなかった」という意味でしょう。一つの例だけ持ち出して、「一般的でない」ということの反論にはなりませんよ。

また「裁くつもりだった」、と「実際に裁いた」では全然違うことでしょう。裁くという発想が一般的でなかったから、実際には裁けなかったんじゃないですか?だとしたらきこりさんの言う通りです。

いずれにしろ、こういう話はお互いに言葉の揚げ足取りで無意味な議論ですから、できればしたくないですね。そんな事よりも上で書いた通り、国際平和のためにも日本が国際社会から信頼されるためにも、Apemanさんも一緒に、東京裁判を批判するメッセージを世界に向けて発信して行きませんか?

kikori2660kikori2660 2006/09/15 15:53 >きこりさんは少なくとも「ほどんど無かった」と言っているのであって

ええ、だって、そのヴェルサイユ条約に関してApemanさんが各所で言ってるのを見てますから。だから突っ込まれないように「ほとんど」と書いたんです(笑)。

drmccoydrmccoy 2006/09/15 16:18 >きこりさん
いや、お見事(笑)。
いずれにしろ、裁判で敵を裁くというのは、未だにコンセンサスがあるとまでは言えないかもしれませんね。

というのも、フセインのクエート侵攻はあきらかな侵略でしたが、あれだって、国連軍だかが勝った後、結局フセインをとっつかまえて裁判しろということにはなりませんでしたよね。そういう話も出たみたいですが、パパ・ブッシュだったかサッチャーだったか誰か忘れましたが、やっぱり東京裁判みたいなそんな無茶なことまでするのはおかしいという常識があったから踏みとどまったわけです。ブッシュJrになって変わったみたいですが。

というか、クエート侵攻は誰がどうみてもフセイン=悪だから、国連側に正義も大義もあるのは明らかだから裁判までする必要がなかった。しかしイラク戦争は裁判でもしてフセイン=悪としておかなければ格好がつかない、裁判さえしておけば東京裁判みたいに歴史的にフセイン=悪とすることができると考えたのかもしれません。

だとすると、東京裁判の目的も見えてきますね。日本が悪とは必ずしも言えなかったから、無茶苦茶な裁判をやって日本を悪にしたてあげたという、そんな意図もあったのかなあと思います。

いずれにしろ、戦後ですら裁判で戦勝国が敗戦国を一方的に裁くという事がおかしいと思っている人もいる事はいるわけです。そういう人たちと一緒になって東京裁判を批判してゆくのが大切だと私は思います

GedolGedol 2006/09/15 20:43 ども。
個人的には東京裁判を批判するのは一向に構わないのですが、「じゃぁどうすんの?」という議論が出てこないのがとても不満です。「東京裁判はインチキ裁判だ」という論証をいくらやっても条約によってその「ファンタジー」を正規のものとしてしまった以上、何らかの「国際法的手続き」でその「ファンタジー」を葬らないと、いつまで経っても日本は「東京裁判史観?」に縛られる事になりますよ。

名無しさん名無しさん 2006/09/15 21:11 次期首相に参拝中止要請 米大物議員の抗議相次ぐ
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006091501001131

安倍次期総理に圧力をかけて「小泉のような馬鹿な外交をするな!」とのことでしょうが。
もしこのことが米国民に広く流布するようになってしまったら東京裁判の批判を日本国として出来ますか?
火に油を注ぐようなものだと思いますけど。

あめんぼあめんぼ 2006/09/16 08:12  いつから左翼の皆さんは日本政府を愛し、アメリカを愛してくれるようになったのですか?

 それとラントスに関しても

>ベイエリアの民主党を二分するイラク攻撃の是非論

またこうした動きとは別に、今回のイラク攻撃に関する議論は、ここベイエリアの民主党のリーダーの意見も大きく二分しています。今朝の新聞には、民主党議員でブッシュ政権の軍事外交政策を支持するTom Lantos(トム・ラントス)議員のインタビューが掲載されており、彼の意見が、フセインの軍事力を抹殺するためにイラク攻撃もやむなしというひとつのリベラル派の声を代表しています。彼の意見を以下のようにまとめてみました。

ヒトラーの悪夢を再現させないために、今、フセインを封じ込めることが必要

彼の意見のポイントは、イラク攻撃に反対する同じ民主党議員リーダーのNancy Pelosi(ナンシー・ペロシ)に対して、「唯一の疑問は、あなたはフセインが核兵器を使えるようになった後で、彼と対峙するつもりか?」という質問に集約されています。75歳で12期議員を務めるラントスは、第二次世界大戦時にハンガリーのレジスタンスとして10代を過ごして、スウェーデンの外交官に救出された第二次世界大戦の戦争生存者です。彼は「5,100万人の女性や子供が第二次世界大戦のヨーロッパで亡くなった。1937年の時点でヒトラーの軍事行動を止めることが出来たら、それらの人々は平和の中で人生をまっとうできたはずだと」と主張しています。彼の平和に言及する言葉はシンプルで、「The question is, are we in favor of a meaningful peace, or just a propaganda peace?(我々は意味のある平和を求めているのか、あるいは単なる宣伝にしか過ぎない平和を求めているのか?)」と、国連のフセインに対する曖昧な態度に強く問いかけています。

彼は「平和のための最大の努力、それはフセインの軍事力の抹殺に他ならない。なぜならフセインの過去から現在に至る行動は、かつての第二次世界大戦以前のヒトラーの動きに酷似している、これ以上放置して、かつてヒトラーが起こした惨劇を繰り返してはならない。またそれができないなら、米国はペルシャ湾から完全撤退すべきだ」とも言っています。また彼は「皮肉なことに、今フランス、ロシア、ドイツが、米国のイラク攻撃政策に反対していることが、フセインに世界が彼をサポートしているという誤解を与え、逆に戦争開始への危険度を上昇させている」とも言っています。彼は昨秋の選挙でも、私の住むSan Mateo郡の選挙区で3分の2の得票数で当選しており、彼の意見が一般市民からも支持されていることは、見逃せない事実です。彼は最後に「同じ民主党員であるペロシと自分は、イラク攻撃に関する意見の相違はあっても、どちらも愛国者であることには変わりはない」と結んでいます。( http://www.jamjapan.com/jp/columns/i_media/peace_and_war.html)

 というイラク戦争肯定思想の持ち主である事を知っていて、それを肯定した上で「権威」を持ち出してきてるんですか?
 そもそもハイドも(ちなみに彼の場合TBSのインタビューで、参拝に強く反対するわけではないといってますが?)、ラントスも、いずれも大東亜戦争中の人物ですよね?その世代が日本を恨むのは勝手ですが、アメリカの「若い世代の議員」も、みな参拝に反対で日本に内政干渉するべきと主張してるのですか?

 こうした事を調べないで、反日報道の情報操作トリックにわざと引っかかってるのか、無意識に引っ掛けられてるかは知りませんが、「とりあえず、アメリカ様の権威を持ち出しとけば良いんじゃねーの?」というギャル男的な発想で、「捨てハン」で自称議論を繰り広げるのはどうだろうか?
 そもそもマッコイさんはアメリカ追従でない事を数々のエントリーで主張してきるんだから「アメリカがこう言ってるんだから危険じゃない」と言うなんて全くのナンセンス。いかに貴方が他人のエントリーを読まず「とりあえず噛み付いとけばいいんじゃねーの?」というギャル男的発想で行動してるかまる分かりだからやめた方が良いですよ。

あめんぼあめんぼ 2006/09/16 08:26  そもそも名無しが貼り付けた記事を見ればいかにラントスが当てにならないか分かるというもの。

>さらに、太平洋戦争中の南京大虐殺の実態を否定する教科書を「日本政府が認めている」と指摘

 どこの教科書の事ですかね?新しい歴史教科書ですら検定で骨抜きになってるんですが。そもそも「太平洋戦争中の」南京事件って(爆笑)。太平洋戦争は1941年、南京事件があったとされるのは1937年なんですけど、どうやって太平洋戦争中に南京事件を起こせるのかな?シナ事変中の南京事件なら分かるが。
 新聞記者が昭和史すら勉強してない馬鹿なのか、ラントスがボケているのか、この程度の間違いにすら気づかずに、したり顔でこの問題を騙る名無しが図々しいのかはこの際興味はないが、この一文を見るだけでもいかにラントスが胡散臭く、中国のばらまく金に踊らされてるかが分かるというものでしょう。当てにする権威を間違っていますよ、名無しさん。

drmccoydrmccoy 2006/09/16 09:54 >Gedolさん
いや、その条約によって東京裁判が正式なものになったわけではないというのがポイントだと思います。まあそういう事を突然日本政府が表明するのも奇妙でしょうから、外務省のHPでさりげなく書くとか、政治家が少しずつ発言してゆくとかが最初かと思いますが、実は一番最初にすべきことは、まず日本国内で東京裁判がインチキということについてある程度コンセンサスを作ることだと思います。というか国際社会では特に国際法の専門家の間ではすでにそういう認識だということですから。

>あめんぼさん
いろいろとコメントありがとうございます。いずれにしろ、これはサヨクに限らず日本の媚米保守もそうなんですが、「外国様がこう言ってくださるぜい」みたいのはもうやめてくれと言いたいです。

アメリカの議員にはおかしな対日認識を持った奴が少なからずいるので色んな発言があるのはあたりまえで、そういう事を言うなら言わせないように圧力をかけるなりつるし上げるなりするのが日本政府の仕事だと思います。政府にできないならマスコミがやれば良いと思いますが、産経なんかは親日的な議員の親日発言を引用して自己満足し、朝日は反日的議員の反日発言を記事にして舞い上がっている。

まあマスコミがあてにならないので仕方ありませんが、何とかそういう事をやるように政府なり外務省なりにネットから圧力でもかけられないものかと思いますね。

名無しさん名無しさん 2006/09/16 10:42 >この一文を見るだけでもいかにラントスが胡散臭く、中国のばらまく金に踊らされてるかが分かるというものでしょう。

イラク政策の失敗でブッシュ政権はレイムダックを起こしているのですが、もし政権交代が起こり民主党大統領が靖国批判をしたら「米国は中国の賄賂によって支配されている」とでもなりますかね?

遊就館の”日本語の”展示内容、解説を詳細に知ったら米国国民のほとんどの人は反発すると思いますが、その人達一人一人に中国は金を送っているのですかね?

人間ですからすべてのことを詳細に知り得ないのはしかたがないとして、だからと言って都合良く”中国から金をもらっている”とレッテルを貼るというのは短絡的だと思います

第一、中国の依頼で日本を批判するのであれば日本から間違いだと指摘されないように詳細に調べると思いますけど。

ふへふへ 2006/09/16 10:45 インディアン強制移住法案を受け入れたからアメリカ先住民は永久に不当だと文句をいうな、という理屈に納得できるんですかね。左の方々は。

ポツダム宣言を受諾したからといって、何をされても日本人個人も日本政府も未来永劫黙っていろという権利など誰にもない。
屈辱に耐えてすべてを受諾する他術がなかった敗戦当時の状況に向かって非戦60年の安楽な立場から、拒否して戦争を終わらせる方法があるなら言ってみろといったところで、それの「正しさ」の担保になどなるわけが有りません。

判子をついた金貸し証文が不法な高利だったとしても全額無事返し終わってしまえばあれは違法だったと世に訴える権利はなくなるし訴えること自体が不当、というのが左翼の主張だ。

では理不尽な商いだったことを世に訴える意味は全くないのか。
私はそうは思わない。

名無しさん名無しさん 2006/09/16 16:48 『当事者を拘束するのは「主文」だけである。「判決理由」には既判力はない。これは文明諸国の法の一般原則である。』『「判決」を受諾することが「判決理由」を認めたことになるわけではない!』

「我々は最高裁判所まで争った結果を受け入れるが判決理由を認めるわけではない」
「尊師は人々をポアしてくれた英雄であり。死刑執行後は英霊として扱う」
などとオウム真理教の残党が言い出したら地下鉄サリン事件の被害者家族の人達は激怒すると思いますが、いかがですか?

今米国はテロ戦争でピリピリしているというのに下手に日本が「屈辱的な正しくない裁判だった」なんて言おうものなら対日感情悪化となりませんかね?

それこそ日本なんざよりたとえ人権問題があろうと中国寄りに米国国民が走る可能性があると思いますが。

ApemanApeman 2006/09/16 17:44 drmccoyさん

>なぜでしょうか?すでに日本は条約にしたがいましたし現在において日本政府を縛るような条文でもあるのでしょうか?

講和条約11条ですよ、もちろん。だからこそ安倍官房長官も日本政府は「この裁判について異議を述べる立場にはない」と答弁したわけです。まさか、講和条約って調印して成立したらはいそれっきり…ってものだと思っておられたわけではないですよね?

>後になってあの条約は無茶な条約だったとか早く独立するためにしかたなしに結んだものだとか言う自由は政府にもあるでしょう。

これ、無茶苦茶なはなしですよ。本気でおっしゃってるんですか? 「あの条約は無茶な条約だった」なんて理屈が通るなら、そもそも条約に意味なんてなくなるじゃないですか。逆に連合国の側が「あの条約は無茶な条約だった、まだ戦争は終ってない」と言いはじめて日本を武力攻撃しても非難できなくなりますよ? サンフランシスコ講和条約を日本が一方的に反古にするということは、戦後処理の枠組みそのものを否定することになります。もちろん、その覚悟があるのであれば「戦後処理をやり直せ」と言い出すことはできるでしょう。それはつまり、もう一度戦争やり直すということを意味するわけですが。

>SF条約のどこかに「日本政府は東京裁判や講和条約を未来永劫批判してはいけない」と書かれてあるんでしょうか?

第11条で戦犯裁判(東京裁判だけじゃないですよ)を受諾したわけです。日本政府が戦犯裁判を批判すれば、「受諾した」ことにならないじゃないですか。また、講和条約を日本政府が批判するということは、要するに「まだ戦争は終ってない」と主張することになるわけですが、それをお望みなんですか?

>なぜ、そんな構想を出してからでなければ批判してはいけないのでしょうか?そんな構想あり得るわけないでしょう。

なるほど、drmccoyさんは「ポツダム宣言第10項」の受けいれは止むを得なかった、とお考えなんですね。ところで、戦犯を処罰するという条件付きで降伏したのに、いざ実際に裁判が行われるとそれに文句を言うのはいかがなものかと思いますが? もちろん、個別の裁判については異論の余地の残るものもあり、逆に裁かれなかったことに異論の余地のある容疑者もいたりしますが、私人がそうした議論を行うことはもちろん自由です。日本政府も個別の事例については、外交交渉を通じて「でき得る限り是正の道を図る」はあると認識していたようです(昭和26年11月10日、参院、平和条約及び日米安全保障条約特別委員会)。しかし包括的に戦犯裁判そのものを批判する立場にはない、というのが戦後の日本政府の一貫した認識です。

>その占領軍が力ずくで無理矢理押しつけたことを覆してはどうしていけないんですか?だいたい東京裁判はそもそもポツダム宣言にも反しているでしょ?

戦争というのはそもそも相手に「力づくで無理矢理押しつける」ための手段ですよね? だからこそ戦争はあってはならないと私は考えるわけですが。そして戦犯裁判が行われた時点で、戦争はまだ終わっていなかったんです。自ら戦争を始めた側が負けておいて「押しつけはおかしい」というのはあまりに無死がいいはなしでは? また、東京裁判が「ポツダム宣言に反する」とはどういう意味ですか?

>武士道精神とは長い平和の続いた江戸時代に熟成した考え方です。

ふむ。ということは日本人だって「敵の大将の首をちょん切ったり」していたことは別に否定されないわけですね。

>きこりさんは少なくとも「ほどんど無かった」と言っているのであって、「まったく無かった」とまでは言ってませんから、これは「一般的ではなかった」という意味でしょう。

しかし直前の戦争である第一次大戦においてそうした構想があった、しかも日本は戦勝国としてその構想に加わっていた、ということは大きな意味を持ちます。「戦勝国による裁判」という戦後処理を日本は予想することができた、ということですから。

>国際平和のためにも日本が国際社会から信頼されるためにも、Apemanさんも一緒に、東京裁判を批判するメッセージを世界に向けて発信して行きませんか?

「世界に向けて」というのは英語他の言語によって、ということですか? ちなみに、東京裁判批判であればすでにおりに触れて書いていますよ。まあ「その中身はウソだらけで間違いだった、失敗だったしあの裁判はおかしかった」という批判によってあなたがどう国際社会からの「信頼」を獲得しようというのか、興味深く拝見していることにします。

drmccoydrmccoy 2006/09/16 17:57 >Gedolさん
まあ政府に認めさせるまでには、あるていど国民のコンセンサスが必要でしょうから、まずはそこからはじめるのが良いかと。

>あめんぼさん
まあ、あんまり真剣に相手にしても時間の無駄かと思います。書き込みの内容を読むとさほど影響力・説得力のあるコメントとは思えませんから。私からのレスはほとんどありません。

>名無しさん
自分のコメントをよく読み返してみてください。滅茶苦茶です。

>Apemanさん、回答ありがとうございます。
ただ、残念ながら口先だけ負けず嫌いで勝った気分になりたいだけの方のようですので、議論はムダのようですね。

この回答があなたの説得力を下げていると読む人はたぶんわかることでしょう。とくに武士のところについてのレスはひどいですね。議論を変な方向に持っていっても何か反論して負けた格好にならなければ良いという性格の方のようで、この手の方は以前からよくここに来て下さったんですが、時間の無駄ですから、そういうコメントは削除することにしています。完全に私の基準で。

ですから、こういうのは今後いくら書いても、あとはコメント削除するだけですのでご了承ください。

いずれにしろ、私たちは少しずつ政府に条約を見直すように、東京裁判を否定するように運動してゆくことにします。その前に、国内で有る程度コンセンサスを得られるように、コツコツ努力してゆくつもりです。

ApemanApeman 2006/09/16 17:58 それから、前例が(ほとんど)ないと言うなら、自分から仕掛けた戦争であれだけ完膚なきまでに負けていて、主要参戦国からはほとんど賠償をとられなかった…というのもなかなか前例のないことなんじゃないでしょうか? そっちの方は涼しい顔で享受しておいて、戦犯裁判は「過去に例がない」と言って文句言うというのはダブスタでしょう。どちらも第一次大戦の戦後処理への反省に基づいているわけですが。
もうひとつ、連合国側の研究者にも東京裁判の批判者は当然いて、別に研究対象としてはタブーでもないんでもないわけです(そのなかには、裁かれるべき者が裁かれていない、といった批判も含まれていますが)。だから被告の選定とか訴訟指揮とか個々の量刑などにケチをつけるのは難しくないでしょう。しかし各国が「なるほど、講和の枠組み自体をみ直さないといけないな」と納得するほどの瑕疵を東京裁判に見いだすのは難しいと思いますね、私は。

JAXVNJAXVN 2006/09/16 18:30 皆様、こんにちは。横レス失礼します。
> Apeman様
> それから、前例が(ほとんど)ないと言うなら、自分から仕掛けた戦争であれだけ完膚なきまでに負けていて、主要参戦国からはほとんど賠償をとられなかった…というのもなかなか前例のないことなんじゃないでしょうか?

「自分から仕掛けた戦争」?「完膚なきまでに負けていて」?「主要参戦国からはほとんど賠償をとられなかった」?申し訳ありませんが、どこからツッコミを入れたら良いのでしょうか?

> drmccoy様
削除される事は分かっていたのですが、どうしても書かずに入られませんでした。申し訳ありません。

drmccoydrmccoy 2006/09/16 19:40 >JAXVNさん
まあ、私はもう削除するのも面倒ですから、皆さんで自由に議論していただいて結構ですよ。というか実はApemanさんのレスはほとんど読んでないんですよ。長ったらしくて屁理屈ばっかで読む気しないし、読むだけ時間の無駄としか思えませんし。

正直、それにレスをつけるなどもっと時間の無駄かと・・・虚しいだけです。この時間を私なら新しいエントリーを書くとか、釣りに行ってリフレッシュするとかに使いたいですね。ということで明日は釣りに行ってきます。台風が気になりますが。

しまうましまうま 2006/09/16 23:19 >どこからツッコミを入れたら良いのでしょうか?
だって事実じゃない(笑)どこにツッコミを入れるわけ?

しまうましまうま 2006/09/16 23:33 ちなみにdrmccoy氏って「百人斬り」裁判に関しても香ばしい論理を展開されていた方ですよね。屁理屈こねてたのはどちらかと言いたくなりますな。
http://d.hatena.ne.jp/jimusiosaka/20060408

しまうましまうま 2006/09/16 23:39 >まさか、講和条約って調印して成立したらはいそれっきり…ってものだと思っておられたわけではないですよね?

drmccoy氏の論理に従うと、なるほどそりゃ北朝鮮も「ピョンヤン宣言以降も」ミサイルを打つわけですな(笑)

ApemanApeman 2006/09/17 11:49 きっと戦前の日本人はジュネーヴ条約、ハーグ陸戦条約、パリ不戦条約、九カ国条約についてdrmccoyさんと同じような考えを持っていたんでしょうね。

GedolGedol 2006/09/17 11:56 ども。いじりやすいトコに逃避しますw

ふへさん
>インディアン強制移住法案を受け入れたからアメリカ先住民は永久に不当だと文句をいうな、という理屈に納得できるんですかね。

おお、まさにそこなんですよ、問題は。「インディアン強制移住法案」を是正するために「養老の滝」で議論しても事態は1ミリも動かないのです。米議会で議論しなければ。
東京裁判その他も条約で扱われてしまった以上、先ず条約の縛りを外し、国際法廷の場で控訴を行い、前判決が誤りだった事を確定させなければならないのです。

勿論、その前段階で各戦犯の功罪についいて国内的にキッチリ「総括w」しておかないと控訴理由について国際世論を味方につけられないいでしょうけど。ここをしっかりやっとけば国内世論の「SF条約・東京裁判脱却」コンセンサスも得られるんじゃないかと。

ApemanApeman 2006/09/17 14:44 Gedolさん

そうですね。国際的なコンセンサスを得ずに一方的に講和条約をチャラにした前例もたしかにあります。他ならぬ1935年のドイツですが。その結果はみなさんよくご存知かと思います。

GくんGくん 2006/09/17 16:08 こんにちは!
1 「東京裁判」は、戦勝国による超法規的な裁判(法的正当性を議論することはナンセンス)。
2 SF講和条約(第11条)は、軍事裁判の受刑者の刑の執行を定めた条文(主権回復直後に釈放させないように)。「受刑者」が存在しない今、終わった話しだと思います。

 この東京裁判とSF講和条約は、敗戦後の日本に「総括」とケジメを付けた点で、過小評価も過大評価もすべきでなく、それなりの役割があったと考えたいです。つまり、相撲に例えると、敗戦(5勝10敗直後の日本に「仕切り直し」の機会を与えてくれたものとは、それ以下のものでもなければそれ以上のものでもないと。

GくんGくん 2006/09/17 16:27  (すみません!後段、途中送信されちゃいました)
 この東京裁判とSF講和条約は、敗戦後の日本に「総括」とケジメを付けた点で、過小評価も過大評価もすべきでなく、それなりの役割があったと考えたいです。つまり、相撲に例えると、敗戦(先場所は5勝10敗と大きく負け越した)直後の日本に「仕切り直し」の機会を与えてくれたものと、それ以下のものでもなければそれ以上のものでもないと。

あめんぼあめんぼ 2006/09/17 17:53  一言だけ。
 論理で対抗できなくなったら今度は自作自演でコメント数伸ばし・・・。そういう事をしてる限り左翼の皆さんは「国民の常識の海」に沈められるだけですよ・・・。

JAXVNJAXVN 2006/09/18 09:26 こんにちは。先日は失礼しました。
「日本は先の戦争で負けたのに寛大な条件で講和してもらえた。」というのは本当でしょうか?一つ一つ見ていくと、どうもそうとばかりは言えないようにも思うのです。領土でいえば、樺太、千島、沖縄、台湾、朝鮮半島を失っています。先日の根室沖の事件も、「密漁」なんて言われていますが本来は日本の領海のはずの海域であり、ロシアの巡視艇がいる事のほうがおかしいのです。「だから戦って取り戻せ」という訳ではありませんが、日本は戦争の結果に対し少なからぬ賠償を支払っているのは事実であり、決して「寛大な条件で講和してもらった」という訳ではないと思います。ましてや「連合軍は解放軍だった」等という事はありえないと思います。

しまうましまうま 2006/09/18 10:12 「戦争賠償」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%B3%A0%E5%84%9F
JAXVNさんは「賠償」を誤解しておられるようですね。
それから「連合国は解放軍だった」とはこのコメント欄の誰の言でしょうか。私の知る限りそれはどこかの国の首相がアメリカの大統領と会談した時に口走った言葉だと思いますが。

swan_slabswan_slab 2006/09/19 02:51 >Gくん
>2 SF講和条約(第11条)は、軍事裁判の受刑者の刑の執行を定めた条文(主権回復直後に釈放させないように)。「受刑者」が存在しない今、終わった話しだと思います。>

それはちょっと違うと思います。11条の構造は前段と後段からなり、発効当時の政府参考人の条約についての趣意説明では、前段は国際慣習法との関係について、後段は刑の執行について規定したものだと述べています。
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20060909/p1
論点2-2.1参照

swan_slabswan_slab 2006/09/19 02:58 11条前段からもう少し踏み込むと、無差別戦争観から正戦論への転換を読み取ることも可能であり、通常、そこまで議論を拡散しませんが、お互いの過去を水に流さないという宣言を11条に読み取ることは、戦後の国際法秩序にとって少なくない意味があった、と私は考えています。

swan_slabswan_slab 2006/09/19 03:18 >Gくん
>1 「東京裁判」は、戦勝国による超法規的な裁判(法的正当性を議論することはナンセンス)。

これもどうかな〜と私は思っているのです。
私の認識は、主にHLAハートが「法の概念」のなかで論じた、”自然法”で戦争犯罪を裁くことがよいことか、というテーマに対する答え方にかなり拠っているところがあります。
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050807#20050807f2参照

また、東京裁判で用いられた裁判規範がその後の国際法秩序に対して寄与することを願ったレーリンク判事(http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20050816/p3参照)についても割と関心があります。
たしかにいんちき度の高い裁判ではありましたが、その後の国際法の判例をみていると法的正当性を議論することはナンセンスとまではいいにくいように思います。

swan_slabswan_slab 2006/09/19 03:31 それから、「寛大な講和」というのは、戦後史の特定の見方を反映したキーワードで、これに対して異議を唱えるのはわからないでもないです。ただ賠償問題に絞っていえば、私自身の歴史観では、日本の経済復興を最優先した当時の論理の強さをやはり強調したいところです。

kousotsudrkousotsudr 2006/09/19 19:38 マッコイ博士はどうも放置進行を決定されたようなので敢えてROMしておりましたが、一言だけ。

>swan_slab様
主に法解釈から観たご論考、勉強になります。

>godel様
現実的視点からのご指摘、良い感じのポシティブ思考だと思います。
しかし、実際にはそうしたことを日本政府がやることはないでしょうね。多分、東京裁判史観を脱却した時というのは、シンプルに言って「ふーん、そんな時代もあったんだね」と国民がごく自然に思ったときなのかもしれません。

---------------------------------------

SF条約以降、と云うか戦後の一切の論理、慣習は連合国(戦勝国)によってほぼ構築されており、日本政府もそれを踏襲しているわけですから、その論理に従えば、整合性(論理的適合性)と言う面においては我々(東京裁判を否定する、または否定したい人間達)に勝ち目がないのはある意味当然のことです。

しかしながら、そうした基準だけを元に適、不適を決定することが果たして正しいことなのか、小生は疑問です(敢えて善・悪とは言いません)。ですから、それが論理的なのだから、それが事実なのだから受け入れよと、冷徹な法解釈を説かれても困るところが正直云ってあります。

人間社会は自然界と違って、必ずしも論理が全て罷り通る世界ではありません。それがマッコイ博士の云われる「非論理的な世界」なのだと思います。
そこのところを理解出来ない方や理解しようとしない方は、マッコイ氏を揶揄しても無駄だと思います。
これが負け惜しみに聞こえる方は、そう思っていただいても一向に構いません、悪しからず。
もう、ROMに戻ります。
--------------------------------------
>マッコイ博士
勝手に代弁した形なってしまって申し訳ありませんでした。

kousotsudrkousotsudr 2006/09/19 19:41 >godel様 → >Gedol様でした。修正してお詫びします。

drmccoydrmccoy 2006/09/20 10:16 >kousotsudrさん
私に代わってのレス、どうもありがとうございます(笑)。かゆいところに手が届く、といった感じで、ありがたいです。

ちなみに私のハンドルネームを揶揄したみたいな「まっこり」とか名乗った奴のは削除しました。礼儀さえわきまえていれば左翼のコメントでも削除しないことにしましたが、こいつのはムカついたので消しました。

どうも最近私はエネルギー不足で、左と戦う元気もありません。あちらはずいぶん暇人がそろっているみたいですし、こっちは追いつきませんから。特に、長々と書かれるともう読む気もしませんから。こっちは長々書いてますが、それは私のブログですから自由にやってます。

GくんGくん 2006/09/22 00:31 swan slab先生のエントリ・考察は、興味深く拝見し、勉強させてもらっています。
  問題の11条(特に前段)ですが、日本国が独立主権回復後においても、日本国政府が、戦犯法廷の「裁判」(judgmennts)について、連合国に代わり受刑者の「刑の執行」をする責任を負っただけ、とするのが国際法学界の通説と聞いております。
  この見解、私も賛成です。つまり、日本政府に「刑の執行」を引き受けさせる限度で「アムネスティ効果」を修正したものであり、それ以上のものでもなければ、それ以下のものでもないと。
  条文の「裁判(judgmennts)」を、拡大解釈(無限大に)したり、逆に全否定解釈(東京裁判は無効)したりすべきではないだろう、と思います。
 (視点変えて)私は、東京裁判は、法的正当性がないものだからといって「全否定」すべきものではないと考えます。東京裁判は、連合国による戦争状態(占領)中の”裁き”です。その有効性は、法的正当性の有無を超越した戦勝国の”実力行使的な有効性”があり、その限りで有効で、それなりの役割があったと考えたいです。
  主権回復後のその有効性の継続は、法解釈の域を超えた各国の力の戦略・外交戦略つまりパワーポリティックスの問題であり、今は特定アジア諸国とそのせめぎ合いの渦中であると考えます。