
[記事一覧] [政治] [歴史] [靖国] [天皇] [極東] [欧米] [反日] [売国] [社会] [報道] [科学] [読書] [音楽] [雑感] [資料]
2006-09-19
■[極東] 北朝鮮金融制裁、なぜ今までできなかったのか?
北朝鮮への金融制裁をとうとう閣議決定したらしいです。なぜいままでできなかったのでしょうか?まあとりあえず決定したのは良かったのではないかと思います。今後に期待したいところです。
政府は19日午前、北朝鮮に対する金融制裁の実施を閣議了解した。同国の大量破壊兵器開発に関係していると疑われる15団体・1個人を対象に、金融口座からの預金引き出しや海外送金を許可制とし、事実上禁止する。即日発動する。北朝鮮のミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の非難決議に基づく措置で、オーストラリアも同日、同様の制裁を発動した。同日からニューヨークで始まる国連総会で、各国に同調を呼びかける。
外為法に基づく制裁で、対象は大半が北朝鮮の貿易会社や金融機関。これらの団体・個人が日本国内の金融機関に設けた口座からの預金引き出しや海外送金は許可制とし、大量破壊兵器開発と関係ないことが証明できなければ認めない。事実上の禁止措置で、資産は凍結状態に置かれる。日本から海外口座への送金も同様に許可制とし、事実上、禁止する。
7月15日の非難決議から約2カ月たつが、北朝鮮は対話に応じず、6カ国協議に復帰する見通しも立っていない。米国は非難決議以前から逐次(ちくじ)12団体・1個人に同様の制裁を実施しており、日本も米国と足並みをそろえ、新たに判明した3団体を加えて、さらに北朝鮮に対し圧力をかける必要があると判断した。総会開会に間に合わせることで、決議を主導した日本の姿勢をアピールする狙いもある。
中国、韓国が制裁強化に反対していることから、小泉純一郎首相の退陣前に追加制裁を発動することで、中韓両国との関係改善を進めたい次期「安倍政権」への影響を最小限に抑える判断も働いたとみられる。
政府は、今後も北朝鮮の動向を見極めながら、さらなる追加制裁を検討する。通常兵器に転用可能な製品の北朝鮮への輸出は、現行では5万円超を許可制としているが、10月中に政令を改正し、5万円以下でも許可制にする。北朝鮮が再びミサイルを発射したり、地下核実験などを実施した場合は、改正外為法に基づく日本独自の金融制裁の追加や、万景峰号以外への入港禁止措置の拡大なども検討する。
また、自民党は北朝鮮が犯罪で得た資金を大量破壊兵器の開発などに流用する事態を想定し、資金洗浄の疑いがある金融機関にも制裁範囲を拡大する、金融制裁特別措置法案も検討している。
◇北朝鮮に対する制裁の主な内容◇
【実施済みの措置】
・貨客船「万景峰号」の半年間入港禁止
・北朝鮮当局職員の入国の原則禁止
【今回の措置】
・15団体・1個人を指定して金融制裁
(国内口座からの預金引き出し・海外送金禁止など)
【今後の検討課題】
・万景峰号以外にも入港禁止を拡大
・資金洗浄防止に自民党が金融制裁特措法を検討
■金融制裁の対象に指定された団体・個人は次の通り。
コハス社(スイス)、ヤコブ・スタイガー同社社長▽朝鮮国際化学合営会社▽コリア・クァンソン・トレーディング・コーポレーション▽コリア・コンプレックス・エクイップメント・インポート・コーポレーション▽朝鮮東海海運会社▽朝鮮富強貿易会社▽朝鮮鉱業貿易会社▽朝鮮蓮河機械合営会社▽朝鮮連峰総会社▽コリア・リョンワン・トレーディング・コーポレーション▽端川商業銀行▽トソン・テクノロジー・トレーディング・コーポレーション▽平壌情報科学センター▽ヘソン・トレーディング・コーポレーション▽烽火病院
毎日新聞 2006年9月19日 11時29分 (最終更新時間 9月19日 13時42分)
こんな政権末期になって今頃制裁とは、どういう事なんでしょうか?まあこれから具体的にどう制裁を拡大してゆくのか、時間もかかることですから、実質は次期政権次第という感じではないかと思いますが。
一つ気になるのは、いままで制裁に踏み切るのを渋っていたのはどういう理由でなのかということです。拉致問題で妥協してでも日朝国交正常化という「夢」を実現したいという政府側、官邸側の思惑があり、その想いが完全に消え失せてしまって、アメリカも制裁をしだしたら、結構効果があったから、とかしているうちに今頃になってしまった、という感じではないのでしょうか?
何にせよ、これを拉致問題解決の第一歩としていただきたいところですが、あいかわらず自国の意志がはっきり示せずに、アメリカをはじめとする周囲の国々の顔色をうかがうばかりで、自国のことを主体的に自国で決める決断ができない、そんな日本外交の問題点は全然変わっていないと思います。
場合によっては戦ってでも同胞を取り戻すという覚悟がなければ、根本的な解決は難しいのではないかと私は思うのですが、またこんな事を書くと左翼がめんどくさいので詳しくは省略。
話はちょっとずれて、北方領土のことで言うならば、本来なら日本の領海内で操業している漁船が「密漁」として乗組員が銃殺されてもまともに抗議もできない、司法取引で「密漁」と認めてしなければならない国なわけです。竹島にしたってこのまま韓国に実行支配を許し続けていると、今後、国際司法裁判所で争うことができても負けてしまう可能性が日々高まっています。尖閣諸島だってうかうかしていては危ないでしょう。北方領土も竹島も、長年実行支配を許している、形だけの抗議しかしていないというのは大きなマイナスだと思います。
領土や資源や財産というのは、「価値」に比べると守るべき究極のものというわけでもありませんが、国家の独立とむすびついているからには大切なものです。形として目に見える領土すら守れないのならば、目に見えない大切な価値などもっと守れないでしょう。というか戦後の日本は日本という国の価値を売り渡してきたほどですから。
同胞を奪われたら命がけで取り戻す、領土を侵されたら命がけで阻む、価値観をおびやかされたら必死で守る、これらは国を守る基本でしょうが、その基本がおろそかなわけですから。これまでは戦後、奇跡的に繁栄してきましたが、国家としてのいびつさを抱えたまま、いつまでも繁栄を享受できるはずはなく、今後この国はどうなってしまうのか心配です。
次期政権にはそこらあたりをしっかりと改めていただきたいと思います。それからギャンブル禁止なのにパチンコは公然と換金しているわけで、どうかんがえてもおかしいです。パチンコ業界の闇にメスを入れるのがマスコミの使命だと思います。しかしその点でマスコミは全く機能していませんし、パチンコ業界は政界工作が得意みたいで、政治家もあてになりません。安部氏なんかもそうです。
国民の生活を滅茶苦茶し、アウトローたちを繁殖させてきたパチンコやサラ金をぶっつぶして欲しいものです。話がそれましたが・・・。
↓クリックしていただけると書く意欲が増します。
■[社会] 文化の底が抜けた日本
私の知人で愛犬をこよなく大切にされている方が、動物愛護団体の人物が書いた本を読んで日本のペット文化は底が浅いとなげいていました。私はペットを飼ってませんし、飼いたいと思ったこともないのでペット事情にそれほど詳しいわけではありまえんが、おそらく私の知人が感じたことは、それはその通りなんだろうと思います。これは、この国の文化は底が浅いとかいう意味ではもちろん無いと思いますが、でも現代においてあらゆる日本の文化の底が抜けているのは間違いないだろうと思いました。
もう一つ気になったのは、動物愛護団体の方々についてです。彼らのやっておられる事はとても立派だと思うのですが、理念やヒューマニズムで行動する方々につきまといがちな政治思想が根底にあるような気がしてちょっと心配です。私の知人がそういった人々の影響を受けないで欲しいと思います。
はっきり言うと、「ヒューマニズム」とか「きれいごと」めいた「立派な理想」を言う方々というのはだいたい左側の方が多からです。たぶん動物愛護団体などを運営したりする人たちというのは政治的にはだいたい左翼にシンパシーを感じるん方々じゃないでしょうか?
左翼まで行かなくても、おそらくそういう方々の特徴として、日本という国や日本の歴史、伝統、文化というのが非常に嫌いな方々が多い、それらのネガティブ面ばかりを集めて、とにかく日本を否定する、それとセットで欧米のごく表層の思想のみを見て「欧米はこんなに進んでいて日本はこんなに遅れている、間違っている、劣っている」などというような言い方をされる事が多いんではないかと思います。知人が「日本という国」のペット文化の底が浅いという言い方をしたのも気になるところです。
私はそういうものの言い方や発想には脊髄反射してしまうので、ちょっとその事について書かせていただきたいと思います。
私の知る限りだと、動物との接し方に関しては、その歴史を振り返ってみると、欧米人のほうがはるかに冷酷・残酷で日本人は優しいのではないかと思います。日本人がすべて優しかったとまで言うつもりは勿論ありませんが。
たとえば、日本人は農耕民族ですからずっと動物を大量に飼育してそれを次々に殺して食うということをやりませんでした。またその延長として動物を殺すということを非常に嫌っている民族でした。それは、現代人のようなヒューマニズムとは違って、死の穢れを嫌うという宗教的なものの影響かと思いますが。
特に平安貴族なんかはそうで、人間の殺生も嫌い死刑も廃止して、今で言うところの警察や軍隊のような人の死にかかわるような仕事にたずさわることを「穢れがつく」と言ってそれらをなくしてしまいました。その結果として盗賊がはびこる無茶苦茶な世の中になったから、自分たちの手で身を守ろうとした人々が立ち上がって武士になっていったわけです。
動物の死というものも嫌うあまり、動物を殺して食べたり利用したりするということもごく限られていただけでなく、そういう仕事にかかわっている人々を差別するほどに、死を厭んでいたわけです。
また、愛玩動物という点で言うと、欧米人は徹底的に人間にとって都合の良い形質を伸ばすために、品種改良ということを積極的にやりました。つまり、人間に役立つ性質を持ったものを交配させ、言うことを聞かない、訳に立たない動物は皆殺してしまったわけです。そうしてできあがったのが、人間と深くかかわりあう動物たち、つまり家畜と愛玩動物なわけです。
たとえば、j-seagullさんのところで取り上げられていたこの本「日本人はなぜ日本を愛せないのか」で読んでギョっとしたのですが、
- 作者: 鈴木孝夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/01/24
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
「日本と外国の価値観の違いの例」より
フランスの飼い犬がやたら吠えることがなくとても行儀がよいので、一体どんな躾、育て方をしているのかと思ったら、躾てもだめな子犬、飲み込みの悪い子犬はどんどん淘汰する、つまり殺してしまうから、その結果として飼われている犬は人間の言うことを聞く行儀のいい犬だけが残っているという話もでています。
これがフランスの文化なわけです。というかフランス限定の感覚ではなく、欧米人一般のとらえ方だったのではないでしょうか。
日本人が歴史上どのように愛玩動物を扱ってきたかについて私は細かいことまでは知りませんし、現代の日本では実に底の浅いペット文化しか無いのに間違いないのでしょう。
しかし、日本の歴史を振り返ってみると、はじめに書いたように日本人の宗教心や自然を改変するのではなく共生するという発想から、西洋のように冷徹に動物を人間の都合にあうように改変しようとか役に立たない命だから選別しようとする意図は少ないし、殺生も嫌ってできる限り避けてきただろうと思います。
したがって、基本的には日本人の動物のとらえ方は、歴史的に見ると、欧米人などにくらべて違うものだった、決して劣ったものではなかったのだろうと私は思っています。
もちろん例外はたくさんあるでしょうし、そもそも人々の生活が貧しければその影響がペットにまで及んでしまうでしょうから、昔の日本がペットにとって極楽だったとはもちろん言えないと思いますが、大筋としてはそういう流れだったと。
人と動物のかかわりかたには、その社会における宗教が大きくかかわっています。
西洋で言うならそれはもちろんキリスト教の影響が大きいでしょう。クジラを食うなというのも宗教心から来るところのあるものですが、欧米人にはこの手の発想が未だに強いのではないかと思います。
ヨーロッパの古代から中世にかけての動物観は基本的に聖書にその根拠をもっていて、神と人間を中心にした善悪二元論でしょう。したがって動物の世界も「家畜」と「野獣」のようにはっきりと善と悪に区別されることになります。
動物に聖性や悪魔性を見て取ったり、最近ならペット性を与えたりするのは、その社会の文化と歴史であり、イスラム教やユダヤ教ではブタを嫌悪したり、ヒンズー教ではウシを聖視したりするなど、世界中にいくらでも存在しています。
どのような文化もその国の歴史や伝統から切り離されたものとして存在するということはありえず、従って、ペットという文化があるのではなく、その国の文化がペットをどのような位置づけにするかを決める、ということだと私は思っています。
本来、人々が豊かな生活を享受できるような時代になれば、人々に余裕ができて、その恩恵を当然ペットもうけることができるはずと考えられるのですが、現代の日本では基本的にはそうなっていつつも、深刻な矛盾があるのは確かだと思います。それは何故か?日本の文化と関連しているのも間違いないでしょう。
やっぱり一番問題なのは、日本という国は戦後ずっと自国の文化を否定的に捉え、徹底的に破壊してきたということだと思います。
それは、戦争に至ってボロ負けした原因が日本の伝統や文化のせいだとか、それらが西洋に比べて遅れていたり劣っていたせいだと勘違いしてしまったためでしょう。
したがって、戦後の日本では何事も文化としては根付かず、歴史と切り離された形の疑似文化が欧米から輸入される一方で、それは一見して日本に定着しつつあるように見えることもありますがもちろんそんなもの文化であるはずもなく、結局のところはすべてを動かして行くのは底の浅い商業主義の原理、つまり欲望と金銭による支配というところへ行き着いてしまったのだと思います。亀田兄弟に限らず広くスポーツの世界にも、それをはっきりと見てとることがでるのではないかと思います。
↓クリックしていただけると書く意欲が増します。


















