Dr.マッコイの非論理的な世界 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-09-21

[] 小泉政権から安倍政権

小泉首相(もうすぐ元首相となりますが)は、今振り返ってみると、日本の歴史と伝統を理解しその国柄を守ってゆこうなどという考えはまるで無く、ただ「改革」をとなえて、その中身はかならずしも改良とは限らず、実際ただ変化させただけで、そこには少なからず日本の国柄の破壊も含まれていました。

特に、皇室典範改正問題では皇統破壊の方向へ行きかけたわけです。具体的にどういうことか、最近読んだ「奪われる日本」という本にその批判を見かけたので、首相退陣にあたって引用させていただきたいと思います。

奪われる日本 (講談社現代新書)

奪われる日本 (講談社現代新書)

第3部 皇室の伝統を守れ

第10章 万世一系をなぜまもるのか

(省略)


真の保守を任じる人よ、目覚めよ(p174〜)

だが今の日本には、自分の国をどうするのか、どんな国柄を子孫に継承させたいのか、自ら主体的に考察しようとする真摯な空気が感じられない。皇室典範が改竄され、唯一無二、万世一系の皇統が廃絶されんとした。私たちの目が黒いうちにこんな暴挙がまかり通れば、私たちは未来永劫、父祖たちにも子孫たちにも顔向けできまい。

かかる未曾有の国難の渦中にありながら、新聞は景気や株価の上昇にひたすら陶酔し、テレビは俗悪と愚妹に惑溺している。社会の公器としての使命を自ら完全に放擲している。小泉政権の誕生以来、人はカネと権力に迎合することさえ恥じなくなった。「人心はカネで買える」と放言する若造を、ときの総理が「いいねぇ〜。新しい息吹を感じるねぇ〜」とおだてあげ、与党の幹事長が「私は偉大なイエスマン♪」と公言してはばからない。

かくもおぞましき卑しさ、浅ましさは、日本の保守の伝統的気風とは無縁だったはずだ。かくも節度と品格の欠落した執行部の独裁下にある自由民主党は、保守政党として、国家の経論を付託する政党として、ほんとうに信頼するに足りるのか。

第2章の末尾でも触れたが、2005年11月、小泉首相は来日したブッシュ大統領を京都の鹿苑寺金閣に案内した。金閣の初層にはこの建物の施主、足利義満の僧形木造が安置されている。

それは帝位をあらわす繧繝縁畳に鎮座している。自らを法皇に擬しているのだ。足利義満はご皇室をないがしろにし、天下を壟断した数々の不敬ゆえ、先の大戦までは逆賊の誹りを受けてきた。その義満像に、こともあろうに日本国総理大臣が、米国大統領が笑って見ている前で合掌してみせたのだ。その光景は11月16日のニュースでも放映された。

そもそも総理大臣の臣は臣下の臣である。ただ単に行政の任を付託されているに過ぎない一介の政治屋と、そのごく一握りの取り巻き連によって、占領軍さえ冒涜することをはばかった、我が国の国体が蹂躙されんとした。

はじめに結論ありきで、一切の説明も話し合いも峻拒する独善的な強行突破は、郵政民営化のときとまったく同じだ。

(中略、ここで平沼赳夫氏へのマンセーが書かれています)

この国の真の保守を任じる人々よ。そろそろ目を覚まして欲しい。いまこそ怯懦を克服し、矜持を取り戻すべき、危急存亡の秋ではないのか。

小泉首相がどこまで自覚して皇室を破壊しようとしていたかはわかりませんが、少なくとも皇統廃絶へとむかわせようとしたことに違いはありません。安倍氏は小泉首相よりも歴史認識はまともで皇室への崇敬心もあるのだろうと思います。

しかし、靖国神社参拝問題を振り返ってみると、安倍氏は小泉首相よりも靖国神社に尊崇の念を抱き、国政にかかわるものが参拝することの重要性と必要性まで認識していたはずです。そんな安倍氏が、何が怖くてかどこに配慮したのかわかりませんが、これまで続けてきた8月15日の参拝を、今年はやめてしまいました。

安倍政権では権力維持のために左方面へどんどんと配慮と妥協を繰り返して、結局のところ安倍氏である必要のない政策を実行してゆくということになりはしないか心配です。

そうならないようにまずはマスコミによる左翼史観強制の圧力を批判して安倍氏が行動をとりやすくするという点では安倍氏のサポートが必要でしょうが、そのためには安倍氏も共闘してくれなければ意味はないわけです。安倍氏が逃げ出すような時には、やっぱり右側からも強烈に批判しなければならないと思います。しかし安倍氏はこちらの記事なんかによると

過去の侵略戦争を謝罪した1995年の「村山談話」に関しては、「その精神について引き継いでいく」と述べた。

とありますから、いきなり暗雲が立ちこめているわけですが。その精神って何でしょうか?ここでも靖国問題同様にマスコミなど左方面からの圧力に簡単に折れてしまう安倍氏の「闘わない」姿勢が見えてしまって、ちょっと気になるところです。

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[] ファーストレディー?なんじゃそりゃ?

一つのエントリーを書くほどのネタでもないのですが、先日テレビを見ていたら、小泉首相は独身だったが安倍氏はそうじゃないから、日本に5年ぶりにファーストレディーが誕生とか言ってます。こう言う言い方を平然してしまうあたりに、日本人は国と言ったらアメリカのことで、日本がアメリカと同じような種類の国であると錯覚している様子がありありと見て取れます。もしくはそういう国にしてしまいたいと思っているんでしょうか。

5年ぶりファーストレディー誕生…自民党総裁選 (スポーツ報知)

ファーストレディーというのはアメリカの大統領夫人のことです。アメリカの元首は大統領ですが、日本の場合はそう単純ではありません。すくなくとも日本国民の一人である私の心情としては、政権がかわるたびにコロコロかわるような首相夫人をファーストレディーなどと呼んで欲しくないです。

誰がファーストレディーかと言えば、やっぱり皇后陛下じゃなかろうかと、そう思うわけですが、皇后陛下を別にファーストレディーなんて奇妙な呼び方をする必要はない毛頭無いでしょうし、ましてやたかだか臣下にすぎない首相の夫人だってだけで、その女をファーストレディーなんて呼ぶのはやめていただきたいものです。

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