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2006-11-02
■[社会] 老人の医学部入学は税金の無駄遣い
ところで、上のエントリーで老人の再雇用とか社会貢献の必要性について書きましたが、このニュースにある老人の場合についてはあまりに自分勝手すぎると思います。
筆記試験で合格者平均点を上回りながら、面接で高齢を理由に不合格にされたとして、群馬大医学部を受験した東京都目黒区、主婦佐藤薫さん(56)が同大を相手取り、入学許可を求めた行政訴訟の判決が27日、前橋地裁であった。
松丸伸一郎裁判長は「年齢により差別されたことが明白とは認められない」などと述べ、原告の請求を棄却した。
同大が「医師には知力・体力・気力が必要」などと説明していたことについては、合理性があるとした。
訴えによると、佐藤さんは同大医学部医学科の05年度の入試で不合格となったが、大学に得点を開示請求したところ、筆記試験のセンター試験と2次試験の合計点は合格者平均より10点以上高かった。
(読売新聞) - 10月27日13時4分更新
学校法人の多く、特に大学など間違いなく文部科学省とか国から多額の補助金を受けていて(医学部となると、さらに厚生労働省あたりからも補助金とか研究費とかを受けているんじゃなかったかな?)、とにかく教育というものにはかなりの税金が投入されているのです。
日本は資源がない国だから人間が資源であり、これは当然のことと思われます。話はずれますが、だから他の国よりも教育には金もエネルギーもそそぐべきなのです。今は逆のことをしているみたいですが。
医学部ということで言えば、私立大学の医学部は学費が高いですが、それでもやっぱり医学教育には金がかかるので、学生から集める学費だけでは全然足りないから、私立と言えども、かなりの税金が投入されている事にはかわりありません。群馬大は公立かな。
いずれにしろ、医学部の教育というのには莫大な税金が投入されているのであり、医者を育てるのに(具体的な数字は調べてないのでわかりませんが)かなりの税金を投じてようやく一人前の医者ができるということになるわけです。
それなのに、56歳の婆さんが医者になって、一体何年医者として働けると言うのでしょうか?働けるのはせいぜい数年でしょう。
数年しか医者として働けない老人を大学の医学部に入れてしまって、そのぶん若い学生を排除してしまったのでは、かなりの社会的損失になるということが、どうしてわからないのでしょうか?
それに、見た目はヨボヨボの老人なのに、実はなりたてホヤホヤで未熟な新米医師になんか、誰がみてもらいたいと思うでしょうか?少しは患者の立場になって考えてみて欲しい者です。
この婆さんは、どうやら大学医学部に入るのも医者になるのも、「自己の実現」のためだと認識してしまっているのではないでしょうか?
それじゃあダメでしょう。医者には公的な側面、「社会のために役立つ人材になる」という側面があるからこそ、医学教育には莫大な税金が投入されているのです。
そういう事をすこしは考えて、いい年こいて医者になろうなんて、社会の役に立つどころか、大迷惑でしかないわがままを言うのはやめて欲しいものです。
まあ、「税金の無駄遣い」については最近どうも過剰に言われすぎなように思いますし、これが錦の御旗になってしまって、歳出削減や規制緩和に「官から民へ」が暴走しているように思いますが(そのくせ財政健全化にはまるで効果がない)、でも、この件は明らかに未然に防げる税金の無駄遣いだと思っいましので、ちょっと書いてみました。
少なくともこのオバサンやオバサンの入学を認めろと言っている人たちに、行政による税金の無駄遣いを批判する資格はないでしょう。
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