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2006-11-04

[] 雑談

たまには雑談ぽい感じで、いろいろあった最近のできごとについてまとめて取り上げて、それらについて一言二言書いておきたいと思います。皆さんのご意見などありましたらコメント欄で自由に展開してください。参考にさせていただきます。

昨日は一日中仕事、というかバイトで外にかり出されて肉体労働みたいなことをさせられたので、アップできませんでしたが、昨日は明治節でしたね。日本国憲法の公布された日でもあるようですが、明治節が今の日本国憲法みたいな日本をダメにしているきたならしいもので汚されたような気がして残念ですね。

明治節と言えば、皇室がらみで不敬罪にでも問うてやりたいくらいの毎日新聞記者朴鐘珠の話とか(mumurさん参照)も書きたかったんですが、もうみなさん十分ご存じでしょうし他のブログで取り上げられているようですから。ただ、彼の動画はYouTubeからは削除されてしまったようですが、幸いなことにてっくさんが保存してくれていたので、まだ見ることができます(こちら)。

それにしてもmumurさんのところにあった教科書か何かの画像でしょうが、こういうのを見ると(この画像)日本に天皇が存在して今まで国が連続して続いているということがいかにすごいことかと、あらためて驚嘆します。

話しかわって、中川昭一氏がかさねて核武装議論をすべきと強調しています「中川政調会長、核保有議論の必要性また強調」。立派です。安倍首相の姿勢もなかなかグッドです「<核保有論議>安倍首相、中川氏発言に自制求めず」。このように、役割分担してやろうというのなら結構です。

その一方で、亀井静香が麻生外相の核武装議論容認発言にかみついていました「核保有議論:国民新党・亀井氏、外相罷免を要求 社民党首も批判」。愚かです。社民党と一緒になって何やってるんでしょうか。まあでも亀井氏は、たとえば他にも死刑廃止論者でもあり(あの顔で意外)、うすらサヨク傾向がある昔の平均的自民党人間という感じですからいかにもありそうな発言です。残念です。

まあですから、この亀井氏の発言は、野党になったから与党の言うことに反対して言っているという「小沢的態度」ではなく、もともと彼の持論を言っているだけだと思います。おそらく自民党にいたとしても同じようなことを言うでしょう。ただし、罷免要求まではさすがにしないと思いますが。そこがセコいですね。

国民新党には頑張って欲しいと思っていたのですが、この亀井氏の発言はそういう意味でも実に残念ですね。野党こそ、与党が核武装議論に消極的なのを批判すべきなのに。綿貫党首はもうちょっとマシだとは思いますし*1、副党首でエコノミストの紺谷典子氏はなかなかしっかりした方です。検索すると労働新聞とか赤旗とか左翼系のインタビューが出てしまいますが、それはたまたまであって、そっち系の人ではありません。言っていることはかなりまともです。小林よしのりの「わしズム」なんかにちょくちょく書いています。ネオリベ路線に疑問を抱かれている方は必読です。

最近、私は身近な人に「小泉改革よりも改革に反対した人たちを支持している」と言うと「え〜、なんで!?亀井とかでしょ」と言われます。かなりイメージ悪いですね。「いや、若い城内実とかなかなか立派な人もいるんだよ」とか言っても知らないみたいですし。

ところでまた話はかわりますが、同級生をいじめて自殺に追い込んだ加害者側の子供らが、懲りずに今度は別の生徒をいじめはじめたようですね。このニュース「福岡いじめ自殺:事件後も別の生徒に繰り返す 同グループ」。やはりいじめた子供をアンタッチャブルにして甘やかすとろくなことがないと思っていましたが・・・。学校ばかりが悪いというマスコミの報道姿勢にも責任があるんじゃないかと思います。

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*1:実は綿貫氏については私はあまり知っているわけではなくて、以前選挙前にサンプロに出演していた時に靖国参拝に関して唯一まともな事を言っていたのを見た記憶があるから、とりあえずはそう思うという程度です。

朝陽に匂ふ山櫻花朝陽に匂ふ山櫻花 2006/11/04 10:55 日本政策研究センターの伊藤哲夫氏が「安倍首相は変わったのか?」と題して、説得力のある論を展開されています。ご参考までに。
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=382

techv4techv4 2006/11/04 11:33 それが、ポジショントークの最たるものと思ってしまう私は、ひねくれすぎでしょうか?

drmccoydrmccoy 2006/11/04 11:51 この伊藤哲夫氏みたいな論調のブログが多かったのでずっとそれを私は批判してきたつもりだったのですが・・・。なかなかご理解いただけなかったようで、力不足&残念です。

雪化粧雪化粧 2006/11/04 13:19 北朝鮮が協議に参加するそうです。そして日本は参加する資格がないとのことです。
数年前までは護憲を大切なことだと思ってきた私としては今の政権は非常な進歩と思っていました。
おっしゃってきたことを今理解しました。

ダニエルダニエル 2006/11/04 14:27 マッコイ博士の筆が冴えわたっていますね。ずっとクリックしていますよ。

ところで、筑前町の虐め自殺事件については、どうも解放同盟などの影があるようです。何でもかんでも教育は日教組が悪いという意見には私は疑問があり、食傷気味でもあるのですが、これも一つの背景でしょう。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/51167429.html
これは犯罪ですので警察の出番と思いますが、法的には、本人に刑事責任を問えるのは14歳以上ですから非常に難しいところです。未満であれば、学校での虐めは法的に、管理責任が教諭及び学校と教委、次に保護者責任が虐めた生徒の両親にあります。虐めを受けた生徒の両親や友人の責任は、一種道義的なものとしてはあるでしょう。私が親であれば、喧嘩の仕方、口喧嘩や応酬の仕方、武道と倫理、友人の助け方などを子供に仕込むところです。
虐めは、博士や奥田先生が仰るように構造要因がありますので、簡単な解決は難しいですが、一刻も早く、打てる手は全て打っていかないといけません。
http://kenjiokuda.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_9038.html
しかし、私(や博士も含め潜在的には多くの人)が心配しているのが、今の日本社会、日本人に、こうした虐め問題を解決していけるだけの思想的堅固さがあるかどうかだと思います。個々の具体策自体は追及していけば見付かりますけれども、問題はそこだと思います。話が飛ぶようですが、私が旧皇族方の皇籍復帰を熱望し、真名さんの「日本巡礼」に期待している一端は、そこなんですね。

亀井さんは、意外にリベラルな一面があるので、私は賛成ではありませんが、あの発言はあれでいいと思っています。「小沢的態度」も全面的には否定しません(かなりの部分反対ですが)。しかし、民主党も国民新党も、この局面下で、日本の独立と安全をどう守るかについて、それこそ自公とは違う、しかし未来を感じさせる枠組を積極的に提示していかないと、特に民主党は自滅路線に入ると思います。頭脳を絞れば、そういう枠組はあるでしょう。政治には風向きがありますので、突然流れが変ることは有得ますが、自公の失点をこつこつ積み上げていく手法では、太刀打ちは出来ないと思います。余り不用意に提示をすれば、かつて自民党が社会党の政策をパクったように、自公にパクられるでしょうから、自公に手を出せない領域で対案を提示し、国民の選択肢を増やして欲しいと思います。

たかたか 2006/11/04 22:41 いじめは、いじめてきた奴らを殴り倒してやれば一番てっとり早いと思います。やられたらやり返すという人間社会の原点が忘れられて、話し合い、仲良く解決が推進されてきたからでしょう。
その結果は、やりたい奴のやりたい放題と泣き寝入りになっているように思います。

kunikuni 2006/11/05 06:40 たかさんに賛成一票。
生きるということは、多かれ少なかれ生存競争を強いられます。
話し合いで全てが解決するなら、戦争などとっくに無くなっています。
戦争を放棄させれてから、日本ではまともな喧嘩もできなくなった。
人間を放棄しているのと同じですね。

朝陽に匂ふ山櫻花朝陽に匂ふ山櫻花 2006/11/05 17:12  りゃ、りゃ(汗)
伊藤哲夫氏のどこがどんな風にポジショントークなのでしょうか。浅学にして存じませぬ。お教え戴ければ幸い。

朝陽に匂ふ山櫻花朝陽に匂ふ山櫻花 2006/11/05 17:50  あ、安倍首相のブレーンでしたか。うーむぅ。しかしながら、だとするならば、ポジショントークというよりも「解説」ということはありえませぬか?ならば許せると考える私はナイーブってこと?

鳥飼鳥飼 2006/11/06 12:55 いじめをする連中はやりかえしてこなさそうな小さい気の弱い子を狙うので
その子にやりかえせというのは酷ではないでしょうか、やはり親か頼りになる教師に相談するのが一番だと思います

rice_showerrice_shower 2006/11/08 05:01 今さらながら、右、左の本来的定義。
保守=右(革命後のフランス議会で議長から見て右に座っていたからですね)は、先達より継承した伝統的な価値観、自助自律の仕組み、これらを共有する人々のコミュニティを保守、小さな中央政府を指向。 革新=左は、保守派の掲げる価値、統治体制は合理性を欠き、非効率ゆえ、中央政府が無機的なシステムにより全体を統治する、大きな政府を指向。
つまり、戦後の自民党と官僚は、恣意的、村社会的、有機的システムにより全体を統治するという、“ぬえ”でした。(日本的保守主義であると同時に日本的革新主義でもあった) これが肥大化、腐敗して構造的停滞を招いたので、この全体を揺るがせ、宿痾を取り除き、小さな政府を目指したネオリベは言うまでも無く右のアプローチです。 しかし、これは副作用として伝統的価値観の核の部分まで放逐し(抗がん剤により正常細胞まで破壊されるのと同じ)、“良質な談合”とも言うべき互助機能まで破壊してしまったので、これを補償する新たな無機的システム(左的対症施策)を求めている。 ここに無理やり“愛国心”なるものを持ち出しても、新たなぬえを産み出すに過ぎない。 これが私の現状認識ですね。 
「副作用がけしからん」とネオリベの主作用(自律)まで否定するのは決して保守的な立ち振る舞いではない、と言う点を押さえて置いて頂きたいです。
また以前にも申し上げたのですが、日本のネオリベの欠陥はアメリカのような性悪説に基づいたチェック機能(例、SECに囮捜査、盗聴までも認める)無しに、性急に推進された“不備”の招いたもので、全体を“不具”であるかのように言うのも、おかしい。

drmccoydrmccoy 2006/11/08 11:58 >これが肥大化、腐敗して構造的停滞を招いたので、この全体を揺るがせ、宿痾を取り除き、小さな政府を目指したネオリベ

いえいえ、そうなったのは、政治が無能で官僚機構を動かせなかったからでしょう。むしろ戦後は官僚機構が政治の無能さを補っている部分、功罪で言えば功のほうが大きかったと思います。それをグローバリズムとかバブル崩壊とかで犯人探しをして、無理矢理官僚機構のせいにしているだけだと思います。

それに、ネオリベにそのような「作用」はほとんどありません。むしろ財務省の権限を強力にしているだけです。副作用しかなかったと思ったほうが良いですし、官僚の腐敗についても一部不祥事を過大に言われているだけだと思います。悪いのは官僚機構ではなく、官僚機構を統制できるまともな政府がなかったことです。政治家こそが改革の対象なのですが、民主主義ですからそれが無理。だから官僚の力を相対的に弱めてやろうということでしかないと思います。

ただ、もちろん効率的な政府を目指すということには私も基本的に反対ではありませんが、政府の財政における機能は3つあってそれは「効率に関わる部分」「所得再分配にかかわる部分」「資源再分配にかかわる部分」ですが、小泉ネオリベ路線がやったのは「所得再分配にかかわる部分」の政府を小さくしただけで、「効率に関わる部分」の改革はほとんど手つかずです。

また、アメリカが小さい政府でやっていけるのは、同時に強い政府であるからです。しかし日本の政府は弱い政府です。その弱い政府を、小さくしてしまっては、矮小な政府になるだけです。

rice_shower さんのおっしゃっている「ぬえ」というのはマスコミ報道によって植え付けられた偏見ではないかと思います。もちろん一部弊害があるのはみとめますが、小泉改革みたいのをやっても、ホリエモンとか村上ファンドとか、新たな政府との癒着勢力を増やすだけで、ああいうのは捕まっていないけど、オリックスの宮内とかまだまだたくさんいて、官僚以上に弊害をばらまいています。

また、アメリカはもともとああいう国ですから、ネオリベで何の混乱もないわけですが、日本は違います。規制で事前調整していたものを、急激に規制緩和すればチェック機能が後追いで追いつかなくなるのはあたりまえです。

外来のシステムを無理矢理あてはめれば歪みが出て当然ですが、すべてアメリカとそっくり同じにしろというのも無理な話です。昔の日本人は、外国の良い部分を日本にうまくあわせられる範囲で取り入れるという良識があったのですが、最近は手当たり次第に真似して前後を考えない風潮が蔓延しているのではないでしょうか?

やはりアメリカ流のネオリベ路線を日本に導入することそのものがおかしいのだと思います。日本にはあいません。作用はほとんど無く、副作用ばかりの劇薬・毒薬です。

rice_showerrice_shower 2006/11/10 08:49 三島、野村秋介、西部邁などシンパシーを感ずる人物、言論を共有しているにも関わらず、ことネオリベ、日米関係となると対立が先鋭化するのは何故かと、考えたのですが、やはり貴兄が教育、研究職の立場から、私が経済、(工業)生産活動の現場から世界を見ている、この視座の差異によるのでしょうね。 私は、英米型ネオリベがそのまま日本に適合するなどとは思っていないし、グローバリズムをそのまま受容すべしなどとも思わない、これはご理解頂いているとかと。 ただ、経済の現場は否応無くボーダーレスであり(貿易立国の先進国日本がこれを否定するのは自己矛盾)、ルールは強者の意向に沿ったものになるという冷徹な現実を前に、社民主義的システムを統治のツールとして利用した日本的保守主義に固執していたのでは、メガコンペティションにおいて確実に淘汰されるのだ、という危機感の共有が無いのでしょう。

drmccoydrmccoy 2006/11/10 09:12 いえいえ、私は経済に関しては教育・研究者としての立場から見てはいません。というか経済学者ではありませんし普通のサラリーマンですから。

どういう視点から見ているかと言えば、サラリーマンおよび中小企業経営者の立場から見ているというのが近いです。身内には製造業の中小企業経営者が多いです。ですから、生産活動の現場から見ているという点では私のほうが遙かにあてはまると思いますよ。

rice_showerんは大企業の立場から見ているだけじゃないですか?勤勉なサラリーマンの労働力と中小企業の職人技こそ日本を支えているんですよ。彼らが会社を共同体と見て長期存続を最大の価値として頑張ったから今の日本があるのです。国際競争力よりも彼らを守るべきですよ。国際競争などほどほど、グローバリズムから距離を置けば解決します。

経済というのは人々が生きてゆくすべです。芸術家や芸能人とは違いますから、そこに「淘汰」なんか持ち込んでは絶対にいけないんですよ。程々の競争で十分です、そういうレベルの競争は日本にも十分にありましたよ、社会主義なんかじゃありません。

世の中平凡な能力しか持たない人間が圧倒的多数なのですから、淘汰なんかすればごく一部が生き残るだけで、普通の人ははじまれてしまいます。また生き残るために卑劣な手段まで用いるようになるでしょう。獣の世界です。滅茶苦茶です。国も乱れます。

>メガコンペティションにおいて確実に淘汰されるの

そうならないために、グローバリゼーションには距離をおかなければならないのですよ。相手の土俵で戦わなければならないという先入観を捨てることです。国際的な自由競争をやれば強い国アメリカが勝つに決まっていますし、過去の歴史を繰り返すだけです。

彼らは常に自由を押しつけてきました。アメリカは南米諸国にもネオリベ路線を強要してきましたが、彼らは今一斉にアメリカにNOとつきつけているんですよ。rice_showerんのやりかたでは日本はアメリカに飲み込まれるだけです。経済関係における日米の現実が見えていないのではないでしょうか?

rice_showerrice_shower 2006/11/10 13:17 世界的大企業から町工場のおやっさんまで遍く付き合いが有ります。
ただ、私が熟知しているのはエレクトロニクス業界です。 アメリカに勝ち(アメリカ企業を駆逐、淘汰し)、韓国、台湾の追撃で尻に火の付いている業界です。 この業界においては、“アメリカは戦えば勝てる相手、よってアングロサクソン型グローバリズム、恐るるに足らず”との認識が共有されていると思います。(自動車業界も同様でしょう) 
日本メーカーの製品が世界において高い評価、競争力を維持していたのは、例えば一台何億円もする装置の心臓部分の精密部品を、安定した品質で、無体な納期要求にも対応し供給してきた、(大田区あたりの)従業員10人程度の町工場が有ったからこそ、という現実を知っています。(自身の怠慢のつけをこういう工場に回す愚かな大企業が少なくなく、おやっさん達は苦しんでいて、私自身憤慨することが多い。 しかし、そういう愚かな大企業は早晩淘汰されるわい、と冷視している)
金融はアメリカにやられっぱなしかも知れない、しかしそれは日本が金融後進国で力不足だからで、今各金融機関は人材育成、ヘッドハンティング等の手段により、反撃体制を整えているところでしょう。 戦って勝てばよい、戦って勝てない相手などそうは無い。 
いや、そもそも戦う力が無い業界、企業、個人もあるのだ、それはどうするのだ?と問われれば、no ideaです。 グローバリズムから距離を置く?どうやって???

drmccoydrmccoy 2006/11/16 08:57 いやはやレスが遅くなってしまいましたが、今日本が「国際競争力をつける」ためにやっている方法はほどんどが逆効果ですよ。日本が金融後進国というのも間違いであり、アメリカが金融に力を入れているのは、日本を支配するためです。

経済には物作りという下部構造があって、金融というのはその上部構造です。日本の経済力の源は下部構造の物作りにあったわけですが、アメリカはそれでかなわないから、上部構造で日本を支配しようと、金融とITに力を入れたわけです。ですから、やることは簡単、アメリカの金融支配から日本の経済を守ることです。今やっているのは逆のことばかりですし、日本の金融を強くする政策ではなく、垣根を取り払おうとしているだけです。

アメリカと金融で戦えば負けるにきまっています。金融でアメリカと戦っては絶対にだめです。今日本に必要なのは守りですよ。