Dr.マッコイの非論理的な世界 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-11-10

[] ついに社会党並に堕ちた民主党

核武装に関する議論ですが、安倍首相は非核三原則を守り核武装の議論も政府としては一切やらないという話ですが、麻生外相や中川昭一政調会長が「議論すべき(実際は議論があってもよいという程度)」という発言をしたところ、有意義な議論が起こるかと思いきや、議論すらするなと朝日新聞その他が言ってきたわけですし、野党は揃いも揃って麻生外相を罷免しろなどと言っています。

一部にはせいぜい「議論すら封殺するのはおかしい」というあたりまえの事を言う新聞もありはしますが(昨日のエントリーでの読売など)、しかしそれも結局言いたいのは「言論の自由」という程度のことでしかなく、北朝鮮の核から日本をいかにして守るか、その中に核武装という選択肢は含まれるのか、という議論は出てきません。与党の中からもです。

本来、与党や政府がここらあたりをしっかりと確認しなければならず、それができないならば野党が追及して当然なのですが、野党はまるで逆のことをやっています。何と、野党が与党に変わって積極的に核武装の議論をするどころか、議論して良いと言っただけの麻生外相を「閣僚だからだめ」と言って罷免しろと主張しているようです。愚かです。

<核保有論議>麻生外相の罷免を要求 野党4党

 民主、共産、社民、国民新の野党4党幹事長・書記局長が9日、首相官邸を訪れ、核保有論議を容認した麻生太郎外相の罷免を要求する安倍晋三首相あての文書を下村博文官房副長官に渡した。首相は「(罷免は)ない」と記者団に明言。民主党の鳩山由紀夫幹事長は国会で外相の不信任決議案提出などを検討する考えを示唆した。

(毎日新聞) - 11月9日20時56分更新

民主党はホントにダメになりましたね、まあもとからダメでしたが。国民新党にもガッカリです。自民党は公明党とベッタリ、民主党は旧社会党みたいな事を言い出す。もう日本の政治は末期的状態ですね。

本当に、立場によって言うことを変える人間というのは信用ならないと思います。それはもちろん、民主党の中にも「議論くらいは良い」と思っている議員はいるはずで(かつての鳩山のように)、また公明党や自民党の中にも「議論すらしてはいけない」と思っている議員もいるはずで、結局野党の側は与党を批判するため、与党は権力を維持するために、つまりお互いが自分たちのポジションを守るためだけに存在しているという現状です。

郵政民営化でこの傾向が強まりましたよね。たった一つの政策に反対しただけで党を追い出されるようになってしまったのですから、自民党は党内で是々非々の議論ができない政党になってしまったわけです。

民主党は前原あたりが小沢に反発しているみたいですが、そちらは単にまとまりが無いと言われておしまいです。

いずれにしろ、核武装の議論は責任ある立場の人間がリードしてゆかなければだめで、だから麻生外相とか中川政調会長とかが「議論しろ」というのは適切なのです。ただ、結局はこれらの発言も単なる観測気球でしかなく、本気で議論する気は自民党にはもともとないみたいですが。

人によっては、中川氏の発言は、「最終的に核武装は無理なんだよ」という方向で議論をすすめる計算されたものだったという見方をされている方もおられるようです。

(参考:カワセミの世界情勢ブログ「日本の核武装問題に関する国内議論への所感」)

そうなったらそうなったで仕方ないのかもしれませんが、常日頃からアメリカの核の傘は幻想である(北朝鮮はともかく少なくとも中国の核に対してアメリカの報復は期待できない)とか、国家の独立こそ最大の国益と思っている私からすれば、日本の核武装というかアメリカの核の傘の下からの離脱の方向へ持っていって、少しでも将来の日本の独立につなげられればと理想を描いているのですが、自民党的似非保守は理想を現実論で潰すのが好きみたいですから、おそらくそれが目的というのは多少はあるのかもしれません。

いずれにしろ、サッパリ核武装の議論が盛り上がらないからかしりませんが、「中川政調会長、「核」発言自粛へ」とあります。

記事によると「米中間選挙で共和党後退を受けた米国の対北朝鮮政策の変化や、近く再開される6カ国協議での北朝鮮の出方を見極める必要性を指摘。」と書いてありますが、核武装に関して政府が実際に検討をはじめるとか言うならアメリカの意向や六カ国協議への影響を考えて慎重にやらなければならないのはその通りでしょう。

しかし、今はただ「議論するのは良い」と言っているだけです。もっと言えば「私ら政府や自民党はだらしなくて議論すらできないから、誰か真剣に議論してちょうだいな」と言っている程度です。

それしきの事、北朝鮮の核武装とは無関係にも日頃ちゃんと議論しておかなければならない程度のことを、どうしてアメリカや六カ国協議に遠慮しなければならないのか、ホント情けなさで一杯になります。

まあいずれにしろ、核武装の議論をしたところで、結論は「無理」というところにみんなして持って行こうと必死になるのでしょうから、やはり今回の発言は私のような右派の理想というか幻想を最終的には打ち砕く事が目的だったのかもしれません。

しかし議論くらいは堂々として良いと思いますが、野党があんな具合ですし、マスコミもあいかわらず、知識人も専門家も大人ぶった奴らばかりですから、まともな議論がおこるはずもないんでしょうね。

ただ、少なくとも「非核三原則」については明らかなウソがあるので、これは何とかしなければ、これこそ日本の信用問題だと思います。「持ち込ませず」の部分です。実際は持ち込ませているわけですから、これは明らかなウソであり、すでに非核三原則は守られていないわけです。

ただ、私としては、「持ち込ませず」を撤廃してしまうと、アメリカの核の傘に入ったことがしっかり確認できて、それで安心してそれ以上先に進まないような気がして、正直あまり良いこととは思えない部分もあります。

やはり、今すぐに「非核三原則」を廃棄すべきです。廃棄したからと言って日本がすぐに核武装するというわけでもありません。まずは廃棄した上で核武装に関する真剣な議論をしてはじめて、その議論そのものが国際的な影響力を持ち、場合によっては抑止力にも鳴りうるのだと思います。

とまあ書きましたが、たぶんある種の理想であって、現実的には不可能なのでしょう。だからと言って「現実はこうだから・・・」というのでは、これまでの繰り返しでズルズルと後退するだけです。

前を進もうと常に努力してようやく現状維持だという事を考えると、今回の話でも、何らかの真剣な議論、前向きな議論をしておくべきなのに、せいぜい「議論するのは良い」という話しか出てこない、残念です。

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たかたか 2006/11/10 11:05 そうですね。朝ナマではアンケートで核武装賛成が多くて、パネラーが驚いてました。サヨク安全保障の専門家は若者でしょう、よく考えてないからと言ってました。ようつべにビデオが上がってます。
北朝鮮は自称でも核保有国になりました。これからが見ものです。ことあるごとに日本に上からモノを言ってくるはずです。例えば国交正常化せよとか、制裁やめろ、援助しろとか。そのたびに日本は核兵器を感じてビクビクすることになるわけで、核論議はほっといても将来的に盛り上がってくると思います。

kusukusukusukusu 2006/11/10 13:04 個人的には日本の核保有には反対ですが、だからこそ議論をするべきだと思うのに、野党の麻生氏罷免要求は筋違いのものであるように思います。
(以下は自分のブログの記事です。)
「野党の麻生外相罷免要求は逆効果ではないのか?」
http://blue.ap.teacup.com/documentary/945.html

「なぜ核保有をしたほうが日本が危なくなると思うのか?」
http://blue.ap.teacup.com/documentary/959.html

taketake 2006/11/10 14:47 まあ、核議論だけじゃなくて憲法改正、日本人の意識改革までしないと駄目でしょうね。
せめて船舶の不法侵入に威嚇射撃ぐらいは出来るようにならないと。
相手は日本にはどんな無茶をしても良いと考えてるようですからそうでない事を教えなければ。