石持浅海"アイルランドの薔薇"

読みたい本を探すのも結構大変で、もっぱらすぺ3氏のの書評読んで選んでる日々
今日は石持浅海、初めて読む作家である

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された!
宿泊客は8人 そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。
宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!
本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!

特殊な舞台設定も、外国人の名前も読んでいくうちに整理されてその辺は無事クリア
本筋以外で伏せられた叙述を推理していくのも楽しみの一つかも
最終章で次々と回収される伏線はなかなか壮観だ