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2017-03-11

2月例会報告

16:51

2/12に「図書館における障がい者サービスに関連するガイドラインを読む」をテーマに例会を行いました。

2016 年 4 月に障害者差別解消法が施行されたことをうけ、
図書館においてどのように対応しているか、具体的なサービス方法や対応について、今まで以上に活発な情報交換の場がもたれるようになりました。

図書館のサービスの指針となるのが、「ガイドライン」ですが、何気なく内容を確認することはあっても、表現や文言までを含めて「じっくり読む」機会はなかなかないのではないでしょうか?

そこで今回の例会では、障害者差別解消法施行を受けての障害学生支援関連の研修会の参加報告を聞き、2本の関連ガイドラインと具体的な実施例を記した論文を精読し、図書館における障がい者サービスについて、さまざまな意見を出し合いながら、考える機会としました。

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まず初めに、12/12に筑波大学で行われた
研修会「大学図書館における障害学生支援〜障害者差別解消法の施行を受けて」の参加報告です。
発表者は大阪大学附属図書館吉田弥生さんです。

ご発表スライドはこちらをご覧ください。
http://www.slideshare.net/YayoiYoshida/ss-72857508
(掲載について、講演者の方々からの許諾をいただいています)

続いて、関連ガイドライン2本と、
吉田さんのご発表でもご紹介いただいた北海道大学附属図書館さんの
具体的な取組をまとめた論文を黙読しました。

1. 「図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関するガイドライン
http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/606/Default.aspx

2.  「図書館障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン
https://www.jla.or.jp/portals/0/html/20100218.html

3. 北海道大学附属図書館
「プリント・ディスアビリティのある利用者のための資料電子化サービス」
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/63161

上記ガイドライン論文を読んで、
参加者それぞれが気づいたことや感じたことを付箋に書き込み、
それを元にディスカッションを行いました。

活発な意見交換が行われ、あっという間に終了時刻となってしまいました。
連続企画として、今後、各館の実践例の持ちよりや、
外部の講師にお越しいただくのはどうかという意見もでたほどです。

最後に、吉田さん貴重なご発表を有難うございました。

2017-02-13

12月例会報告

03:31

今更ながらですが、12/10(土)に弁天町で開催した例会のご報告をします。

12月例会は地域グループ委員が手分けをして保管していた「大阪支部」の資料を持ち寄って整理をしながら、大図研および大阪支部の歴史を振り返る、という企画でした。
大図研の会員名簿、入会案内、大阪支部報、支部の印など様々な資料が集まりました。
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もっともボリュームがあったのは支部報。
1975年の創刊号から紙媒体での配布をしていた2006年の190号まで、予備を含めて3セットありました。
ただし、63〜70号はなぜか欠号で以前会員に呼びかけて探したのですが、その際にも保管している会員は見つからず、そのままになっています。

それ以外の号は長年事務局を務めてくださったM氏のおかげで、一通り揃っているため、電子化が済んだものは1セット、まだのものは2セットを残し、それ以外は処分することにしました。

昔の支部報を見返すと、懐かしい方々の若かりし頃の初々しい文章を読むことができます。

大図研30周年を記念して、当時大阪支部会員だったK女史がデザインしたロゴシールもありました。
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パラパラめくりながら、支部報の在庫を整理していると時間があっという間に過ぎてしまいました。

支部報は大阪地域グループのサイトで2002年分から公開しています。
https://sites.google.com/site/dtkosakaweb/home/sibuho

2017-01-31

2月例会のご案内 図書館における障がい者サービスに関連するガイドラインを読む

18:40

2月の例会についてご案内いたします。
日時のご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。

日程:2/12(日)14:30〜16:30
場所:大阪大学 生命科学図書館4階 グループ研究室3

2本のガイドラインを取り上げ、ディスカッションを行います。

1. 「図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関するガイドライン
http://www.jla.or.jp/library/gudeline/tabid/606/Default.aspx

2.  「図書館障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン
https://www.jla.or.jp/portals/0/html/20100218.html
(こちらは実践例として、以下の論文も取り上げます)

北大図書館 「プリント・ディスアビリティのある利用者のための資料電子化サービス」(医学図書館63(1)79-84)
北大リポジトリhttp://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/63161

また情報共有として、
 「大学図書館における障害学生支援〜障害者差別解消法の施行を受けて」
(@筑波大学附属図書館)に参加した大阪地域G委員による講演内容の紹介も行います。

※ご参加の方は当日上記2本のガイドラインと北大リポジトリ掲載の論文をおもちください。

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生命科学図書館への交通案内
https://www.library.osaka-u.ac.jp/seimei/access.php

■入館方法
入館したい旨をカウンターに 申し出て「図書館利用願」を書き、バッジと入館カードを受け取ってください。
身分証等は必要ありません。

グループ研究室3は、4階に上がり右手奥にあります。
フロアマップ https://www.library.osaka-u.ac.jp/seimei/floor.php

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2016-12-04

11月例会 今話題の岡山県の図書館・博物館見学ツアー 報告

19:42

11月例会は12日(土)~13日(日)の2日間、大阪京都東海地域の3グループの共催で「今話題の岡山県図書館博物館」見学ツアーに行ってきました。

最初に訪問したのは、全国の都道府県立図書館で貸出冊数ダントツトップを誇る岡山県立図書館。朝の10時に開館を待っていた人々と一緒に、館内に足を踏み入れると、低めに設定された木製書架と大きなガラス壁で明るく広々した温かみのある空間が私たちを迎えてくれました。f:id:dtkosaka2010:20161204191630j:image:medium:rightあちらこちらに各班の職員が工夫した図書展示があり、ボランティアが作成した布絵本などもある児童資料室や驚くほど充実した外国語資料コーナーなど、1日中過ごしても退屈しそうにありません。また、県立図書館として、県下の市町村大学図書館ネットワークを構築したり、資料の保存に努めたりなど表に見えないサービスについても詳しく説明いただきました。

f:id:dtkosaka2010:20161204191631j:image:medium:left午後には岡山大学附属中央図書館にお邪魔しました。2階にある「サルトフロレスタ〜飛翔の森」と呼ばれる地元産材を使ったエリアは、学生が内外のさまざまな人との交流をはかるためのさまざまな展示やイベントに使われており、1階のラーニングコモンズとはまた違った趣で、落ち着いた居心地のよい空間です。また岡山藩主であった池田家のコレクションで、岡山大学に寄贈された「池田家文庫」が収蔵されている貴重書庫は、大変な規模で驚くばかり。絵図などの一部資料はデジタル公開されています。

翌日の午前中は備前長船刀剣博物館に行きました。日本刀について何も知識のなかった私たちも、学芸員の方に丁寧に案内していただき、いっぱしの刀剣博士になった気分。今後は美術館や博物館で刀剣の展示の前で素通りせず、鑑賞している振りぐらいはできそうです。

ツアーの最後は、瀬戸内市民図書館もみわ広場。「もちより・みつけ・わけあう」広場を目指して名付けられたこの図書館は、ギャラリーや郷土資料展示なども備える市民のための場として、構想策定時から「としょかん未来ミーティング」などにより、市民参加が図られたそうです。
f:id:dtkosaka2010:20161204193915j:image:medium:right図書館というイメージに縛られないオシャレで素敵な空間が演出されていているだけでなく、親しみやすく使いやすい図書館にしようという職員の皆さんの工夫があちらこちらに見うけられました。

2日間で図書館3館と博物館1館を見て回りましたが、いずれの館も地域とのつながりの強さが感じられる素晴らしい施設でした。また、日曜に開催された岡山マラソンのために宿探しや交通渋滞に苦労したものの、岡山という地のさまざまな面に触れ、楽しい時間を過ごすことができました。

最後に、丁寧に案内をしていただきました各館の皆様にあらためて感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。

2016-11-03

10月例会 道修町ミュージアムストリートと適塾見学 報告

22:10

10/15の例会では、道修町ミュージアムストリートのお散歩と適塾の見学をしました。

道修町は日本の医薬品産業発祥の地と言われ、今も医薬系企業が集まっています。

まずは、くすりの道修町資料館からスタート。入ってすぐのところには、風邪薬としておなじみの葛根湯の材料となる生薬が展示され、手に触れることもできました。また、江戸明治、現在に至るまでの医薬品産業の歴史を紹介する一連の展示は興味深いものでした。

その後、大日本住友製薬展示Galleryや企業のショーケース展示などを覗きながらぶらぶらと北へ向かって行くと、適塾があります。

適塾は言わずと知れた、幕末期に蘭方医学者・緒方洪庵が開いた蘭学塾です。その建物は国史跡・重要文化財に指定されていて、内部を見学することができます。中に足を踏み入れると、中庭に面した障子が大きく開け放たれていて、心地よい風が通り抜けていました。狭くて急な階段(ほぼ梯子)を上がった二階には、有名な「ヅーフ部屋」や塾生の寝起きした部屋があり、当時の熱気を想像するとわくわくしました。

当日はお天気もよく、絶好の散歩日和。平坦な土地に道が碁盤の目のように通っていて、ぶらぶら歩くには最適です。繁華街から離れ、オフィス街に今もこうして残されている昔の大阪に触れることができ、楽しい午後となりました。

追伸:道修町ミュージアムストリートにある資料館は通常の土日は閉まっているところがほとんどです。ただし、資料館「杏雨書屋」では年2回(春・秋)特別展示があり、期間中は土曜日も開館するそうです。数少ないチャンスなので、興味を持たれた方はどうぞお見逃しなく!