PCM2704再び


引越しを明日に控えているこの状況、
東京から帰ってきた今、
懲りずにネットワークに接続している。


そこで、非常に興味深い、尊敬するぺるけ氏の記事を見つけた。

Digital Home Recording


私が製作して今音楽を楽しんでいるUSB DACキットはVICS社のものだが、
ここで紹介されているのは、秋月のものを流用している。
VICSのものと秋月のものとの大きな違いは、どうやら秋月のヤツには
DAC出口にバッファアンプが無いようである。
だから値段も秋月の方が千円以上安い。


PCM2704は、出力電圧がやや低めで定格入力電圧が2V程度のメインアンプへの
接続はちょっと苦しいらしい。
そこで、音質劣化の少ない良質のトランスを用いて増圧し、汎用的なラインアンプもしくは
メインアンプにマッチングさせようというものである。
私のトランス使用法との違いは、
巻線比の違うトランスを採用していることにある。
インピーダンスが600Ω側を一次側、
巻線が多い側を二次側に採用していることである。
これでトランスでDACのアナログ出力電圧を増幅できる。


さらに、ここがちょっと気になる部分で、
ぺるけ氏の回路にはローパス、ハイパスフィルタが採用されていることにある。




私のDACにおけるトランス採用の狙いは、
音質劣化防止のところで同意できるものの、増圧は望んでいない。
真空管で1段増幅する。

従って、DACへかかる負荷は10kΩ:二次側も10kΩ=1:1巻線比である。


同じ電圧を出力するのにも、電流値が小さくてすむのでDAC内での
負担が小さく、音質的に有利だと思うんですけど(汗
私には良くわかりません。測定環境も無いですし。


それにしても私の回路、DACとトランスの間が寂しすぎない?
音質については、やっぱり・・・かなり自信がありますです。


入力トランス600Ωで受ける300Bメインアンプとの組み合わせでは、
低音がブーミーすぎるような気もするが・・・・ハイパスフィルタが無いからかなぁ?

引越しして落ち着いたら、測定環境も整えねば。