メンテナンス

一番に近所の呉服屋さんへ昨日の着物を持ってゆく。泥だから通常の染抜きで大丈夫だそう、女将さんと話して一安心。かっこいいけれど可愛らしくもあるおばあちゃま。しばらく着物の話や、この町のこと、朝ご飯(卵かけご飯!)の話などをして楽しいひととき。「うちにいらっしゃる皆さん、はじめはどなたも思いきって(お店に)入ったと仰るのよ。」私もそうです、だって一見の身が躊躇するには充分過ぎるほど落ち着いた店構なのだもの。

ポール・ジャクレー展

横浜美術館ポール・ジャクレー展』見学。サブタイトルに“虹色の夢をつむいだフランス人浮世絵師”とありますが、確かに浮世絵なのだけれどそれはあくまで技法についてのことであって、描かれている世界を従来のイメージに当てはめると間違いなく物凄い(しかし心地よい)違和感に襲われます。日本大好き・ちょうちょう大好きがいじんの指定する摺色はくすみなく、時に蛍光で各々まばゆい。どの人物も目つきがえろい。落款の“若礼”当て字ににんまりさせられながらも、その彫られたモティーフの可愛らしさ(蝶々に小鳥にお花に‥女子なら間違いなくきゃーのちいさなはんこ群!)にやられてしまう。200点以上の作品を見終える頃にはもはや隠し味ではなくなったフレンチ特有の脂っこさが観る側自身にもしみてくる。期間終了真際の見学だったのが悔やまれるほど、久々に何度も観たい展覧会でした。

肉まん&パイ

今日はアンナ・ミラーズのパイ全品半額の日(昨日知った)なのでもちろんランドマークプラザ店へ。あれ、ここの店鋪はエプロンの色が通常のピンクかオレンジ、どうやらオール赤を採用しているのは高輪店のみのようですね。肝心のパイはフェアなだけあってダッチ・アップルもチェリーも早々に品切れ、しぶしぶオーダーしたパンプキンがシナモンが効いていて美味しかったのはよかったけれど、3皿くらい食べるつもりだったから何となくもの足りませんでした。そうそう、アンミラは肉まんあんまんでおなじみの井村屋なんですね。