Date: 2013-08-24
Where: StubHub Center, Carson, California, USA
Division: featherweight (126 lbs, 57.2 kg)
Title: WBC featherweight titleAbner Mares (26-0-1, 14 KOs)
vs
Jhonny Gonzalez (54-8-0, 46 KOs)
2009年5月23日、地元のリングで西岡利晃の左一発でリングに沈んだジョニー・ゴンザレスは、大きな挫折を味わいました。
その後階級を上げ、神戸で長谷川穂積をKOしたとき、「これでチャラだな」と思って悔しさを紛らわした記憶があります。
彼がしぶとくトップレベルを維持できているのは、明確なストロングポイントがあるから。
踏み込みが鋭いわけではないのですが、このクラスにしては射程の長い（ミドル〜ロングレンジ）ストレートパンチで連打してくる上にパンチがあるんですね。
打ち合いに強いマレスですが、ゴンザレスとの距離の違いを計算していなかったように思います。
強豪との連戦を勝ち抜いてきた勝負度胸（自信）が裏目に出たのでは。
まだ相手の得意な距離や間合いを掴む前に打ち合って左フックをモロに食ってしまった。
結果論ですが、慎重さに欠けていたように思います。
ダウンから立ち上がって反撃していたけど火に油を注ぐようなもの。
手を出して空いたところにパンチをねじ込まれてジ・エンド。
距離が違うから打ち合っても窮地を打開できないどころかフィニッシュしてください状態なわけで。
まあ、相性の問題もあったかもしれませんね。
というかパンチングパワーに差があったことも確かですね。
マレスの勝ち運もついに尽きたということでしょうか。
