ジュラルミンの日々 2nd

はてなダイアリーからはてなブログにお引っ越し。DTM関連多めに充実出来たらと思います。

初音ミクV3を導入した。

2月の末に購入した初音ミクV3をやっとインストールした。正直、そんなに欲しくないのだが、V2所有者は優待価格で5000円引きのキャンペーンをやっていたので、それにつられてしまった。で、たいして欲しくないので、やっと重い腰を挙げてインストールした。

 

ライブラリがいくつか入ってるので、softというバラード向けの優しい声のライブラリでボーカル作ってみた。

https://soundcloud.com/ni_studio/regret-take2

乗り気ではなかったが、結構いい感じになって気に入ってる。darkというもうちょっと暗いライブラリも使ってみたが、怖すぎるのでやめたw

 

ところで、表現力の幅が広がってそれは嬉しいのだが、付属のPiapro Studioがイマイチ使いにくい。

まず、V2からの変更点だが、EditorがPiapro Studioというプラグインに変わっていた。プラグインなので単体で起動できず、DAWを起動しないと使えない。どうやらYAMAHAがV3からは音声ライブラリとEditorを別売りしてるので、ライブラリを販売している所は自前でエディタを用意してあげなくてはいけない事情があるっぽい感じだ。それはありがたいのだが、どうも使いにくい。気になった部分をちょっと挙げてみる。

 

1.リージョンという概念

 V2と違って、ノートを打ち込むのにリージョンを作成しなくてはならない。リージョンはその単位でwaveに出力できるので、それは便利だった。しかしこのリージョン、分割は出来るのだが、結合が出来ない。しかも、同時に複数のリージョンを選択してまとめてwaveに出力出来ない。以下のようなデータの場合リージョンが6個に分かれているので(緑色の部分がリージョン)、waveファイルが6個になる。アップデートどうにかならんものか。

f:id:durarumin:20140324221337p:plain

 

 

2.編集ツールと再生ボタンが離れてる

上記の写真でも分かるように上部に編集ツール群で、下部に再生/停止ボタンがある。実際使ってみると分かるのだが、これが分かれてると使いづらい。このあたりカスタマイズ出来るのがいいなぁ。

 

3.描画にリソースを使ってる??

使用してると、画面の描画にリソースを食われてるっぽい感じがする。。画面を自動スクロールさせて再生するとノイズが乗りやすい。確かに自分のPCはグラフィックは低スペックだが。

 

4.未実装機能がある

マニュアルに「時期バージョンで対応」というなぞの機能が二つほどある。えーーー。

 

5.[br1]って入れるとブレスが使える?

V3シリーズのライブラリにはノートに[br1]と入れるとブレスとして機能するらしいが、初音ミクV3のマニュアルには書いていない。しかし、実際に入力すると使える。ミクV3的には裏技?

 

6.横のスケールが使いにくい。

歌詞を入力するので、32分以下なんてほぼ使わないのに、横幅のスケールが拡大しすぎる。

 

と、インストールして2日くらい触ってみたが、ちょっとしんどいレベルで使いにくい。せっかく表現力を上げられるライブラリなので、もうちょっと頑張ってほしいなぁ・・

 

SONARのメトロノームがテンポに従わなくなった(((( ;゚Д゚)))

以前SONAR X3のデモを使ってみたという記事を投稿したが、試用期間が終わっていつもの6LEにもっどたわけだが、なぜかオーディオメトロノームがテンポに従わなくなった。

 

BPM180に設定して再生させても、聴こえるカウントは120くらい。けどドラムを打ち込んでみると180で聴こえる。どうやらオーディオメトロノームがテンポに従わなくなったみたいだ。

 

どんなに調べてもそんな設定ないし、同じトラブルに見まわった人もいない。LEとデモだからたぶんサポート外。

どうしよう。。

 

たぶんSONAR X3が原因だ。。SONAR X3をインストールする時、Microsoft Visual C++のバージョンアップとかやったのが原因か??

なんやかんやで2時間くらい試行錯誤した結果、どうにか解決したのでメモしておく。

 

  • まずSONAR X3をアンインストール。「Shareフォルダに使ってないファイルが~」とか言われるけどすべて「いいえ」にする。(ここで一部「はい」にしてしまったのが原因か?)
  • SONAR X3をインストールしたときに一緒に入れたMicrosoft Visual C++なんとかをすべてアンインストール。(これはインストールされた日付から判断)
  • SONAR 6 LEをアンインストール
  • C:\Program Files\Cakewalk(←インストール先フォルダ)をCakewalk.bakにリネーム。これはSONAR 6 LEの本体はアンインストールされるが、VSTプラグインはそのままなのでこいつを消さずにリネームしておく。
  • SONAR 6 LEをインストール。これが完了するとインストール先にCakewalkのフォルダが作成される。
  • Cakewalk.bakからVSTプラグインCakewalkへ移動

とここまでやってメトロノームが直った。前に作成したプロジェクトファイルも開けるし、使っていたプラグインも使用できた。

もう少し使ってみて問題なければ、Cakewalk.bakを消す予定。全く手間をかけさせやがって。

ちなみにwindowsの復元が出来れば一発だったかもしれないが、やってみたら失敗したので断念。

 

 

コンプレッサーを使う前にレベルをそろえる

前のエントリにMIXを良くする為の施策を書いたので、その紹介。

前のエントリ
MIX劇的ビフォーアフター
http://d.hatena.ne.jp/durarumin/20140207#1391764507

巷の本やwebの情報では、レベルをそろえるにはとりあえずコンプレッサーを使え!って良く書いてあった。けど今回苦労したように、レベルに差がありすぎると、それが上手くいかないという事に気付いた。正確に言うと、音質をあまり変えずにレベルをそろえるというのは、コンプレッサーでは上手くいかない。(いいヤツはそうでもないのかな?)

もともとレベルをそろえるのは、再生しながらフェーダーを操作しつつ―という前提があるとかないとか。
で、実際レベルを描いたのがコチラ。

上の緑のトラックが今回のボーカルデータで、下の紫のトラックがそれを反映させたもの。(ステレオからモノラルに変えてある)

ただ、レベルが変わるので、演奏表現が変わってしまうのは注意したい。
上記の例だと、これはVocaloid Editorからエクスポートしたデータで、修正したのは主に不自然な発音や「つ」や「し」の耳障りな音をいじってある。また、レベルを下げるだけじゃなく、小さい音をあげたりもしてる。今回編集した後できづいたけど、Vocaloid Editorからエクスポートした直後って、結構いじらないとダメだった。

簡単な方法だけど、かなり有効なのでMIXでレベル差に悩んでいる人は是非試してみて!

MIX劇的ビフォーアフター

以前モーニングスターという曲を作ったが、いかんせんMIXがよくなく音圧が上がらなくなっていた。
それが御覧の通りだ。

before

モーニングスター powered by ピアプロ

after

モーニングスター remix powered by ピアプロ

おわかりいただけただろうか。明らかに変わってる!!
しかも音質の劣化も少ない(たぶん)。

ここまでに至る施策を行ったのは
・MIX前の各トラックに対して、オートメーションによるレベル補正
・段階的なコンプ処理
・MS処理
の3つ。

プラグインを追加するとか愚かしい事をせずにここまで出来た事を自画自賛したい!

うれしさのあまり、やっぱりニコニコ動画に投稿した。

新しいの作りました。【モーニングスター】

去年から取り組んでいた音楽が出来た。なんかもうしんどいので、動画じゃないです。

モーニングスター

モーニングスター powered by ピアプロ

MIX以降の作業はせっかくなのでSONAR X3 demoを使った。
そこで役に立ったのがコレ。

EQなんだけど、周波数が見れるやつ。凄く使いやすい。
けど画面に大きく表示出来るのはProducerだけなんだって。

いろいろ刷新したいけど、イマイチ踏ん切りがつかないなー。

あと音質を変えずに音圧上げる方法が全く分からん。

SONAR X3 demoを使ってみた

ついにSONAR X3の日本での販売が開始された。
本家で30日のデモがダウンロードできるとのうわさを聞いたので、試しにダウンロードしてみた。

http://www.cakewalk.com/

SONAR X3はwindows7windows8で正式サポート。私のPCはvistaなので期待薄だったが、問題なくインストールできた。
しかも、本家Cakewalkからなのでどうせ英語だろ?って思ってたら、インストール時に日本語が設定できる。やさしい!

いつもはSONAR 6 LEを使ってたので、そのプロジェクトファイルを読み込んでみると、問題なく動いた。

rewireでVOCALOID2も動かしてみた。これも問題なく動く。

ただ、6LE→X3はかなりのアップグレードなので操作感が相当異なって、ちょっと戸惑う。
まあ、基本的な部分は変わらないので、2、3日触ってれば慣れそうだ。
今のDAWはビューを複数表示する、というよりも画面を隠したりとか、タブ切り替えで各種ビューに切り替える方式が主流みたい。
となると大画面のモニタの方がよさげ。(前の様にビューをフロートさせて複数表示する事もできる)
vistaも正式サポートじゃないし、SONAR X3を導入するのはPCを新調してからかな。


ところで、新機能とかプラグインの追加もそうだが、安定性やパフォーマンスって変わったんだろうか。
タスクマネージャーでの雑な比較をしてみた。

SONAR 6 LE


SONAR X3 demo

メモリの使用率は変わっていないが(これはプラグインの要素が大きそう)、CPUは偏りなく使用してる?
パフォーマンスに関してはあんまり変わらないのかも。

SONARに興味ある人は四の五の言わず、デモをお試しあれ。

※PCスペック
OS:Windows vista home basic 32bit
CPU:Intel Core2 Duo T7250 2.00GHz
メモリ:4.00G

※使用プラグイン
SampleTank2.5
Addictive Drums
Real Strat 2
Amplitube3


1/31追記****
ProducerにはAddictive Drumsのライセンスが付いてくるが、すでに持ってる人は別の製品に交換してくれる。SONAR X3についてくるライセンスをXLN Audioに送れば以下のどれかと交換してくれるとのこと。(これはXLNのサポートに聞いてみた)

a) Two ADpaks (any except Retro ADpak)
b) Retro ADpak
c) Addictive Keys Studio Collection

Producerを検討してる人はご参考まで。

SampleTank2.5でCCをコントロールする

SampleTank2.5を使っているが、CCは自分で割り当てないといけないらしい。

例えばVolumeにCC11(Expression)を割り当てる方法。

1.上部のMIDI CTLを押す

2.この状態でVOLUMEを右クリック

3.すると次の様な画面が出るので、Volumeをクリックして左クリックしながらホイールを上下する。
するといろんな機能が表示されるので11-Expressionを選択する。

これでDAWからCCでVolumeをコントロールできる。
他にも、これを応用してフィルターとかもCCで操作できるようになるみたい。