まずい米

今日の中日新聞の1面で「常識革命」という連載が始まった。

第1回目である今日の連載で「まずい米」作りに取り組む農家が広がりつつあるという記事が出ていた。

「モミロマン」と名付けられ、薬品を使わず手間もかけることなく簡単に作れる米らしい。そして、その味は大臣お墨付きのマズさという事だ。

そんなマズい米を作ったら大量に売れ残るのが目に見えるものなのだが、これが思わぬ所で効用と需要があるという事だ。

その効用と需要とは

・食用に転用するのを防ぎ、食品偽装を防げる。

・人が食べるにはマズいものだが、家畜にとっては美味しい餌らしく、飼料米としての需要を増やせる。
(飼料の輸入に頼る割合を減らせる)

エタノールの精製で石油に替わる新たな燃料生産など新しい産業を興せる可能性が出てくる。

他にも自給率の向上、放棄農地の減少、雇用創出などの効果も見込めるということだ。

こうした「逆転の発想」というべき試みは読んでて面白いなって思う。これから先、未来を切り開いていくためにも、こうした考え方は必要ではないだろうか。頭の柔軟さが今後のカギになっていくと思っている。

今年、そういった面白い試みが多く出てくる事を願っている。自分もそういった考え方ができるようになりたいな。




地方のケースを例に新聞の生きる道を模索した本・・