■BARK FARM dog

少し前になるが、横浜のBARK FARM dog(http://barkfarm.com/index.html)を訪問した。みなとみらいの倉庫街から一本中に入った、「え?こんなところに」なんて場所になるのだが、一歩そこに足を踏み入れるとそこは緑いっぱいのちょっとしたリゾート的な雰囲気のお店がぽつんとある。



BARK FARM dogというだけあって、犬連れの人たちが楽しめるスペースになっていて、レストランバーに加え、犬用のレストラン(自由が丘のkichen dogがプロデュースしている)、トレーニング用のプール、クローバーが敷き詰められた広場、そして天窓から太陽の光が注ぎ込み明るい雰囲気の納骨堂などが備わっている。建物はエコ建築を中心的なコンセプトに据えた、デザイン性にも優れたもの。オーナーの平山さん(下記写真左)は芸術大学卒業とのことで、今でもそうしたアーティスト・クリエイターとのネットワークを強くお持ちとのことで、そうした仲間に作ってもらったらしい。



犬を中心に据えた店舗や建物と言うと、犬連れの「人間」をあくまでもターゲットにしたものか、一方「犬」に極端なほどフォーカスをしたものの両極端に分かれがちであるものの、私たちもペット産業に携わっていろいろと試行錯誤をして感じたことは、飼い主とペットとの関係性(つまり両者の間)にこそ、お客様の喜びや笑顔があるんだな、ということ。人間も犬も楽しくないとこの業界での商売は成り立たない。それが近年のペット業界に参入してきた大資本の失敗の本質なのかな、と改めて思ったりする。