軽快で複雑でノリノリなプログレ The Mute Gods
The Mute Gods
The Mute Gods は、Nick Beggs と Marco Minnemann そいて Roger King によるプロジェクトバンド。Nick Beggs のボーカルを中心として、バカテクがそれを彩るというスタイル。そのデビューアルバム Do Nothing till You Hear from Me を聴いてみた。軽快に
サウンドは、予想以上に軽快なそれ。Moon Safari を代表格とする メロディアスプログレのスタイルを踏襲するそれ。イメージ的には、Jｏｈｎ Mitchel のプロジェクトのサウンドにあるような、ロックでポップでプログレなテイストにも近い。とにかく、その軽快で楽しくなるサウンドに一気に虜になる。一方で、ロック的なダイナミズムは、Marco Minnemann がたたき出すリズムによって装飾も含めて完璧に刻まれているので、それなりの大音量で聴くとその楽しさがさらに拡大して感じることができる。
ラブリー
そして、ポップなだけではなくて、どこか、メロディーの端々にはラブリーさがあるというのか、バンドの見た目からはかけ離れた柔らかな世界がそこには描かれていて、そのギャップには結構驚かされる。複雑
ただ一方で、そんな単純なことには終わらないのがこのメンツのすごいところで、それだけ、耳あたりの良いサウンドを構築しながらも、サウンドの聴きごたえも満タンであるという。このテクニカルとラブリーさのギャップがたまらないものがあって、それを顕著に感じられるのが、例えば、2曲目"Praying to a Mute God" から、"Night School for Idiots" への流れ。
この落差が、それぞれの良さをより際立たせる。
現代プログレの秀作
ということで、現代プログレのポップな要素をふんだんに含んだサウンドを好む方は、きっとこの作品も好きになると思います。お勧め。関連リンク：
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