2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Devin Townsend が帰ってきた 「氣」

Devin Townsend驚異的なギターテクとボーカル力に加えて、見事な音の洪水を作り出すプロデュース力という、まぁ、つまりあふれんばかりの音楽的才能を持った変人Devin Twonsend。2007年に"Ziltoid the Omniscient " という一風変わった人形劇メタルを発表す…

そして、ついに、正に、安部公房全集を完読する

補巻まれに見るかっこいい文学全集といっても言い過ぎではないであろう素敵な装丁に収められた安部公房全集は、編年体で編集されていて、第29巻をもってして、安部公房氏の生涯にたどり着いた形で一度幕を閉じた。その後、補巻としての第30巻の予告がありな…

世界最高峰のバンド MAGMA のライブ

最高峰まぁ、最高峰と書いてしまうと、いや、あのバンドのほうが、このバンドのほうがという意見を誰もが持ってしまうのは、承知の上ではあるのだけれども、やっぱり、そういったくなってしまうバンドの一つがフランスのジャズロックバンド MAGMA。その40周…

ガス・ヴァン・サント監督のMILK

MILKガス・ヴァン・サント監督による映画、MILKを見た。渋谷シネマライズにて。 ゲイ主人公のハーヴェイ・ミルクは、実在の人物で、アメリカのゲイの政治家。ゲイの公民権運動の象徴的な人物として有名とのことだが、私自身はこの映画を知るまでは、この事実…

抜群のセルビアンコメディー 「ウェディング・ベルを鳴らせ!」

エミール・クストリッツァ旧ユーゴのと言うのか、セルビアの重鎮監督、エミール・クストリッツァによる最新作、 「ウェディング・ベルを鳴らせ!」を渋谷のシネマライズで見てみた。ちなみに、この監督、2度カンヌのパルムドールを獲得している巨匠で、コメ…

あの The ENID のメンバーによるバンド Secret Green

再始動?さて、ある意味では、元祖インディーズロックバンドとも言える、英国の最大の秘密 The ENID。その過剰なまでのクラシックよりの音楽スタイルは、パンク前夜の世界に対しては、あまりにもタイミングが悪く、一方で、コアなファンには熱烈に受け入れら…

エレクトロプログレメタル OSI の Blood

3枚目Jim Matheosと Kevin Moore よるバンド、OSI のスタディオアルバムとしては、2009年新作で、3枚目となる Blood を聴いた。ちなみに今回は、ドラムは、Mike Portonoy ではなくて、Porcupine Tree の Gavin Harrison。さらに、ボーカルとして Mikael Ake…

サミュエル・ベケット証言録をよむ

サミュエル・ベケット私自身は、20世紀最大の文学者の一人であり、言語の究極に迫った人物でもあると思っている、文学者・劇作家、サミュエル・ベケット。その関連書籍はいくつかあるけれど、2008年末に日本語で出版された書籍”サミュエル・ベケット証言録”…

ICC オープンサロン は膨大なデータについて

ミッションGさて、久しぶりにICCは初台のメディアアートセンターの話題。オープンスペース2009が本日2009年5月16日から開始されるに伴っての、トークイベント、オープンサロンに行ってきた。 トークは、,鳴川肇、ダブルネガティヴス アーキテクチャーから市…

れあブシリーズのレスポンスを改善したので少し紹介してみる その2

れあブシリーズさて、れあブシリーズ(リンク)の再紹介の第二弾は、キーワードれあブとホットれあブ 何者?とりあえず、おさらいで、れあブは、これ、何かというと、自分の登録したはてなブックマーク(はてブ)をもとにして、そのはてブを同じようにブック…

ヴィンテージプログレ感のあるスイスの sisyphos

スイスさて、今回は sisyphos というバンドの2008年作 retromania 。ブックレットには、'This is 30 years of sisyphos' と書かれているから、かなりのベテランバンドという事なのだろうか?どうも、ネットで調べてもうまく見つからなかったので、詳細はかな…

ノルウェーのバンド Gazpacho の TickTOck

Marillionノルウェーのバンド、Gazpacho の2009年新作で5枚目のアルバムとなる tick tock を聴いてみた。Gazpacho は Marillion のツアーサポートをしたり、Marillion のレーベルからCDが販売されるなどしていて、そのかいもあって、より広く知られるように…

油断していたら終わりそうになっていた やなぎみわ展 を慌てて見に行く

間際ずっと、楽しみにしていて、楽しみにとっておこうとしたら、やばい状態になっているという子供じみたことは、ごくたまに発生するのだけれども、現在東京都写真美術館にて開催中のやなぎみわさんのマイ・グランドマザーズの展示も私にとってはそんな感じ…

東京都現代美術館にて、デジタルに浸る、池田亮司 +/-

池田亮司現在開催中で、2009年6月21日まで東京都現代美術館にて開催されている池田亮司さんの展示を見てきた。 白と黒2フロアーを使って展示で、それぞれのフロアは、展示作品以外は暗転された暗がりの世界と、床から壁から天井から白に包まれた世界。 そこ…

莫言の”転生夢現”は”百年の孤独”に匹敵する一族物語

中国現代中国の作家でノーベル賞に最も近いアジア人とも評される莫言。その日本語翻訳版としては2008年に出版された最新作”転生夢現”を読んだ。ちなみに、中国では2006年ごろに”生死疲労”というタイトルで出版。 一族の物語莫言の長編はどれも長いのだけれど…

銀座資生堂ギャラリーにて椿会2009

椿会おなじみ銀座の資生堂ギャラリーの春は椿会ということで、2009年。 今回の展示は、伊庭靖子、塩田千春、祐成政徳、丸山直文の四人。 今回の注目今回もっとも気になったのは、伊庭靖子さんの作品。陶器とクッションの近接写真をさらに油絵にした平面絵画…

れあブシリーズのレスポンスを改善したので少し紹介してみる

れあブシリーズさて、れあブシリーズ(リンク)はもうかれこれ1年半ぐらい前に公開を開始し始めて、その後その関連のものを少しずつ公開していってみたまぁ、web サービスのようなものです。 何者?これ、何かというと、自分の登録したはてなブックマーク(…