Summarit f=5cm 1:1,5

というわけで、往年の夢の高速レンズです。
Contax用のCarlZeissJena Sonnar1,5 5cmの栄光の影に隠れてしまっている感じですが、Leitzのプライドでしょうか、それとも、バルナックユーザのニーズがあったのでしょうか。1,5のスペックはこれより前に36年から生産されたシュナイダー設計によるXenon 1,5 5cmがありましたが、LeitzがXenonをもとにして独自で設計・生産したのがこのSummaritです。

使ってみての感想は、「噂に聞くほどのバカレンズではないんだなぁ」の一言です。これは、良い。もちろんズミクロンのようなシャープさや立体感には欠けるし、開放ではグルグル系のボケがあるし、少しでも余計な光が横や前から入ると盛大にフレアーが出るし、「使いづらい」ということはあるだろうが、条件が良いと良く写る。気に入りました。

キャパはゾナー使いでしたが、ブレッソンはズマリット使いだったんでしたっけ。

まあ、これから、バリバリと使い倒そうかなぁと。