2013年4月「いいお墓」サポートデスクだより


 まだ少し肌寒い日もありますが、春がやってきました! 上着も軽く、気分も軽やかです。緑も日差しも明るくキラキラしていてわくわくしますね。


● ペットと一緒の霊園
 「家族の一員として暮らしてきたペットと一緒のお墓に入りたい」という方が増えています。従来のようなペットの霊園ではなく、「人間」と一緒の霊園で同じお墓の中で眠りたい、という希望を持っている方です。仏教の教えが広がっている日本では動物のお墓とは別、という考え方が根強いですが、最近はペットがいる家庭も増え、主に屋内で一緒に生活をすることもあり家族の一員としてお墓に入れたいとお考えになる方が増えたのだと思います。
 しかし、増えたといってもそうした霊園がたくさんあるわけではないので、お住まいからの距離があるからと断念される方も多いです。先日ご相談を受け付けた方は、樹木葬で一緒に埋葬できるお墓を希望されており、お墓もさらなる多様化が求められているのを感じました。


●継承者不在のお問い合わせ
 「継承者がいないのですがお墓はどうしたらいいでしょうか」というお問い合わせは多く寄せられます。そうしたご相談で利用される方がご夫婦だけの場合やご本人だけの場合は永代供養墓や納骨堂をお勧めしますが、ご利用が複数名の場合は永代供養墓や納骨堂だと一般的なお墓を立てるよりも費用が掛かる場合もあるため、費用面のことで悩まれることもあります。少子化社会ということもあり、今後はこうしたお悩みを持たれる方が増えていくのかもしれません。




◎ちょっと気になる電話
樹木葬をお考えの方からのご相談で、墓碑などもなく土に返り自然の中で眠れるものをお探しとのことでした。お探しの条件の中で気にされていたのが「合葬」でした。「お骨がほかの方と一緒になることを避けたい」というお考えをお持ちで、土に返るにしてもお隣の方との距離が気になるので隣の区画の購入もご検討されていました。自然に返ることへの希望はあってもほかの方のお骨と一緒になることは避けたい、というご相談は意外とよくあります。現代の人々の意識の特徴なのかもしれませんね。