すぐわかるPerl (Software Technology)

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プログラミングPerl〈VOLUME1〉

プログラミングPerl〈VOLUME1〉

バイオ業界のインフォマティクスはそう難しいことをしなければ、Perlができればコトが足りる。Perlをしてる人はパーラーなどと呼ばれ、パチンコ屋みたいだとからかわれたものだ(というか、こういうジョークが時代を感じる)。最近ではバイオインフォマティクス専門のPerl本がいろいろ出ているようだけれど、僕がラボに入った頃はそんなものは当然なく、深沢千尋氏のこの本がいわゆるバイブルのようにもてはやされていた。おなじみの

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から始まってハッシュやCGIの入門で終わる標準的な本であるけれど、巷にあふれるperl本より読みやすいので、初心者にもマスタしやすかった。そして次はいよいよCamel Bookだといつも思っていたのだけれど、なかなか手が出せなかった。これからのバイオ科学者の素養として、もう一度Perlを勉強したいなぁと思う今日この頃。ウェットな実験もドライな実験も、時間を忘れて没頭できるのには違いはないが、一番の違いは前者はメルカプトやTEMEDの臭いに苦しむ一方で、後者は珈琲の香りを楽しみながらできるってことだ。