動詞helpの語法ーー獨協TOEIC対策講座Part 7(4月24日)フォローアップ

Soka City Library

 獨協大学の皆さん、こんにちは。
 昨日はPart 7の初回の授業だったので、時間をかけて攻略法を学習しました。ぜひハンドアウト最後の2ページのコラムを読んでおいてください。授業では口頭で説明したことを文章にしています。必要な情報をすばやく検索し、時間内にすべての問題を解くためのテクニックを再確認しましょう。そしてPart 7についてわからないことがあったら ぜひコメント欄に質問を残してください(コメントは学外者の方も歓迎します)
 宿題も出してます。特に、ハンドアウトp. 3のletterを音読するトレーニンにしっかり取り組みましょう。このletterから、来週の授業冒頭で語彙クイズを出題します。
 

 では、ここではこのハンドアウトp. 3のletter(『TOEICテスト新公式問題集〈Vol.3〉』p. 62)に登場した重要表現を整理しておきましょう。
 今回はhelpを取り上げます。この単語を動詞として使う場合には、次のように後ろに不定詞を伴うことがあります。

help A to do~ 「Aが〜するのを手伝う・Aが〜するのに役立つ」
The new system will help us to reduce traffic accidents.


help to do~ 「〜するのを手伝う・〜するのに役立つ」
The Internet helps to study English.


 さて、動詞helpに関して大切なのは、後ろのtoを省略することができるということです。っていうか、アメリカ英語では省略するケースの方が多いです。ではこのtoを省略した↓の例文を声に出して読んでみましょう。

The new system will help us reduce traffic accidents.


The Internet helps study English.

 いかがですか? 慣れるまで何度も声に出してリピーティングしてくださいね。


 今回のletterでも、次のようにtoが省略された形でhelpが使われていました。

We are pleased that you have chosen Explorer Voyage Travel Service to help you plan your upcoming trip to Greece.


 ここでは、help you to plan your upcoming tripのtoが省略されていると考えてOKです。ま、ネイティブスピーカーは一々「省略している」なんて意識していないでしょうけどね。


 では最後に、宿題の再確認です。ハンドアウトp. 3のletterの音読に徹底的に取り組んでください。まず、テキストの『解答・解説編』p. 63にあるWords & Phrasesと辞書を活用して、「単語の意味はすべてわかる」という状態にしましょう。
 その上で、声に出してletterを読んでいきます。慣れるまでは、ハンドアウトp. 3の文章にスラッシュを入れてありますので、そこで「間」を取りながらやってみてください。しだいにスラッシュは意識しなくても読めるようになってきます。
 これを、最低でも1日5回×5日間 繰り返しましょう。余裕があったら、ハンドアウトでさらに紹介した「暗唱」にも取り組んでください。


 リスニング力・リーディング力をつけるには、「英語を英語の語順のまま理解する」必要があります。けれども我々は、英語を聞いたり読んだりしていても、ついつい日本語に足を引っ張られてしまいます。それではTOEICのスピードについて行けません。
 で、どうするか? そこでオススメしているのがこの音読なんです。音読すれば、「左から右に」という英語の語順を自分に強制することができます。回数を重ねるごとに、日本語訳が頭から消えていき、なおかつ内容は理解できるようになってくるでしょう。


 はじめのうちは、すっごく疲れる作業かもしれません。声に出すのは気恥ずかしいし。けど、僕自身がこれまでに試した色々な学習法の中で、最も効果を実感できたものの1つがこのエクササイズです。やってるうちに、しんどさが快感に変わってきます。ぜひ今日から実践していってください。そして次の授業で感想を聞かせてくれたら嬉しいです!