いーぐる後藤の新ジャズ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-10-02

[] 18:53 を含むブックマーク のブックマークコメント


●第624回 10月14日(土曜日)午後3時30分より 参加費800円+飲食

ディジー・ガレスピー特集』

Dizzy Gillespie/The Champ

 ビバップ創始者の一人であり、最も偉大なトランペッター、バンド・リーダーであったディジー・ガレスピー。しかしながら我が国における評価や人気は意外と低い。ジャズを真面目なゲイジュツと捉えたがる傾向が強いためだろう、後輩のマイルス・デイヴィスが熱心な研究や蒐集の対象になっているのに比べ、ガレスピーにその気配は皆無に等しい。 

おそらく日本のジャズファンの耳には、ガレスピーはエンタテインメント性が強すぎるのだ。キャブ・キャロウェイ、ビリー・エクスタイン等のビッグバンド出身。ダンスや歌を披露するサーヴィス精神。アフロ・キューバンの要素を取り入れた派手な演奏。トリッキーとも見えるトランペット超絶技巧。これではゲイジュツ派には受けない。

 しかしよく聴けば、彼の演奏は派手さに隠された緻密なソロ構成があり、ギル・フラー、ジョージ・ラッセルタッド・ダメロンらのモダンなアレンジをバックにするとき、彼のトランペットは誰よりも説得力を持ったのである。

 選曲はこうしたビッグバンド中心だが、パーカーとの歴史的な録音も外さないつもりだ。映像は1940年代のビッグバンド、そして1982年彼がリユニオン・ビッグバンド他豪華ゲストを率いてリンカーン・センターに登場した記録をご用意する。皆様とご一緒にガレスピーの魅力再発見の機会にできれば幸いです。

                小針俊郎


                               解説 小針俊郎



●  10月25日(水曜日)“NEW ARRIVALS”Vol.45

20:00〜22:00

《予約不要、飲食代金のみでご参加いただけます》

ユニバーサルジャズディスクユニオンの共同主催による、新譜紹介イヴェント。毎回話題の新作をていねいな解説付きでゆっくりとご試聴いただけます。お気に入りのアルバムをその場で購入することも出来ます。ジャズシーンの動向がいち早く知れる話題のイヴェントで、私も大いに参考にさせていただいてます。みなさま、ぜひお気軽にご参加ください。

*なお、試聴中はお静かにお聴きくださりますよう、お願いいたしておりますので、その旨ご配慮ください。



●第625回 10月28日(土曜日)午後3時30分より 参加費1000円+飲食

『平和と自由再考ベートーヴェンヴェルディを中心に』

〜「横断的クラシック講座」第11回

                          解説 林田直樹



●第626回 11月18日(土曜日)午後3時30分より 参加費800円+飲食

チャーリー・ヘイデン特集・孤高のベーシストの世界」


チャーリー・ヘイデンはその音楽性の幅の広さ・深さ、演奏スタイルの多様性

共演者の多彩さ等から、全体を捉えるのが難しいアーティストです。

今回は孤高のベーシスト、ヘイデンの遺した様々な音源を聴きながら、

彼の独特な音楽の世界を探っていきたいと思います。

晩秋の土曜の午後、彼の奥深い世界を楽しんで頂きたいと思っています。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。



                             解説 山中 修



●第627回 11月25日(土曜日)午後3時30分より 参加費1000円+飲食

アジア的なるものとは〜伊福部昭からプッチーニまで』〜「横断的クラシック講座」第12回

                             解説 林田直樹


●第628回 12月2日 (土曜日)午後3時30分より 参加費無料 飲食代金のみ

小学館JAZZ VOCAL COLLECTION クリスマス特集」イヴェント

                  ゲスト 島田奈央子  解説 後藤雅洋



●第629回 12月9日(土曜日)午後3時30分より 参加費1000円+飲食

『愛と裏切りと復活〜音楽からたどるイエス・キリスト』〜「横断的クラシック講座」第13回

                             解説 林田直樹



●第630回 1月6日(土曜日)午後3時30分より 参加費800円+飲食

『期待の新人ホーン奏者たちを聴く』

                             解説 原田和典



●第631回 1月20日(土曜日)午後3時30分より 参加費1000円+飲食

『いかにして自然に近づくか〜音楽における風景の歴史』〜「横断的クラシック講座」

第14回

                             解説 林田直樹



●第632回 2月10日(土曜日)午後3時30分より 参加費1000円+飲食

『死をどう見つめるか〜レクイエムと祈りの音楽さまざま』〜「横断的クラシック講座」

第15回

                             解説 林田直樹



●好評の林田直樹さんによる「横断的クラシック講座」、今後の長期予定が決まりましたので、先行してお知らせいたします。なお、適宜、間に他の講演者の方の講座が挟まるので、「講演回数表示」は現在の状況での回数で適宜変更となります。

2017-09-12

[] 10:36 を含むブックマーク のブックマークコメント

横断的クラシック講座 9月9日(土)

「大いなる旅、新しい天地〜移住者たちの音楽」

解説・選曲   林田直樹


ユダヤアラブアルゼンチン

●ゴリホフ:AYRE 〜子供を焼いた母親/土地は壁で囲われて ※約6分

ドーン・アップショウソプラノ) アンダルシア・ドッグズ

Deutsche Grammophon

〜故郷からの追放と帰還〜

ダウランド:悲しみよ、来たれ ※3分46秒

ドミニク・ヴィス(カウンターテナー) フレットワーク

Satirino

ドイツを出てイギリス帰化

ヘンデル歌劇アルチーナ」 〜ああ、我が心よ!お前は踏みにじられた! ※10分48秒

マグダレナ・コジェナー(メゾソプラノ) アンドレーア・マルコン指揮 ヴェニスバロックオーケストラ

Archiv

アメリカで黒人音楽に出会う〜

ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調op.90「新世界より」 〜第2楽章 ※16分43秒

セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団

BR Klassik

アナーキスト

バルトークルーマニア民俗舞曲 約6分

フランソワ・サルク(チェロ) ヴァンサン・ペラニ(アコーディオン

Zigzag Territoires

ソ連に帰った者〜

プロコフィエフピアノ協奏曲第2番ト短調op.16 〜第1楽章 ※11分56秒

エフゲニー・キーシンピアノ) ウラディーミル・アシュケナージ指揮 フィルハーモニア管弦楽団

Warner

ソ連には帰らなかった者〜

ラフマニノフクライスラー編);祈り(ピアノ協奏曲第2番からの第2楽章) ※5分24秒

ギドン・クレーメルヴァイオリン) ギードレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ) ダニール・トリフォノフピアノ

Deutsche Grammophon

移民の子〜

ガーシュウィンピアノ協奏曲ヘ調 〜第1楽章 ※17分45秒

ステファノ・ボラーニ(ピアノ) リッカルド・シャイー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

Decca

移民の子(2)〜

コープランドバレエ組曲「アパラチアの春」より終結部 ※約8分

レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック

Sony Classical

ナチスから嫌われた理由〜

ヒンデミット:12の独奏楽器のための室内音楽第1番op.24-1 〜第4楽章 ※6分07秒

クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

EMI

ファシズムイタリア失望

●カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調op.99 〜第1楽章 ※6分00秒

ジューリオ・タンパリーニ(ギター) ルイージ・アッツォリーニ指揮 ボルツァーノトレントハイドン管弦楽団

Concerto

強制収容所で家族を殺され、共産ハンガリーからも脱出〜

リゲティヴァイオリン協奏曲 〜第4、5楽章 ※約14分

パトリツィア・コパチンスカヤヴァイオリン) ペーター・エトヴェシュ指揮 アンサンブル・モデルン

Naïve

ハリウッド映画音楽に転身してもスタイルは変わらず〜

コルンゴルト交響曲嬰ヘ長調op.40 〜第3楽章 ※16分09秒

アンドレ・プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団

Deutsche Grammophon

2017-08-29

[] 18:12 を含むブックマーク のブックマークコメント

第620回 2017年8月26日

『ブルックは後期を聴け!』〜ボブ・ブルックマイヤー:奏者編〜

 解説:林 建紀


01. RUSTIC HOP [3:46] / Stan Getz Quintet

  1953.4.16 / Complete 1953-1954 Quintet Studio Recordings (Definitive)

02. TOPSY [11:28] / Jimmy Giuffre 3

1958.12.3 / Western Suite (Atlantic)

03. TELL ME WHEN [4:06] / Gerry Mulligan Sextet

1963.10.3 / Night Lights (Philips)

04. GAL IN CALICO [6:01] / Clark Terry & Bob Brookmeyer Quintet

1965.3 / The Power of Positive Swinging (Mainstream)


05. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO [8:57] / Bob Brookmeyer Small Band

06. SMOKE GETS IN YOUR EYES [4:12]

1978.7.28-29 / The Bob Brookmeyer Small Band (Gryphon)

07. SKATING IN CENTRAL PARK [9:58] / Jim Hall-Bob Brookmeyer Duo

08. IN A SENTIMENTAL MOOD [9:44]

1979.7.14 / Live at the North Sea Jazz Festival (Challenge)

09. IF I LOVED YOU [6:52] / Bob Brookmeyer Quartet

10. BLUE IN GREEN [4:28]

2000.8.8-9 / Stay out of the Sun (Challenge)

11. YESTERDAYS [7:49] / Ted Rosenthal-Bob Brookmeyer Duo

12. DARN THAT DREAM [9:35]

2001.8.28 / One Night in Vermont (Planet Arts)

2017-08-22 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

8月12日(土曜日)

ほぼ4ヵ月ぶりの林田さんの「横断的クラシック講座」第8回のご報告は、「中南米クラシック音楽〜ヴィラ・ロボスを中心に」の内容紹介と、大事なお知らせです。

既に8回目を迎えた林田さんによる「横断的クラシック講座」ですが、この企画は私にとってほんとうに大きな発見の連続でした。まずは「クラシック」の力強さ、素晴らしさを、今更のように知らしめられたことです。その理由は3っつほどあります。

まずは林田さんの選曲の良さ。「初心者と手加減することなく最高のものを選んだ」という硬派路線が、結果としてクラシック入門者の私にもダイレクトに伝わって来たのです。また、的確かつ分かりやすい解説がそれぞれの楽曲の「聴き所」を鮮明に照らし出してくれたことも、未知の分野への導入として大きな助けになりました。

そしてこれは若干自画自賛めきますが、「いーぐる」の大型装置で聴いたことによって、クラシック音楽ダイナミズムが全身で実感できたことも大きかったようです。同じ音源が自宅の小型スピーカーで聴くのとまったく違う様相を呈したことに、我ながら驚きました。それと同時に、私と同じような小型スピーカーで聴いた音源でクラシック音楽のことを云々するジャズファンは、まだこの音楽のほんとうの底力を実感してはいないであろうことも、充分に想像がついたのです。

こうしたことを率直にこの個人ブログに書き連ねてきましたが、これが林田さん、そしてアルテスパブリッシングの鈴木さんの眼にとまり、林田さんと私とで新たなスタイルのクラシック本が出来ないかという斬新な企てが現在進行中です。この連続講演を基に、林田さんと私が対談する形式をとる極めて意欲的なものとなるはずです。そして今回の講演が第1弾となり、来年まで続く「横断的クラシック講座」が一段落した段階ですべてをまとめ、出版の運びとなる予定です。ご期待ください!


さて、話を今回の講演に戻すと、またもや大きな発見の数々でした。まず大方のジャズファンも同じではないかと思うのですが、「中南米クラシック音楽」なんて、ほとんど知識もなく、また聴いたことも無かったのではないでしょうか。ですから、始まるまではその内容についてまったく想像がつきませんでしたが、聴いてびっくり、なんて素敵な音楽なんでしょう!!!

それと同時に、「中南米クラシック音楽を、クラシック入門編にする」という、音源を聴くまでは半信半疑だった林田さんの提言が、実に理に適ったものだと心から実感したのです。とりわけジャズファンには、バッハモーツアルトベートーヴェンといった「クラシック王道路線」より、むしろ向いているのではないかと思ったほどでした。

理由は明白で、ヴィラ=ロボスに象徴される圧倒的情感の豊かさは、ジャズファンが日ごろ馴染んでいる情動喚起ポイントをダイレクトに直撃するはずだからです。理屈も何もなく感動したいというジャズファンに、これほど向いている音楽は無いのではないでしょうか。

この傾向は他の作曲家にも言えて、全体として中南米クラシック音楽界は、ポピュラー・ミュージックやジャズといった他ジャンル音楽との境界線が、伝統的ヨーロッパ世界よりいい意味であいまいなような気がするのです。典型的なのはエグベルト・ジスモンチで、私などは70年代に最初にECM音源を聴いたときから、彼のことを「新しいタイプのジャズ・ミュージシャン」だと思い込んでいたのでした!

また、近年のジャズ・シーンは、マリア・シュナイダーや挟間美帆などによる、ラージ・アンサンブル的表現が大きな影響力を持ちつつあり、「書かれた音楽」の強みも素直に認めるべき状況にあるように思うのです。加えてゴー・ゴー・ペンギンのような、クラシック音楽の影響を受けたジャズ・グループの活躍などを見るにつけ、今やクラシック音楽ジャズファンにとっても「他人事」ではない世界なのですね。

そうしたことを取り払ったとしても、クラシック音楽が伝えてくれる感動の力は、ジャズファンにも十分に伝わるはずです。その理由は、何よりジャズファンクラシックファンも、共に演奏を受け身の姿勢ではなく、積極的に「聴きに行く」という姿勢でまったく同型なのです!


以下当日のメモをご紹介いたします


1, ヴィラ=ロボス:ブラジルバッハ第2番〜第2楽章:アリア

濃厚な艶とコクがある音楽。はっきり言って、まったく「バッハ的」とは思えないが特有の不思議な心を時めかす魅力がある。それは何かに憧れる情熱、パッションが音となって迸り出ていることの凄み、不思議だろう。たいへん魅了された。


2, ツィポリ:スペインのドメニコ修道会皇帝のレティラーダ

いかにもバロック音楽という感じではあるけれど、特有の温度感というか熱気が感じられる。彼は宣教師なので宗教的情熱が音楽に反映されているのか。


3, チャベスバレエ音楽「馬力」組曲〜第3楽章「熱帯地方」

明るく祝祭的で光を感じる。ポジティヴな意志の音楽。後半になると、エキゾチックで魅惑的な旋律が現れる。親しみやすさの中に宗教的な情熱も感じる。これも、かなり気に入った。


4, レブエルタス:センセマヤ

はじまると同時にガレスピーの「新大陸」を思い出す。作曲したラロ・シフリンは明らかにレブエルタスの影響を受けている。こういう発見は実に面白い。それだけに極めてジャズ的で、これはジャズだと言われてもまったく違和感がない。それと同時に、レブエルタスが「メキシコストラヴィンスキー」と言われたのも実に納得。まさにメキシコ版「春の祭典」だ。いや、だとすると、ストラヴィンスキー自身がかなりジャズ的だったのかも…


5, レブエルタス:マヤの夜〜呪術の夜

壮大かつ情熱的でリズミカル。ダイナミックでスケールの大きな音楽。パーカッションの扱いがかなり大胆で、この演奏もかなりジャズ的。ジャズ・アルバムにこの楽曲が混ざっていてもまったく違和感はない。変奏曲の形式をとっているので、まるで万華鏡を覗くような多彩な気分の転換が味わえる。


6, バリオス大聖堂

素朴ながら力強い音楽。


7, ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番〜ブラジルの魂

極めて情熱的な音楽で、何ものかを希求する気分が強烈に溢れ出ている。


8, ヒナステラハープ協奏op.25〜第1楽章

上品でおしとやかな楽器というハープのイメージを刷新するダイナミックな演奏。この楽曲に限らないが、「ラテンクラシック」は一般にダイナミックで躍動的かつドラマチック。そういう意味では極めてジャズに近いテイストを持っている。


9, ピアソラパチュ

パッションノスタルジーの音楽。聴き手に、なぜかしら心地よく少しばかり甘酸っぱいような「懐かしさ」の感情を呼び起こす。もちろんピアソラの楽曲の力なのだろうが、「ジャズ耳」で聴くと、その「力」の源泉はギドン・クレメールの比類のないヴァイオリンの響きにあるように感じた。こうした部分の魅力はジャズを聴く快感と全く変わらない。素晴らしい演奏だ。クレメールが好きになった。もっと聴いてみよう。


10, ピアソラ:タンガーソ

情念イマジネーションの音楽。しかし暗い。改めてピアソラの凄さを実感。そしてジャズでは表現しにくい音楽的効果を実感した。それは、ハーモニーの魅力であり、複数の音の対比の面白さだ。これは「書かれた音楽」の絶対的強み。


11, ピアソラ(S.アサド編):トロイ組曲〜ばくち

息の合ったギターの超絶技巧が凄い。ギター音楽の魅力。響きの力強さが印象的。ダイナミズム打楽器的な衝撃力が圧倒的な演奏だ。


12, ジスモンチ:フレーヴォ

アサド兄弟の演奏は素晴らしいが、確かにジスモンチのギターとは明らかに違う。


13, グァスタヴィーノ:3っつのアルゼンチンロマンス〜サンタ・フェの少女たち

抑えた情熱を感じさせる。メランコリーな気分。それにしてもアルゲリッチのタッチの強靭さは特筆もの。


14, ブローウェル:高原の踊り

バッハビートルズを足したような自作曲だそうだが、どこかで聴いたことがあるような気がする。


15, ヴィラ=ロボス:ギター協奏曲〜第2楽章

壮大で荘厳な哀愁。深いギターの響きと、バックのオーケストラ・サウンドが醸し出す独特の響きが心に染み入る。確かにこうした音楽はブラジルの大地から生み出されるということが実感として伝わってくる。


16, ヴィラ=ロボス:ブラジルバッハ第4番〜第4番〜第1楽章:前奏曲

たいへん美しいがあまりバッハ的とは思えない。しかし素晴らしい。極めて情緒的というか深い哀愁を帯びた情念的な音楽。けれんみのない深い情感が圧倒的な力で訴えかけてくる。不思議な気分にさせられる音楽。非常に濃い音楽。ある意味で過剰でヤバい音楽だ。


追記すれば、「無展開音楽」の凄みと同時に、展開された音楽である伝統的クラシック音楽の聴き所、精緻さも映し出してくれ、私のクラシック理解にとって大きな「気付き」の体験となりました。


最後に、講演が終わった後の「雑談」が思い切り音楽的に濃い内容で、たまたま編集者の方がレコーダーを回しており、これもまた新刊のお楽しみとなるはずです。再び、乞うご期待!!!

2017-08-21

[] 08:25 を含むブックマーク のブックマークコメント

第619回 『いーぐる連続講演』  横断的クラシック講座  8月12日


中南米クラシック音楽〜ヴィラ=ロボスを中心に」

選曲・解説   林田直樹


〜密林への導入〜

●ヴィラ=ロボス:ブラジルバッハ第2番 〜第2楽章:アリア

エイトル・ヴィラ=ロボス指揮 フランス国立放送管弦楽団

EMI


〜18世紀にパラグアイを訪れた宣教師

●ツィポリ:スペインのドメニコ修道会皇帝のレティラーダ

クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)

Camerata Tokyo


メキシコ音楽の父〜

チャベスバレエ音楽「馬力」組曲 〜第3曲「熱帯地方」

アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮 フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ジ・アメリカス

Sony Classical


ストラヴィンスキーの影響〜

●レブエルタス:センセマヤ

エサ=ペッカ・サロネン指揮 ロサンジェルス・フィル

Sony Classical


先住民の記憶〜

●レブエルタス:マヤの夜 〜呪術の夜

グスターボ・ドゥダメル指揮 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

Deutsche Grammophon


パラグアイのギターの聖者〜

バリオス大聖堂

鈴木大介(ギター)

Bellwood Record


〜白いインディオ

●ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番 〜ブラジルの魂

アリーナ・イサベル・ファン・バレンツェン(ピアノ

EMI


前衛への接近〜

ヒナステラハープ協奏曲op.25 〜第1楽章

グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) ベルトラン・ド・ビリー指揮 ウィーン放送交響楽団

RCA/Sony


〜異質なものをやる理由〜

ピアソラパチュ

ギドン・クレーメルヴァイオリン)、ヴァディム・サハロフ(ピアノ

Nonesuch


クラシック作曲家としてのピアソラ

ピアソラ:タンガーソ

マイケル・ティルソン・トーマス指揮 ニュー・ワールド交響楽団

Poligram


ピアソラと交流した演奏家たち〜

ピアソラ(S.アサド編):トロイ組曲 〜ばくち

アサド兄弟(ギター・デュオ

Nonesuch


超絶技巧継承

●ジスモンチ:フレーヴォ

アサド兄弟(ギターデュオ

Nonesuch


アルゼンチン詩人

●グァスタヴィーノ:3つのアルゼンチンロマンス 〜サンタ・フェの少女たち

マルタ・アルゲリッチピアノ)、マウリシオ・ヴァリーナ(ピアノ

Werner Classics


キューバの巨匠〜

●ブローウェル:高原の踊り

レオ・ブローウェル(ギター)

Disc o Caramba/Ahora-corporation


ブラジルの憂いと悲しみ〜

●ヴィラ=ロボス:ギター協奏曲 〜第2楽章

アンドレア・ビッソーリ(ギター) ファビオ・メケッティ指揮 ミナスジェライス・フィル

Naxos

●ヴィラ=ロボス:ブラジルバッハ第4番 〜第1楽章:前奏曲

エイトル・ヴィラ=ロボス指揮 フランス国立放送管弦楽団

EMI