Hatena::ブログ(Diary)

activeエレン このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2012-12-25-Tue

ヱヴァQ同人誌アウトテイク(ネタバレあり)

大晦日、冬コミに参加します。個人誌『綾波レイはどこへ消えた?』を頒布します。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qについての感想文であり、綾波レイについての個人的な思いを書き殴ったものであります。
東ヒ57b「書肆言葉言葉言葉」
そこで、今日は、同人誌に掲載しなかったアウトテイク(ボツ原稿)を掲載します。いちおう書いておきますが、ネタバレ注意です。

想像を越える新展開

劇場公開の前日、特別にテレビ放映された、『Q』の冒頭シーン、アスカとマリがエヴァに乗り、宇宙空間にある「何か」を回収していた
彼女たちが回収したのは、エヴァ初号機
碇シンジが目覚めたとき、彼は拘束されていた
葛城ミサトや赤木リツコ、その他の良く知らない者たちがいた
『破』のラストで何か重大な事件が起こり、実はあれから十四年経過していた

ここはネルフ本部ではなく、巨大な戦艦ヴンダー
ヴンダーは、エヴァ初号機を動力源としているのだという
シンジとエヴァ初号機のシンクロ率は限りなくゼロであるという
そして、シンジは、初号機に乗れば殺すと脅される
何か分からない理由で、奴隷のような扱いを受けるシンジ
シンジだけが十四歳の精神と肉体
初号機のなかに綾波レイは居なかったと、赤木リツコは言っていた

前作『破』のラストでエヴァ初号機に取り込まれたシンジ。その状態から目覚めた彼は、直前(と彼が記憶している『破』のラスト)とまったく異なる世界に戸惑う。シンジを取り巻く、良く知っている者たちは、なぜか風貌が変わっていて、しかも、シンジに対し、非常なまでに冷酷である。
人権を取り上げられたような状態のシンジは、綾波レイの声を聞く。そして突然現れた、かつて綾波レイが操縦していたエヴァ零号機に良く似たロボットに誘われるまま、ヴィレを去る。

廃墟と化したネルフに連れてこられたシンジは、自分をヴィレから助け出した綾波レイが、過去のことを何も覚えていないことに、戸惑う
シンジは、不思議な少年、カヲルと出会う
父親であるゲンドウはシンジに「時が来たら、エヴァに乗れ」と、一言だけ
そして、シンジは、冬月やカヲルから、真実を告げられる
『破』のラストで、シンジが綾波を使徒から救おうとした行為によりサードインパクトが勃発したこと
綾波レイが、シンジの母親のコピーとして作り出された亜人間であること

綾波レイの「ぽかぽか」など、もうない
シンジに冷たい登場人物
シンジが行動すると悪いことが起こる
のび太や諸星あたる

行き場のないシンジ
ネルフに行ってもそうだった
そこにカヲルが現れる

エヴァ初号機に槍を指した渚カヲルや、勝手にエヴァ弐号機を操縦していたマリは、あの後どうやってメインの登場人物たちと合流したのだろう。そういう説明は、一切なかった。

ショックだった点

『Q』の登場人物は飯を食うイメージがない。あれだけビールばっかし飲んでたミサトさんとかもういない。シンジだけがツインピークスみたいな何かを食ってるだけ。マリはエヴァのなかで何か飲んでた。LCL無視。
『Q』の世界だと日本とか国として存在しているのかも不明。ヴィレの資金はどこから出ているのかとか。ネルフとかもっと分からん。食事や衣服が自動的に出てくる。ピングドラムみたいな世界なのか? ゼーレとかすでに存在価値が無くなってるようだし。

残念だった点

ヴィレのクルーの描写はしびれるほどかっこいいんだけど、色々と足りない。戦艦としてのリアリティが欠けている。ヴンダーであれ?って感じたのは、本格的な対艦戦をやってないことかなあ。ただデカいのを飛ばしましたみたいな。敵の戦艦がないってことが面白くないし、どこからどこに向かって飛んでるのかもいまいち分からん。ただ周回ルートを回っているのか? 船を飛ばすなら地図みたいなの出してくれないと何かリアリティ不足というか、そんな感じ。

電源ケーブルを引きずって戦っていた。もはやエヴァが動かないという事態は起きない。だから、地続きという感覚が薄れてしまう。

アスカの能動性と宮村優子の距離感


ウェブでの反響

ファンのブログでは、この「分からなさ」こそが本来のエヴァなのだという論調が、目立っていた。私のような綾波ファンにとっては想像の域を越えないのだが、アスカファンは『破』に不満だったと想像する。そのようなアスカファンは『Q』を楽しめたのだと想像する。批評家受けが悪かった『破』、批評家受けが良い『Q』。批評家はアスカ寄りな印象。アスカ派は例外なく理詰めのインテリで、ぼくのような盲目的に綾波が好きだというファンに勝ち目はない。

はてなユーザーのみコメントできます。はてなへログインもしくは新規登録をおこなってください。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/eal/20121225/p1
Connection: close