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2013-04-06-Sat

大阪文学フリマと超文学フリマでまとめ個人誌を出します

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 お久しぶりです。冬コミで出した『綾波レイはどこへ消えた?』(http://d.hatena.ne.jp/eal/20121230/p1)をお買い上げいただき、ありがとうございます。今までのなかで一番売れたのではないでしょうか?
 さて、今月開催される、大阪で行われる文学フリマと、超文学フリマにて、ぼくの個人誌を頒布します。サークルは毎度おなじみの「はなごよみ」http://osito.jpです。大阪で初の文フリ、ぼくは遠いので行けませんが、関西でぼくの本に興味のあるかたは、ぜひともよろしくお願いします。超文学フリマには参加します。

2013年4月14日(日)「第十六回文学フリマin大阪」
堺市産業振興センター イベントホール
11:00〜16:00
H‐15「はなごよみ」
http://bunfree.net/
2013年4月28日(日)「超文学フリマ」inニコニコ超会議
幕張メッセ
10:00〜17:00
ウ‐14「はなごよみ」
http://bunfree.net/
http://www.chokaigi.jp/
http://www.chokaigi.jp/2013/event/bunfree.html

文学フリマとは編集


 今回出す新刊は、『ひきこもり博士の[ハロプロ][萌え][エヴァンゲリオン]研究日誌』です。なにやら長いタイトルですねえ。
 これはですね、現時点での新刊『綾波レイはどこへ消えた?』を除いた既刊コピー誌4冊をまとめた本なんです。ぼくの本で初めてのオンデマンド印刷です。頒布価格は800円。COMIC ZINへの委託も予定しています。
 表紙の画は、10年前にぼくが描いた「みか」です。モーニング娘。結成より前なので、実際にはもっと昔ですね。日付を残してなかったので正確には覚えていません。これはぼくの描いた画のなかで最も優れていると思って表紙にしたのですが、印刷に出してから、デッサンの狂いに気づいた。まあでも、ぼくの文章と同じく「おかしい」ところが出てしまっているので、ある意味ふさわしいのかもしれません。

 「はなごよみ」の押井さんid:ositoによる個人誌紹介記事と、見本内容PDFです。ご覧ください。

正かな同人誌の第4号と萌えぎのさんの評論まとめ本を文学フリマで出します - 「はなごよみ」公式ブログ
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http://kan-chan.stbbs.net/dojin/b16b01_preview.pdf


 押井さんは、ぼくの本をこのように評しています。

萌えは恋の保存装置
 本書の中で、私の心に一番響いた言葉です。
 「萌え」という言葉ほど説明の難しい言葉はありませんが、憧れの気持ちや恋心を砂糖漬けのようにずっと保存して何度でも味わいたい、こんな気持ちこそが「萌え」なのかもしれません。
 また、アイドルオタク視点から見た「萌え」や「オタク文化」は、私のようなアニメオタクには新鮮に見えましたし、アニメの「萌え」を理解する上でも、きっと良い「補助線」になるでしょう。
 ご好評をいただいた「萌えはお菓子」「はてなオタク」「ひきこもりのアイドル論」「さよならエヴァ」の四冊に、書き下ろしを追加。是非お読みください。
正かな同人誌の第4号と萌えぎのさんの評論まとめ本を文学フリマで出します - 「はなごよみ」公式ブログ


 たぶん、これはぼくの戦いの記録だったと思います。
 一冊目『萌えはお菓子』で、ぼくは萌えおたくの定義を行おうと試みました。アニメから遠ざかって、すでにハロプロファンでしかない自分が、どの程度のおたくだったのか、また、ハロプロファンから萌えと呼ばれる現象とはどのようにみえるのか。結果的にそれは、ずっと自分がこだわっている何かを、どうやって他人に伝わる言葉にしていくかという挑戦でありました。この頃はまだ、自分のなかにあった、「論」を書いてみせようという痕跡が残っています。
 二冊目『はてなオタク』は、はてなブックマークが熱かった頃の思い出です。Web2.0という流行語があって、その代表であるはてながいかに素晴らしいのかということを書きました。そしてぼくは、はてな内でみられる争いのようなものに興味があると思い込んでいたけれど、実はそれに興味なんてなかったことに気づいたのです。ぼくがはてなを使うようになったのは、当時のモーヲタはてなに多かったからだし、はてなキーワードが優れたCGMだったからなのですが、キーワード編集でのトラブルにも関わりたくなかった(こちらから攻撃なんてしたくない)し、はてなの一部でみられる言い争いが面白そうだなあと思っていても、そこに自分が入っていって勝てる自信はなかった。だから、はてなのことを書いてはてな村で話題になるような(誰かを煽るような)文章には、ならなかった。それでもいいじゃないかと気づいたのが、この頃でした。そして、『萌えはお菓子』と『はてなオタク』は、おたくインターネットとの関連について、ぼくが感じたことのまとめでありました。
 三冊目『ひきこもりのアイドル論』でぼくは、いよいよハロプロの魅力について書こうと決意しました。『萌えはお菓子』と『はてなオタク』で、ぼくは「論」が書けないんだなあと気づいたので、最初からそういう気分で書きました。アイドル戦国時代という流行語などのせいで多少意味が歪曲されつつあるアイドルという言葉とその現象についての、ぼくなりの反論を書いたのかもしれませんが、始めから「論」にするつもりはなかったので、あくまでも個人的なエッセイです。
 四冊目『さよならエヴァ』は、エヴァ綾波レイのことしか書いていません。綾波の魅力について、書ける限り書いたつもりです。そして、今回、自分がググること(検索)をしない人間である不思議について書きたくなって、結果的にそれは、ぼくが二次創作について興味のないことの告白になりました。なぜエヴァ二次創作が苦手なのか。それは、あまりにもエヴァが好きなので、他人に勝手に「書き換え」られたくないという思いなのかもしれません。ところで、この個人誌は『ひきこもりのアイドル論』で書けなかった、続きとなっています。ぼくのなかでモーニング娘。エヴァは地続きになっていて、それはやはり、世界と自分との関わりの物語でした。エヴァさよならするというのは、作品を批判するという意味ではなくて、決着を付けようということでした。ぼくはもうエヴァファイブスター物語にしか興味がなくて、最近のアニメ漫画は知りません。だから、アニメに詳しいという驕りと、さよならしたかったのです。それでもぼくは綾波レイが好きだし、もうそれでいいじゃないか。そう書いた時点で、ぼくの執筆は休止しました。だから、ここでこれまでをまとめようと思ったのです。

 まとめるにあたり、あらためて自分の文章を読み直し、ここが足りないと感じる点はいくつかあったのですが、結局それは書けなかった。時間はあったけど書けなかったのです。なので、そのまま掲載しました。書けなかったということは、それはぼくが書きたいことではなかったとしか言えないのだと思います。細かい修正は行ったのですが、それはこれまでコピー誌を購入していただいた方への楽しみとして、あえてここをこう直したと補足はしていません。なお、上記で押井さんが書いている「書き下ろし」とは、執筆裏話ですね。

 これまでのまとめ。今これをやっておかないと、という思いがありました。それは、おたくについて考え続けてきた自分にピリオドを打とうと思ったからです。四冊のコピー誌を通してぼくは、そこにばかりこだわっていた。だけど、もう同じ話を繰り返さなくてもいいじゃないか。だから、このまとめ誌を読めば、おたくとは何かが分かるかもしれません。あくまでも、この萌えぎのエレンという一個人の感じたところでしかありませんが、サンプルになればいいなと。

 そして、タイトルからも分かるように、ぼくには斎藤環コンプレックスがある。そういう内容でもあります。


 なぜぼくは最初ウィンドウズではなくマックを買ったのか?
 それはぼくのミーハー気質からだった。そういう気分も書いた。

 はてなブックマークが熱かった頃の話。

 はてなブックマークは共有資産であると。

 ぼくなりのインターネット研究

 ググらない自分。

 はてなブロック機能があったら、はてな辞める。
 はてなは乱暴なところがあるけど、そこも含めて好きだ。そういうことも書いた。

 第2回モーニング娘。学会で配ったコピーのやり直し。
 そしてそこに書かれていた少女を誰か覚えているだろうか?

 ぼくがハロプロを好きな理由。
 そして、いわゆるアイドルへの批判。
 派遣社員アイドルへの批判。
 そう読んでもらっても構わない。

 どうして、いわゆるアイドルが好きではない自分がハロプロを好きでいられるのか?

 元アニメおたくとしての未練か?


 あとがきには、モーニング娘。学会の思い出も書きました。どうしてぼくがそこに居たのか? ぼくが個人誌を出すきっかけとなった、あのストレンジでエネルギッシュな会合。このまとめ誌は、学会で出来なかった「宿題」だったのかも、しれないのです。

 そんなわけで、どうかよろしく(●´ー`)

追記(4月13日

 押井さんによる個人誌紹介記事と、見本内容PDFを追記しました。
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 http://kan-chan.stbbs.net/dojin/b16b01_preview.pdf

 そして、同じく「はなごよみ」で頒布する新刊『正かなづかひ 理論と實踐 第4號』も、面白そうなので紹介しておきます。
 正かな同人誌の第4号と萌えぎのさんの評論まとめ本を文学フリマで出します - 「はなごよみ」公式ブログ
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 http://kan-chan.stbbs.net/dojin/b16a01_preview.pdf

 きのう知ったのですが、あるブログが話題になっていまいた。

 ハイタッチ一つで人生観が変わってしまったかもしれない日 - あままこのブログ
 「ハイタッチ一つで?」に対する反応のまとめ - Togetterまとめ

 アイドルマスターのイベントのハイタッチを体験して、その瞬間にスイッチが入ったように何かが変わった。

 アイドルには、そういうちからがある。
 理屈じゃなくなる。
 体験して何かが変わる。

 ぼくは一応ハロプロファンなので、アイドルファンのそういう話は知っています。アイドルを好きになるきっかけがそうだったという。

 アイドルには、そういうちからがある。
 しかし、ぼくの場合、「それ」は現場じゃなかった。

 ぼくは元々、アイドルファンを下に見ていたおたくでした。その点でぼくは、あままこさんと同じだったでしょう。それがどういうわけか、ハロプロファンになった。ぼくの新刊まとめ個人誌には、その理由も書いてあります。
 ぼくは握手会のような接触系のイベントには興味がない。あままこさんの、アイドルファン気持ち悪い→ヲタ芸アイドル現場必要、のような転向が極端だと感じるひともいるかもしれません。しかし、感じ方はひとそれぞれで、それでも、アイドル自身がエクスタシーを感じるのであれば、アイドルは肯定できる。アイドルの魅力とは、考えるものではなく、感じるもの。「論」ではなく、感じ方が優先された。それは「萌え」もそうだった。だからぼくは、元々は斎藤環東浩紀から始まったこの自らの「宿題」で結果的に「論」を捨てた。今回出すまとめ個人誌をお読みいただければ、それが分かってもらえると思います。

参考

 この件(「ハイタッチ一つで?」に対する反応のまとめ - Togetterまとめ)で、mokomokoさんは、次のように書いていました。

同じCDを同じ人に何回も売るための握手会なんてごく最近までありませんでしたよ。負担というか、タレントに割かせるリソースの問題です。握手させたりせこせこブログやモバメやらせている時間があるんだったらもっと歌やダンスに集中させてほしいんですよ、歌手のファンは。
http://togetter.com/li/486486#c1035849
http://twitter.com/mokomoko/status/322648434601508864
わざわざこちらに来ていただかなくてもわたしとしては結構です(ようこそと言っている人もいるけれど)、というだけです。本気で来るなとは言っていませんよ。来るんだったら、ぜひパフォーマンスを観て、トークも聴いて、タレントさんの芸に報いてあげてくださいということです。
http://togetter.com/li/486486#c1035853
http://twitter.com/mokomoko/status/322648923669938176


追記(4月26日

昨日開催された大阪の文学フリマにて、まとめ個人誌を頒布しました。ぼくは参加できなかったのですが、はなごよみに立ち寄ってくださった皆さんやお買求めくださった皆さん、有難うございました。関東での頒布は今月28日「超文学フリマニコニコ超会議2(幕張メッセ10:00〜17:00)ウ‐14「はなごよみ」です。
その新刊が早くも通販開始
http://kan-chan.stbbs.net/dojin/order.html
会議2の入場料がかかるので…という方は通販で。あ、超文フリにはぼく居ます(●´ー`)

追記(5月1日



ということで、超文学フリマも無事に終了しました。はなごよみに立ち寄ってくださった皆さんやお買求めくださった皆さん、有難うございました。色々と面白いことがあったのですが、それはまた後で。

http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20130428

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