レヴィナシアンあるいは「呪われるべき存在」10


 デリダキェルケゴール潜在的可能性を認めたことは

 後期デリダの思想変容を物語るものであるかどうかは

 わかりません。



 デリダが『死を与える』で宗教哲学に深くコミットするように

 デリダ研究者、高橋哲哉さんも『靖国問題ちくま新書)』を

 著してから積極的に宗教哲学を問い始めています。



 ところで、「全焼の生け贄」といえば「ホロコースト


 ebaponにとって高橋哲哉さんは

 

 

 クロード・ランズマン監督『ショアー』(1985仏)の紹介者として現れた。


 今、その人が、満之を問わんとしている。




 ポストモダンの旗手として、

 すでに清沢満之を問うた存在として

 今村仁司(1942-2007)がいた。


(写真はDVD「ショアーamazon DVD四枚 9時間半の映像
 本は鵜飼哲+高橋哲哉ショアーの衝撃』(未来社))