青島温州、大津みかん

この2種類の温州みかんは、海南市の産直店で買ってきた。我が家では、お正月が済むと、温州みかんから晩柑類へ乗り換えるので、通常ならば温州みかんへの興味はなくなるところなのだが、また新たに未知の品種が見つかったということで、購入することになった。どちらのミカンも、温州みかんにしては大型の部類で、値段も安目だったので、あまり期待していなかった。

●青島温州
このみかんは、大粒のものが6個入って一袋が120円だった。大きいものは水臭いものと思っていたら、意外と甘かった。



(2014/01/28 撮影)

Wikipedia の温州みかんの解説によれば、静岡県静岡市の青島平十氏によって1978年に発見されたらしい。


●大津みかん
こちらのみかんも、大粒のものが6個入って一袋が150円だった。




(2014/01/28 撮影)

こちらは、1964年に神奈川県足柄下郡湯河原町大津祐男氏によって、十万温州を母体にポンカンを受粉させた珠心胚実生から選抜した系統らしい。

ポンカンをかけ合わせたせいなのか、2種類を並べてみると、左側の大津みかんの方が、色が薄い。味の方も、食べ比べてみると、大津みかんの方が水臭い感じがする。しかし、どちらのミカンも、高糖系品種の代表的なものらしいから、今回のものが本来の味なのか、断定出来ないだろう。

最近は、多くの晩柑類が出ているので、この時期の温州みかんには、値段からしても、あまり力が入っていないのかも知れない。