「探偵オペラ ミルキィホームズ」感想 「第2話 ポケットにパンを」

なんかもう3巻でちゃってるけど気にせずにマイペースで感想を書くよ!第2話は私が本作で一番好きなエピソード。数々の名台詞を生み出した回でもありますね。

前回:
「探偵オペラ ミルキィホームズ」感想 「第1話 屋根裏の入居者」 - EchizenBlog-Zwei


「第2話 ポケットにパンを」
タイトルの元ネタ「ポケットにライ麦を」はアガサ・クリスティのマープルものの一冊。これも読んでないな(あまりミステリ読まないことがバレる。。。)。

「昔はあんなに仲が良かった、ような」
開始早々スーパーお花畑タイムなコーデリアさん。なんとかマギカのサブタイトルみたいな事を仰っています。公式設定としてコーデリアは「お姉さん的存在であろうと頑張る」というのがあるけれど、お姉さん→ミルキィをまとめる→ミルキィは仲良く→ミルキィは仲良し→お花畑、という設定の解釈が突飛すぎて吹きそうになる。と同時に本作には私には私の琴線に触れる何かがあると予感したのだった。

「吸いましょう!」
今回の名台詞その1。うまうま棒一本(推定10円)にムキになるヒロインたち。斬新。ネロが食いしん坊なのは元ネタのネロ・ウルフに因んでいるのだと思うが、ゲーム版では「頭を使うから甘いものをよく食べる」となっていたのがアニメ版では最初にこういう描き方をされたせいか単に食い意地の張ったキャラに見えてしまう。ゲーム版とは最も印象が違うのがネロだと思う。

食堂 多すぎる料理長、美術室 小美神の黄昏
元ネタは以下のとおり。
 

根津とエリー
塩や醤油は無いと言っていたのに、エリーが七味欲しいといったら「それなら」と取り出すエリーに優しい根津(ラット)。公式ではなんとなく怪盗帝国とミルキィ4人にはそれぞれライバル関係みたいなの(シャロ→アルセーヌ、ネロ→トゥエンティ、コーデリア→ストーンリバー、エリー→ラット)がある気がしているんだけど(気のせい?)、その関係でエリーはラットとの絡みが多いのだと思われる。この辺、ゲームでもアニメでも結構あっさりしていたのでもっと絡みが見てみたいところ。ラットデレ面白そう。

ネロとコーデリア
2人がケンカばっかりなのは公式設定通りだけれど、アニメではコーデリアさんがお花畑仕様なのでネロだけが感じ悪く見えてしまう罠。本当は気配りのできるいい子なんですよネロ。

ネロとエリー
ここでネロがエリーを連れて出ていったのはネロが一番打ち解けているのがエリーだからなのだと思われる。小説版では最初にネロと仲良くなったのがエリーだったしね。カオス成分強めなアニメ版だけれど、根底の部分では設定に忠実なのが凄いところ。

「って、なんでですか〜」
シャロといえばこの台詞。かまぼこの初登場シーンなのだが、シャロの台詞のインパクトが強すぎてそっちに意識が行ってしまう。この台詞、多分当初は2話限りの一発ネタだったと思うのだが、この回であまりに人気が出たためか第9話で再登場したり「恋の調査報告書」の歌詞に使われたり、ミルキィBlu-Ray2巻のオビにも書いてあったりと大出世。

かまぼこでお花畑
うまうま棒に続いてかまぼこがコーデリアさんのお口に直撃。繰り返しはギャグの基本ですね。なにはともあれデリアさんの妄想お花畑が現実のものとなったのでした。よかったね。

「いかにも〜私が〜やりました〜」
探偵オペラここに開幕。そしてAパート終了。まだ前半なのにこれだけネタが詰め込まれてるとか恐ろしいアニメですねミルキィホームズ。どれだけ私を追い詰める気なのか。

牢獄に咲く一輪の花
キュア・ジャンヌダルク!(違。Bパート開始直後の「いいのよ、シャーロック・シェリンフォード・・・!」とかノリノリ過ぎて吹く。なんだこのアニメ。

ミルキィホームズ。捜査開始です!」
いよいよ本気を出すミルキィホームズ。と思いきやトイズが使えない以前に全然捜査できていなくて、トイズと一緒になにか別のものも飛んでいってしまったんじゃないかと心配になる。

問・題・解・決!
コーデリアさんの濡れ衣も晴れ、かまぼこの件も解決。最後はいい感じでまとまって終了。超絶展開が続いても最後はきれいに締めるのがミルキィという作品。ミルキィといえばカオスアニメという印象が強いけれど根強い人気があるのはキャラを大切に扱っているから、というのも忘れないようにしたいですね!

ネロとエリーがキャッキャウフフな小説版はこちら