昨日3年ぶりに新潟水俣病現地調査に参加

ecochem2007-09-30

2004年に初参加して大きな収穫を得ることができ,毎年参加しようと思いつつ3年が経ってしまった。今年の現地調査は,環境省国立水俣病総合研究センター・水俣病情報センターの方や水俣病不知火会患者会の方々も参加され,,総勢約70名で実施された。また,新潟県新潟市が後援になったこともあって,県・市の水俣病担当課,新聞社(3社)の参加と,テレビ局(2社)の取材があった。
新潟水俣にゅうもんコース,被害者話たっぷりコース,鹿瀬こだわりコースの3コースに分かれ,3台のマイクロバスにそれぞれガイド,サブガイド,事務係がつくというサービスぶり。私は鹿瀬こだわりコースで,草倉銅山の賠償協定が後の足尾銅山水俣病などの「見舞金契約」の原点になったことや,その鉱山跡地があるために阿賀野川流域ではカドミウム汚染米がとれる地域が散在していることなど,時間的にも空間的にも水俣病というものを見直す機会となった。


2007年新潟水俣病現地調査(2007/09/29)

終了後の懇親会にも初めて参加し,これまで講演会などでお話を聞かせてもらうばかりだった方々に挨拶させてもらったほか,冒頭の画像(分子モデルをカラーに差し替え)のように『塩化メチル水銀』の記事が1頁だけ載っているということで自己紹介では新「分子事典」の紹介もさせていただいた。A新聞・Y新聞・N日報の記者さんたちともいろいろな話をしたついでに「サイエンスカフェにいがた」の取材のお願いや記事掲載の御礼をさせてもらうことができた。
企画・運営に携わってくださった方々に感謝するばかりである。